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Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える Me and Honda, Career Hondaの人=原動力を伝える

技術力とコンサル経験を融合し、社会問題の解決を目指す

中途入社の武田 洋一郎の前職はコンサルファームのアクセンチュア。異業種からの転職を経た彼がHondaで担うのは、自身が大学時代から一貫して専門領域として育んできた通信技術を活かした二輪のコネクテッド領域です。Hondaに入社するまでの歩みを振り返りながら、今後自身が目指すものについて語ります。

武田 洋一郎Yoichiro Takeda

二輪事業本部ものづくりセンター コンポーネント開発部 電装開発課

学生時代から一貫して「通信技術」を専門領域としており、前職のコンサルティングファームでもコネクテッドカーの支援を担う。2018年6月にHondaに中途入社し、二輪の電装領域で既存の枠組みにとらわれない開発を実践している。

大学で電気通信技術を学び、専門性を活かす道へ

2018年6月にHondaへ入社した武田は、2021年2月現在、二輪事業本部ものづくりセンターコンポーネント開発部 電装開発課でアシスタントチーフエンジニアを務めています。複数回の転職をした結果たどり着いたHondaで、武田は大きな目標達成に向けて精力的に働いています。

山形で生まれ育った武田は、大学時代を仙台で過ごしていました。
工学部に入り電気通信分野を専攻して、アンテナに関する研究室を選びました。武田が研究室を選んだ理由は、アンテナの電磁気学の分野にチャレンジングさとおもしろさを感じたからです。

武田 「通信分野を選んだ理由は、2つありました。一つは、通信は人と人とのコミュニケーションに欠かせない技術であり、世の中に大きく貢献できる分野の一つであったことです。もうひとつは、難しいことへのチャレンジです。私は電磁気学の分野が難しくてよくわからないと思っていたので、深堀りしたいと思っていました。

そもそも無線とは何かという根本が理解できないまま通信分野に携わるのではなく、しっかり理解したいと考えていたんです。通信において最も基礎となるのが電波なので、研究室で学んで理解したいというチャレンジでした」

まずは構造や仕組みをきちんと学びたいという武田の考えは、子どもの頃からありました。

武田 「私は幼少期から、算数が好きでした。単純に何かを暗記するのではなく、原理を理解したうえで進めていくという志向性は、今思えば子どもの頃から続いているものですね」

大学で電気通信について学んだ武田は、新卒でベンチャー企業に入社しました。自身が学んだことを活かすため、海外向けスマートフォンの設計をする事業に携わりたかったのです。しかし、入社後1年でその事業がなくなってしまい、転職することになりました。

武田 「第二新卒として就職活動をしていた時に、外資系通信機器メーカーがちょうど第二新卒を募集していたんです。自分の専門分野を活かしながら働けるとわかったので、その会社に転職しようと決めました」

技術をビジネスにつなげる力を身につけるため、コンサル会社に転職

外資系通信機器メーカーで、武田は7年間働きました。当時はiPhoneが登場しスマートフォンが爆発的に普及しはじめた頃だったので、武田も通信キャリア向けに3Gや4Gのインフラ整備に携わったのです。

しかし、スマートフォンの普及が一段落してからは、次のビジネスを自分で考えなければなりませんでした。次のビジネスを見つけることは、武田にとって困難でした。

武田 「当時のコアビジネスは、基地局をどのように設計し導入すれば良いか計画を立て、その後をフォローアップするものでした。そしてある程度基地局の整備が落ち着いて通信キャリアが投資を絞ったとき、こちらはビジネスがしぼまないよういろいろな提案をしました。

たとえば、他のサービスと合わせて通信サービスを提供するなどですね。技術を持ち寄ってお客様への提案を続けていたのですが、なかなか採用してもらえませんでした。

そういう状況では、会社に貢献できません。会社にいても、うまくビジネスにつなげられないというもどかしさがあったんです。そのため、技術をビジネスにつなげる力を身につけたいと考えはじめました」

そんなとき、コンサルティング会社のアクセンチュアでお客様と一緒にビジネスを作り出していると知りました。

武田 「それまで私は技術を専門としてきましたが、技術だけでは駄目なんです。いくら技術があっても、世の中のニーズから外れていたりビジネス性がなかったりすると、結局は使えないものになってしまいます。

きちんとビジネスにつなげられて、はじめて技術は成り立ちます。だから自分も、技術を磨くだけでなく次のビジネスを作り出す能力を身につけたいと思い、転職することにしました」

アクセンチュアでは、比較的やりたいことを実現できました。

武田 「通信事業者やメーカーに対し、通信に関する新しいサービスの提案や戦略立案をしたり、コネクテッドカーに関するプロジェクトに携わったりしました。新しいビジネス作りについて、いろいろ学ばせてもらいましたね。

コネクテッドカーについては、自動車メーカーの人たちが最前線に立ち、本当にビジネスとして成り立つのか仮説を立てたうえで、やってみないとわからないという考えのもと推進している印象でした」

コンサルティング会社でコネクテッドカーに関わったことが、後のHondaへの転職につながっていきます。

ビジネスの目的が、自身の成長から社会問題解決にシフト

武田がコンサルティング会社からHondaへ転職しようと決めたのは、直接事業を行なえる立場で仕事がしたいと考えるようになったからです。

武田 「コンサルティング会社でいろいろな経験をしたことで、どのようにビジネスを推進すれば良いかが見えてきました。そして次に何をしようかと考えたときに、コネクテッドカーを推進するため最前線で働いている人たちのように、自分で責任と裁量を持って仕事がしたいと思ったんです。

当時の自分はコンサルタントだったので、あくまで提案する立場であり、自分が表に立って責任を持って事業を推進する立場ではなかったんです。そんななか、Hondaで仕事があると紹介されて話を聞いてみることになり、面接を受けたのが入社のきっかけでしたね」

コンサルタントとしてコネクテッドカーに携わりながらも、実際のところコネクテッドカーの価値については疑問があった武田。モヤモヤとした感情を払拭しHondaへの転職を決めたのは、面接でHondaが通信にかけている想いを聞いたからでした。

武田 「面接で、Hondaが交通事故死者数削減という目的のために通信技術を活用しようとしていると聞きました。それまでは、自動車メーカーがなぜコネクテッドカーを推進しているのだろう、本当にビジネスとして成り立つのだろうかと悶々としていたんですが、その目的を聞き、社会課題の一つである交通事故削減への自動車メーカーとしてのチャレンジとして活用しようとしていることがわかったんです。

それまでの私は自分の専門性や能力にこだわり、仕事における最終的な目的は持てていませんでした。でも、Hondaの目標を聞き、自分の成長から社会問題解決にいかに貢献できるかという点に仕事の目的が切り替わりましたね」

他メーカーと協力しながら、安全な車社会を作り上げる

Hondaへ入社してから、武田は通信を使った安全領域の実現を目指しています。主に取り組んでいるのは、車と車を通信してライダーやドライバーに警告を出し事故を防ぐ車車間通信と、事故が起きたときに自動で緊急通報する仕組みです。

武田 「私は特に二輪の立場から見ていますが、四輪とぶつかって起きる事故が多いです。死者もやはり二輪のほうが多いんですが、事故を減らすためには四輪側と通信できることが重要になるので、四輪の車車間通信担当者と適宜会議をしながら進めています。

車車間通信をするためには自分も相手も同じ通信をしなければならないため、理想は普及率100%です。普及のハードルは高いですが、車車間通信に関しては欧州で他メーカーが出しはじめたので、今後広がってくると考えられる波に乗って世の中に出したいと思っています」

特に車車間通信は、他メーカーとの標準化が非常に重要です。自分たちだけで進めてしまうと、他と通信できなくなってしまいます。そこで標準化のために他メーカーとコンソーシアムを組み(※)一緒に仕様を作っているのです。

武田 「100%という普及が理想で、私たちはそれに近づける努力をしなければなりません。車のライフサイクルは10~15年間なので、今車車間通信を新車に搭載したとしても100%の普及達成には非常に長い時間がかかります。

そのため、新車に搭載するだけでなく後付けできるようにしたり、国の補助金が出たりすれば一気に普及すると思います。そういったところも合わせて考えていき、安全に結びつけていきたいです」

技術が進歩しても、ニュースでは毎日のように交通事故について報道されています。武田は報道を目にするたび、安全な車で人を救いたいと考え仕事のモチベーションにつなげています。もうひとつ、武田のモチベーションにつながっているのは、協力している他メーカーの存在です。

武田 「二輪でも四輪でも他メーカーの担当者と話す機会が多いんですが、異なる考えを持っている外部の方とコミュニケーションを取ることは、刺激になります。

細かい考え方は違っても、安全性を高める技術で人の命を守るという使命感は、どのメーカーの担当者も同じように持っています。他社と協力して安全な車社会を作り上げていくことは、やりがいも感じますね」

何度か転職するなかで、自己成長から社会問題解決へと仕事の目的が変わり、より強い使命感を持って通信分野に携わるようになった武田。交通事故死者数削減というHondaの目標を達成するために今日も走り続けます。

(※)CMC: Connected Motorcycle Consortium(https://www.cmc-info.net/

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