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ボトムアップの風土からくる、物言う経理

事業管理本部経理部会計課で働く中村 勇介は、ボトムアップの風土で自身の意見を発信する機会を得ながら働いています。会計士の専門性を持ち、中途採用でHondaに入社。製作所での勤務を経て、本社の経理部で活躍する中村の考えをご紹介します。

*本コンテンツは2020/12/24に中途採用サイトで公開したものを一部編集しています

中村 勇介Yusuke Nakamura

事業管理本部 経理部 会計課

大学卒業後、国内有数の監査法人に入社。公認会計士として、さまざまな業界・クライアントの監査業務に7年間携わる。30歳を目前に「身につけた専門性を新しい領域で活かしたい」と思い、2013年Hondaに中途入社。埼玉製作所という“ものづくりの現場”で会計実務を経験した後、2016年12月に本社に異動。主に連結決算業務を担当している。

求められるのは「自分が経営者ならどうするか」という視点

2013年にHondaに中途入社した中村 勇介は、2021年現在、主に連結決算業務を担当しています。国内外のグループ各社から出てきた数字を整理し、連結決算の速報数値にまとめ、役員に伝えるのが仕事です。

中村 「ただ数字をまとめて報告するだけでは務まらないのが、Hondaの経理。Hondaの経営が発信するさまざまな数字は、世界中のステークホルダーに大きな影響を及ぼします。それによって、日本の経済状況も変わってきます。

この数字をもとに経営判断をしてくださいと胸を張って言える正しい情報を、私たちはいち早く経営に伝えなければなりません。世界各国のビジネスで何が起きているのか、正しい会計処理が決算に反映されているかなど、裏付けのための踏み込んだ情報収集が求められます」

Hondaの経理には、役員や上司との距離が近いという特徴があります。経験豊富な上司が日常的にアドバイスをしてくれるので、自分に求められていることは何か、どうすれば仕事に付加価値を付けられるかをよく考えて行動するようになりました。

中村 「部下がやりたいと考えていることを上司が尊重してくれるのが、Hondaらしさです。私は連結決算業務で培った知識や経験を踏まえ、自らの知見をさらに広げ、重要な情報は周囲のメンバーにも積極的に発信して、チームとしてノウハウを活用できるように努めています。

通常業務ではない会社全体の利益となる積極的な行動を、上司も応援してくれています」

Hondaにはボトムアップの風土があるため、役員にもきちんと意見を伝えられます。

中村 「数字に対する役員の解釈と理解が異なれば、私から意見を述べます。私の意見が間違っていても叱られることはないので、意見がとても言いやすいですね。Hondaという企業の30年後や50年後に関するディスカッションでも、自分の意見を遠慮なく発信できます」

Hondaに入社してから、中村は“自分が経営者ならどうするか”という視点であらゆる情報に触れるようになりました。

中村 「たとえば新聞を読むときは、すべての記事に目を通し、どのようにHondaとつながっているかイメージしています。そのニュースがHondaにとって良いことか悪いことか、一度自分で仮説を立てて行動することで、はじめて経営に正しい情報を伝えられると考えています」

数字の向こうにある想いを三現主義で把握し、
次のチェンジをつかむ

中村は新卒で大手監査法人に入社し、公認会計士として7年間監査業務に携わりました。会計監査業務を中心に専門性を磨いていましたが、30歳を目前にして別の領域で専門性を磨き高める経験を積みたくなり、転職を決意します。

中村が転職先を決める際に重視したのは、自分がプレイヤーとして動けるかどうかでした。

中村 「監査法人時代は、メーカーを中心にさまざまなクライアントを担当し、提案もしました。しかし、自分はやはり外部の人間なのだという実感が強まるばかりだったんです。だから次は、企業内部のプレイヤーとして経験を積みたいと考えました」

そこで候補に上がったのが、Hondaだったのです。

中村 「1番の決め手は、Hondaが日本の完成車メーカーではじめてIFRS(国際会計基準)を採用したことですね。当時の自動車業界には変化の風が吹きはじめていましたが、そのなかでHondaは真っ先に変化を選択しており、そのチャレンジングな決断をおもしろいと感じました。

業界に前例がない分、Hondaの経理でも誰ひとり経験したことのない仕事が待っているはず。その環境に飛び込んで、培った専門性を活かしながら新たなことを学び、変化していきたい。私にとって次のチェンジをつかむ場所は、Hondaしかないと思いました」

入社してからの約3年間、中村は埼玉製作所・狭山工場に勤務しました。現場を見て回りながら製造スタッフと本音で話し合い、関係を構築する「現場・現物・現実」の三現主義の徹底を意識したのです。

中村 「製造も経理も、職種は違えど同じHondaの仲間(アソシエイト)です。入社後すぐに内部のプレイヤーとしてメーカーの醍醐味を味わえたのは、ありがたかったですね。もし、はじめから本社の経理に配属されていたら、数字を数字としてしか見られなくなっていたと思うんです。

製作所勤務を経験したおかげで、現場で何が起きているのかをできる限り現場に近い目線で確認するようになりました。数字の向こうに現場スタッフのどんな想いや苦労があったかを肌で理解できることは、経営に正しい情報を伝えるうえで重要な役割を果たしてくれています」

「会計士」×「現場経験」

この稀有な組み合わせは、次のチェンジをつかむうえで武器になると中村は考えています。

中村 「両方の経験がある人材は、海外駐在を任せてもらえる可能性が高いんです。いずれ私も、海外拠点勤務を経験したいと考えています。

そんな将来に向けて、今は役員と向き合いながら経営の視点を学び続けたいですね。Hondaへ入社してから自分の成長を感じている反面、身につけていないスキルもまだまだ多くあります。Hondaが常にチェンジしていく会社であるために、私自身もチェンジしていきます」

Hondaが真の意味で「社会からその存在を認められ期待される企業」であるために、経理にできることはたくさんある。Hondaで経験を積むことで、中村はその想いを強くしてきました。次のチェンジをつかむための新天地として選んだHondaで、中村はさらなる成長を誓います。

※中村のインタビューの全貌はこちらから
▼Honda中途採用ホームページ 転職者インタビュー
https://www.honda-jobs.com/interview/nakamura/

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