1998年10月発表 2002年終了モデル
この情報は2002年現在のものです。


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64km/h全面オフセット衝突実験
(テスト車両による撮影)

クルマそのものの安全性を突きつめる一方、安全運転の普及・向上に取り組むなど、 いち早くハードとソフトの両面からクルマの安全性の進化・発展につとめてきたホンダ。安全にかけるその積極的な思いは、 Zの全身に息づいています。ハイレベルの走る・曲がる・止まる性能、全周好視界、運転のしやすさをベースとした、 高次元のアクティブ・セーフティ。そしてパッシブ・セーフティについては、安全新技術[Gコントロール]に基づく" 新・衝突安全設計ボディ"の開発により、ホンダが自らに課した厳しい社内基準、オフセット衝突64km/h、正面衝突55km/hをクリア。 世界最高水準の衝突安全性能を実現しました。さらにこのGコントロール技術に基づき、歩行者への傷害軽減にも配慮を施しています。 乗員はもちろん、車に乗っていない人のことも考えた安全なクルマづくり。 ホンダの人中心の発想がクルマの安全性に新たな一歩をしるします。

UM-4を核とした高水準の走りの資質、広い視界、扱いやすい操作系など、基本設計から事故を 未然に防ぐための配慮を徹底しました。

大型マルチリフレクターヘッドライト
より良好な視界の確保のために。
高いアイポイントが生む見通しのいい視界。広いグラスエリアとあわせ、前方、側方、 後方にわたり運転しやすい良好な視界を得ています。また夜間・悪天候時での視界の確保のために 配光性に優れた大型マルチリフレクターを採用した明るいハロゲンヘッドライトを装備。

フロント大径ディスクブレーキ
より確かな止まる性能のために。
高い制動力と剛性感のブレーキ&大径マスターパワーを採用。
フロントは大径15インチのディスクブレーキ。 リアは直径220の油圧式リーディング・トレーリング方式。高い制動力と剛性感でワンランク上の安定した ブレーキ性能を発揮します。踏力を軽減する大径マスターパワーも装備。より確実な制動を可能としました。
ABS+ブレーキアシスト(メーカーオプション)
急制動時の車輪ロックを防ぎ、危険回避能力を高めるABS(4輪アンチロックブレーキシステム)。 急ブレーキ時などに踏力を補助するブレーキアシスト付です。
●ABSはあくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、 ABSがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは制御できません。 安全運転をお願いします。

●マクファーソンストラット・フロントサスペンション&5リンク・リジッド・リアサスペンション
●リアルタイム4WD
●リア・ヘリカルLSD(リミテッドスリップデフ)Z TURBOにメーカーオプション
世界最高水準の衝突安全性能を実現した、新・衝突安全設計ボディ。
小さいクルマの場合、「衝撃の吸収」と「生存空間の確保」の両立は、きわめて困難な課題といわれてきました。 小さな変形ストロークで、どのように衝撃を吸収していくのか。この命題に、ホンダはGコントロール技術に基づく ボディ設計で対応。オフセット衝突64km/h、正面衝突55km/hをクリアする世界最高水準の衝突安全性能を獲得しました。 また側面/後面衝突への十分な配慮も加え、全方位からの衝突に備えています。
安全を歩行者まで広げて考える。歩行者への傷害軽減。
交通事故調査によると、歩行者に重大なダメージをもたらす頭部への衝撃が最も多いのは、 クルマのボディ前面での衝突によるものです。そこで今回開発されたGコントロール技術に基づき、 衝突時に車体から受ける歩行者の頭部傷害を軽減する構造を採用しました。

フロント3点式ロードリミッター付
プリテンショナーELRシートベルト
前方向からの強い衝撃を感知すると、シートベルトを瞬時に巻き取り、乗員をしっかり拘束、 その後一定以上の荷重がかかるとシートベルトが少し送り出され胸部などへの負担を軽減します。 リアシートにはベルトの引き出し量を調整してロックできるチャイルドシート固定機構付シートベルトを採用しました。

頭部衝撃保護インテリア
インテリアのルーフサイド、ピラーなどに衝撃を吸収する構造を採用。新・衝突安全設計ボディとあいまって、 乗員へ傷害を軽減します。

全タイプ、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを標準装備。
前方向からの強い衝突時に、運転席はステアリング内から、助手席はインパネ上部からエアバッグが瞬時に 膨張・収縮。顔と胸へのダメージを緩和します。
●SRS=Supplemental Restraint System(シートベルトを補助する乗員保護装置) SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を 感知したときのみ作動します。SRSエアバッグシステムは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として 開発されたシステムです。くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。

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