1998年10月発表 2002年終了モデル
この情報は2002年現在のものです。


Z情報ページへ
クルマに乗る人にも乗らない人にも、爽快なクルマでありたい。走ることの楽しさを犠牲にすることなく、より低公害に。ホンダの歩みは、常にこのテーマへのトライでした。そして、もう走り出している、環境への影響を最小限にできるクルマ「ホンダ クリーン エア ビークル」。その最も現実的なカタチ、それがHONDA LEVです。この優れた低公害化技術を、Zに。排出ガス中の有害物質、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)を大幅に低減。省資源、低燃費、かつクリーンなスモールのメリットと、なお一層のリサイクル化への取り組みとあわせ、21世紀に向け、環境性能の新しい幕を開きます。
優れたクリーン性。HONDA LEVを全タイプに。
実用域での扱い安さ、軽快な走りを損なうことなく、排出ガス中の有害物質であるCO、HC、NOxを大幅に低減。優れたクリーン性を実現しています。

Z諸元値と、国内自動車排出ガス平均規制値(平成10年規制)との比較(10・15モード時)単位:g/km
■ホンダのローエミッション技術の粋を結集。
1 空燃費制御の最適化 O
2 フィードバック時の理論空燃比制御量の更新周期を従来より長くすることで、キャタライザーの酸素蓄積能力を効率よく活用できるようにし、CO、HC、NOxを低減。
2 早期O
2フィードバック化 エンジン始動直後からの燃焼安定化のために、圧縮比を含め燃焼室形状の最適化を図り、CO、HCを低減。
3 直下型キャタライザー一体エキゾーストマニホールド(Z) 排気系を従来より30%軽量化することでエンジン始動後、早期からキャタライザーが浄化性能を効率よく発揮できるようにし、CO、HCを低減。
(Z TURBOはエキゾーストマニホールドとキャタライザーの間にターボチャージャーを取り付けた構造としています。)
4 高効率400セルタイプキャタライザー 従来より反応面積を20%拡大。浄化性能を高め、CO、HC、NOxを低減。
資源保全についてもZはきわめて高水準。インストルメントパネルをはじめ各種部品に再利用可能なポリプロピレンを採用。また従来100g以上の樹脂部品に行っていた材質表示を表示可能な5g以上の部品から実施し、分別をいっそう容易にするとともに、ネジ止めクリップ点数を減らすことで解体しやすい構造に。これらの結果、90%以上のリサイクル可能率(ホンダ独自算定基準による)を実現。当社2000年以降の新型車の目標*をすでに達成しています。 遠い将来、クルマが廃棄処分される際にも、環境への負担が小さいこと。そのためにZは鉛使用量の削減にも努力しました。
ラジエターやヒーターコアをアルミ製にしたほか、燃料ホース、アンダーコートなどの材質を見直し1996年レベルに対し1/2以下の鉛使用量という当社の2000年末目標を実現しています。
*ホンダでは1998年3月にリサイクルへの取り組みについて自主行動計画を発表し、そのなかで2000年以降の新型車のリサイクル可能率、鉛使用量の目標をはじめとするさまざまな環境課題への取り組みを宣言しています。
情報ページへ