高速道路などでの定速走行を制御するクルーズコントロールに加え、先進の車速/車間制御機能をそなえたACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉。スイッチを入れると、フロントグリル内のレーダーからミリ波を送信し、前を走るクルマの状態を検出。適切なアクセル/ブレーキ制御で、走行速度に応じた車間距離を保持し、ドライバーの負担を軽減します。
- ◯レーダー検知範囲:車両前方100m以内 角度16度
- ◯作動車速:45km/h〜100km/h
- ◯車間は3段階に設定可能
2009年6月発表 2012年3月終了モデル この情報は2012年3月現在のものです。 |
走る、曲がる、止まるというクルマとしての基本性能を徹底追求し、そのうえでEBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)を全タイプに採用。危険回避能力の高いクルマを目指しました。
広い照射範囲で、高い遠方視認性。ディスチャージヘッドライト〈HID〉を装備し、夜間や雨天時のドライブを明るくサポートします。乗車人数や荷物の量にかかわらず照射軸を一定に調整するオートレベリング機構付(ロービーム)です。
Photo:X・スタイリッシュパッケージ(FF)
ブレーキ時の車輪ロックを防ぐABS、加速時などの車輪空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)、旋回時の横すべり抑制。これら3つの機能をVSA(車両挙動安定化制御システム)がトータルに制御し、クルマの急激な挙動変化を効果的に抑制します。
[VSA=Vehicle Stability Assist]
■VSAの機能
オーバーステア抑制 | : | 旋回時、車両の巻き込みが発生した場合の挙動安定化。 |
---|---|---|
アンダーステア抑制 | : | 旋回加速時、駆動輪の軌跡がはらんだ場合の路面トレース性向上。 |
発進制御 | : | 左右輪の路面状況が異なる場合の発進性向上。 |
制動制御 | : | 制動時の安定性向上。 |
警報とブレーキで追突事故の回避支援や被害軽減を図る追突軽減ブレーキ〈CMBS〉。ミリ波レーダーにより前走車を検知、追突のおそれがあると判断した場合に音と表示でドライバーに注意を促し、さらに接近すると自動で軽いブレーキをかけて体感警報を実行。追突の回避が困難と判断した場合には自動で強いブレーキ制御を行い、ドライバーのブレーキ操作との相乗効果で追突速度の低減を図ります。並行作動するE-プリテンショナーは、追突の危険性が高まると、運転席シートベルトを弱く数度引き込み体感的に警告。さらに追突の回避が困難と判断した場合、運転席/助手席シートベルトを強く引き込み、乗員の拘束効果を高めます。
[CMBS=Collision Mitigation Brake System]
高速道路などでの定速走行を制御するクルーズコントロールに加え、先進の車速/車間制御機能をそなえたACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉。スイッチを入れると、フロントグリル内のレーダーからミリ波を送信し、前を走るクルマの状態を検出。適切なアクセル/ブレーキ制御で、走行速度に応じた車間距離を保持し、ドライバーの負担を軽減します。
■車速/車間制御機能[ACC]の基本制御パターン(概念図)
■ACCは前方不注意の危険性を解消する装置ではありません。車間距離制御、車間接近警報、減速能力には限界があります。ACCを過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。■道路状況、天候状況によっては使用できない場合があります。■ご使用の前に必ず取扱説明書をお読みください。
衝突時の衝撃(G)をコントロールして人への傷害軽減を目指すHonda独自の衝突安全技術「Gコントロール」。この技術により前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hをクリアするだけでなく、「コンパティビリティ対応ボディ」により事故の衝撃を広く分散・吸収。自己のみならず、相手車両への攻撃性も低減します。
前方向からの衝突時に、センサーが設定値以上の衝撃を感知すると、エアバッグが瞬時に膨張・収縮し、顔や胸へのダメージを軽減します。
[SRS:Supplemental Restraint System(シートベルトを補助する乗員保護装置)]
1列目シートには3点式ロードリミッター付プリテンショナーELR(緊急ロック式巻取装置)シートベルトを採用。前方向からの強い衝撃で瞬時にシートベルトを巻き取り、その後一定以上の荷重がかかるとシートベルトを少し送りだし、胸などへの負担を軽減します。
車両の左右と中央部で側面衝突を検知し、より的確なタイミングで作動する1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム。とくにi-サイドエアバッグシステムは、乗員姿勢検知センサーを助手席に内蔵し、乗員の体格や姿勢を検知してエアバッグの展開を制御する画期的な機能を備えています。
写真は機能説明のため、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステムともに展開した状態を合成したものです。
低速で後方から追突された際に、シートからの衝撃を緩和して首への負担を軽減する頚部衝撃緩和シートを運転席/助手席に採用しています。
ロアアンカレッジで車両限定型ISOFIXチャイルドシートの取り付けが確実・容易。さらにチャイルドシートをより確実に固定するためのトップテザーアンカレッジを装備し、万一の衝突時、チャイルドシートの前方移動を効果的に抑制します。
写真は車両限定型ISOFIXチャイルドシート(ディーラーオプション)を装着したものです。
■ISOFIXとは、誤使用防止、車両適合性の向上、取り付け方法の国際的な統一を目的とした、ISO(国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式です。■必ず適合するチャイルドシートをお選びください。
■各技術の能力には限界があります。つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。■ABSは滑りやすい状況での急制動時に車輪ロックを防止。EBDはブレーキング時の前輪と後輪の制動力配分をコンピューターがコントロールし、制動ポテンシャルをフルに引き出します。EBD付ABSは、あくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。VSAは、あくまでドライバーのブレーキ操作やアクセル操作等を補助するシステムです。したがって、EBD付ABSがない車両、VSAがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。■追突軽減ブレーキ〈CMBS〉は追突を自動で回避したり、自動で停車するシステムではありません。■E-プリテンショナーはシートベルトを正しく着用し、正しい運転姿勢をとらないと効果を十分に発揮しません。■運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を感知したときのみ作動します。 ■運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムおよびE-プリテンショナーは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として開発されたシステムです。くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。■1列目シート用i-サイドエアバッグシステムおよびサイドカーテンエアバッグシステムは、実際の衝突時には衝突側のみ展開します。(i-サイドエアバッグシステムは、助手席側では助手席乗員の着座姿勢などを検知し、エアバッグによる重大な傷害の可能性があると判断した場合、展開を停止することがあります。)
■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「主要装備」をご覧ください。