2003年10月発表 2005年10月終了モデル
この情報は2005年10月現在のものです。

S2000
安全性能
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Safety
走りの楽しさを、いつまでも味わい続けるために。
スポーツカーと社会との新たな関係を築きながら、ドライビングプレジャーを追求する新世代のリアルスポーツ、S2000。
そこでは、Honda固有の先進的なテクノロジーに裏づけられた、安全思想や環境哲学がクルマ全体に貫かれている。
モノコックボディ説明モデル
モノコックボディ説明モデル 構造説明のために合成したものです
 
事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティは、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能をハイレベルで成立させたうえで、さまざまな角度からさらに安全性を追求している。
夜間や雨天での走行時にすぐれた視界を確保する、ハロゲンの2倍の明るさをもつニューデザインのプロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム)や、ストップランプ、テールランプがパッケージされた先進デザインのリアコンビネーションランプを装備した。
また制動性においては、車輪のロックを防ぐABS※1を標準装備している。

パッシブセーフティでめざしたのは、オープンボディで優れた衝突安全性能を確保すること。
その骨格となるのが、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突50km/h、後面衝突50km/hなどの各試験をクリアする「全方位衝突安全設計ボディ」とした。
ハイXボーンフレームと蛇腹状につぶれるストレートサイドメンバー、衝撃を効率よく分担させる三つ又分担構造、座席後方のロールバーなど、多彩な工夫により衝突時のキャビン変形を最小限に抑え、乗員の生存空間を確保する。そのうえで乗員傷害軽減装備として、シートベルトプリテンショナーやロードリミッター、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム※2、頭部衝撃保護インテリア、ドア内蔵衝撃吸収パッドを備えている。
また衝撃吸収ボンネットヒンジや衝撃吸収ワイパーピボットを採用した「歩行者傷害軽減ボディ」としている。S2000は、Honda独自の衝突安全技術「Gコントロール」により、オープンボディでありながら、高い安全性能を実現している。

G-CON
  プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト
プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム)

リアコンビネーションランプ
リアコンビネーションランプ
(ストップランプ、テールランプはLED)

エアバッグシステム作動イメージ
エアバッグシステム作動イメージ
写真は機能説明のため、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを展開した状態で合成したものです。
チャイルドシートの着用は義務化されていますが、Hondaではチャイルドシートの取り付けは後部座席を推奨していますので、この車への取り付けはおすすめいたしません。

※1 ABS=Anti-lock Brake System(4輪アンチロックブレーキシステム)
※2 SRS=Supplemental Restraint System(シートベルトを補助する乗員保護装置)
■ABSは、あくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、ABSがない車両と同様に、コーナー等の手前では充分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。
■運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を感知したときのみ作動します。
■SRSエアバッグシステムは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として開発されたシステムです。くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。

S2000基本情報取扱説明書