事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティは、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能をハイレベルで成立させたうえで、さまざまな角度からさらに安全性を追求している。
夜間や雨天での走行時にすぐれた視界を確保する、ハロゲンの2倍の明るさをもつニューデザインのプロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム)や、ストップランプ、テールランプがパッケージされた先進デザインのリアコンビネーションランプを装備した。
また制動性においては、車輪のロックを防ぐABS※1を標準装備している。
パッシブセーフティでめざしたのは、オープンボディで優れた衝突安全性能を確保すること。
その骨格となるのが、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突50km/h、後面衝突50km/hなどの各試験をクリアする「全方位衝突安全設計ボディ」とした。
ハイXボーンフレームと蛇腹状につぶれるストレートサイドメンバー、衝撃を効率よく分担させる三つ又分担構造、座席後方のロールバーなど、多彩な工夫により衝突時のキャビン変形を最小限に抑え、乗員の生存空間を確保する。そのうえで乗員傷害軽減装備として、シートベルトプリテンショナーやロードリミッター、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム※2、頭部衝撃保護インテリア、ドア内蔵衝撃吸収パッドを備えている。
また衝撃吸収ボンネットヒンジや衝撃吸収ワイパーピボットを採用した「歩行者傷害軽減ボディ」としている。S2000は、Honda独自の衝突安全技術「Gコントロール」により、オープンボディでありながら、高い安全性能を実現している。

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プロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム)


リアコンビネーションランプ
(ストップランプ、テールランプはLED)


エアバッグシステム作動イメージ
写真は機能説明のため、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを展開した状態で合成したものです。 |