2007年2月発表 2007年7月終了モデル
この情報は2007年7月現在のものです。

ODYSSEY オデッセイトップ

ADVANCED DRIVING

ドライビングの歓びは、オデッセイが動きだすその瞬間に実感できる。
ミニバンの走りを大きく進化させる、革新プラットフォームによる低床・低重心化とサスペンション・ジオメトリーの最適化などにより、オデッセイは旋回時や制/駆動時の姿勢変化を理想的に低減。
さらに静と動の両面から追求した高いボディ剛性、すぐれた空力特性による走行性能と燃費のハイバランス化など、全身に凝縮したHondaの先進技術のすべてが、大いなる走りの価値に直結しています。
走りの性能 イメージ
Photo:M・エアロパッケージ(FF)
ボディカラーはアラバスターシルバー・メタリック


2.4L DOHC i-VTECエンジン
(B、S、S・エアロパッケージ、M、M・エアロパッケージ、L)
2.4L DOHC i-VTECエンジン(B、M、M・エアロパッケージ、L) 最高出力(ネット値)
118kW[160PS]/ 5,500rpm
最大トルク(ネット値)
218N・m[22.2kg・m]/ 4,500rpm
10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)
12.2km/L(FF車) *B、S、S・エアロパッケージの FF車は11.6km/L
平成22年度燃費基準+10%以上達成

走りと燃費/環境性能を高次元でバランス
DOHC i-VTECは、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)とVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を融合した軽量・コンパクト設計の高性能エンジン。118kW(160PS)仕様では、すぐれたドライバビリティを実現するパワーと低燃費を両立しています。さらに、高精度な空燃比制御システム等により環境性能を先鋭化し、国土交通省「★★★★低排出ガス車」認定も取得。胸のすく走りと低燃費、高い環境性能を獲得したパワーユニットです。*はネット値


2.4L DOHC i-VTECエンジン
(Absolute)
2.4L DOHC i-VTECエンジン(Absolute) 最高出力(ネット値)
147kW[200PS]/ 6,800rpm(FF車)
最大トルク(ネット値)
232N・m[23.7kg・m]/ 4,500rpm(FF車)
10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)
11.0km/L(FF車)

ハイパワーに加え、全域トルクフルな特性をプラス
Absolute専用のパワーユニットは、2.4L DOHC i-VTECエンジンのメカニズムを基本に、吸気側のみならず排気側にもVTECを採用。さらに吸排気系のチューンアップも加えて、147kW(200PS)のハイパワーとともに常用域から高回転域まで鋭く伸びる力強いフィールを実現。圧倒的な加速感を味わえる全域トルクフルな特性に仕上げています。
*はネット値、FF車
■燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、この条件(気象、道路、車両、運転、整備などの状況)が異なってきますので、それに応じて燃料消費率が異なります。
[VTEC=Variable Valve Timing & Lift Electronic Control System] [VTC=Variable Timing Control]


CVT+7スピードモード タイプ別設定
2.4L DOHC i-VTECのパワーを効率よく伝達するとともに、ショックのない新感覚の変速フィールをもつCVT(無段変速機)。発進機構としてトルクコンバーターを組み込み、発進直後はトルクコンバーターによる駆動力の立ち上がりのよさで鋭く加速、その後はCVTならではの伸びやかな加速感をお楽しみいただけます。Dポジションでの走行では、勾配などの路面状況やドライバーのアクセルワークなどから変速比をインテリジェントにコントロール。ワインディングロードなどの走行時に横Gを検知してエンジン回転を最適に維持するコーナリングGシフト制御も加え、さまざまな状況下でよりスポーティに、よりエコノミーにと、操る意思に忠実で爽快な走りを実現しています。さらに、マニュアル感覚で自在にシフトできる7スピードモードは、ダイレクトな変速フィールを追求。オデッセイの走りに、いっそうスポーティな魅力をプラスします。
7スピードシフト 7スピードモード、Dポジション時のインテリジェントコントロール


ECONモードなどの採用で実用燃費を大きく向上 タイプ別設定
CVT搭載車には、エンジン回転をより低く保ち、特別に意識することなく低燃費走行を可能にするECONモードを設定。また、CVTとエンジン、エアコンディショナーの協調制御システムや、空調効率を高めるために全タイプのルーフ内側に使用した断熱効果の高い素材なども実用燃費向上に貢献します。
* Dポジション時にスイッチONで機能します。
ECONモード・スイッチ


5速AT+Sマチック タイプ別設定
4WD車およびB、S、S・エアロパッケージ、Absoluteに採用したオートマチック・トランスミッションは、各ギアのつながりがスムーズで高速クルージング時の低燃費化にも貢献する5段変速とし、マニュアル感覚でシフトできるシーケンシャルモードを瞬時に選べるSマチックもプラスしています。さらにアップダウンのつづく状況でもドライバーの感性に近いシフト制御を行うプロスマテックを進化させ、コーナリング時の不要なシフトアップを抑制するシフトホールド制御も採用。Absoluteでは、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)との協調制御によりSマチック操作時の応答性向上と変速ショック低減を両立、走りの楽しさがさらに高まっています。 シフトホールド制御イメージ


DBW<ドライブ・バイ・ワイヤ>(Absolute)

アクセルペダルの踏み込み量をコンピューターが検知して理想的なスロットル制御を行うDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)。加速時のトルク感向上など、i-VTECエンジンのポテンシャルをさらに大きく引き出します。



走りの性能 イメージ Photo:L(FF)
ボディカラーはグレイッシュモーブ・メタリック


走りのパフォーマンスを徹底追求したAbsolute

Absoluteは操縦安定性と応答性のさらなる向上をめざし、精悍な18インチタイヤを採用。前後のサスペンションバネレート、スタビライザー、ダンパー特性を専用セッティング。VGR(可変ステアリングギアレシオ)のレシオもクイック化しています。これにより、乗り心地を犠牲にすることなく、ドライバーの意思に忠実に反応するAbsoluteらしい質の高い走りを実現しています。



ハイレベルな空力性能

入念な空力処理を施した低床フロアとボディ各部のフラッシュサーフェス化などですぐれた空力特性を実現。さらに前面投影面積の少ない低全高フォルムとも相まって、オデッセイはミニバンとしてトップレベルのエアロダイナミクス性能を実現しています。加速性能や操縦安定性はもちろん、クルージング時の燃費や静粛性の向上にも貢献します。



静剛性とともに動剛性を徹底追求
革新プラットフォームにより獲得した走りの資質をより高度に磨きあげるため、オデッセイは基本となるボディ骨格から見直しました。クルマが静止した状態でのボディ剛性、いわゆる静剛性(ねじり剛性/曲げ剛性)に加え、走りのテイストに大きく影響する走行中のフロント/リアそれぞれの上下/左右変位特性、動剛性を徹底追求。さらにボディ構造の入念な解析により前後の剛性バランスを最適化してハンドリングの応答性や操舵のリニアリティとともにクルマ全体のしっかり感にもこだわりました。この高剛性ボディから、前後の動きが絶妙な一体感をもつオデッセイの懐の深い走り味が生まれます。
高剛性ボディ構造図
■高剛性ボディ構造図
B、S、S・エアロパッケージ、M、M・エアロパッケージ、LのFF車


4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション
静と動の両面からこだわった高剛性ボディは、コーナリングGなどの入力に対する余裕を高め、足まわりのより自由な設定を可能にしました。その結果、オデッセイのサスペンションは、ダブルウイッシュボーンならではのハイポテンシャルをさらに深く引きだすことに成功。フロントは大容量コンプライアンスブッシュの採用等でしなやかさを追求し、高速旋回ブレーキ時のトー(フロントタイヤの角度)変化の最適化によりすぐれた安定性を実現。またリアはすぐれた接地性など、高性能を低床フロアと両立させるためにリアクティブリンクタイプとするなど工夫を重ね、前後トータルに高度な操縦安定性としなやかな乗り心地のかつてないハイバランス化を実現しています。 4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション
B、S、S・エアロパッケージ、M、M・エアロパッケージ、LのFF車


新リアルタイム4WD

通常はほぼFF状態で走行し、必要に応じて後輪にトルクを自動的に伝達するHonda独自のリアルタイム4WDを大きく進化させた、先進の4WDシステム。頼もしい走破性と軽快な走りに加え、低燃費と高い静粛性まで両立させた理想的な4WDとしての資質をそのままに、後輪へトルクを伝達するデュアルポンプシステムにワンウェイカムユニットとパイロットクラッチを加えました。これにより、FF⇔4WDの切り換えを瞬時に行い、タイムラグを感じさせない特性を獲得。さらに、後輪へのトルク配分のよりきめ細やかなコントロールが可能となり、雪上などで発進する際のグリップ感、旋回時のスムーズさなどがいちだんと向上しています。

新リアルタイム4WD作動イメージ
通常走行(FF)
通常はほぼFF状態で走行。前輪と後輪に回転差がないため、ワンウェイカムは作動しません。
  雪上走行等(カム作動:4WD)
すべりやすい路面になると、前輪と後輪に回転差が生じるため、ワンウェイカムがメインクラッチを押しつけます。瞬時に後輪に駆動力を伝えて4WDに切り換わります。
  雪上登坂等(油圧作動:4WD)
後輪に、より大きな駆動力が必要になると、油圧の力でさらにメインクラッチを押しつけます。


4輪ディスクブレーキ

微低速走行時の踏みはじめのコントロール性はもちろん、高速からの急制動や下り坂での繰り返し制動など、さまざまな速度域、状況でのブレーキングでドライバーのイメージに忠実な制動力を発揮するオデッセイの4輪ディスクブレーキ。高剛性フロントキャリパー、大容量リアディスク、可変レシオブレーキペダル等で高性能を追求し、さらにAbsoluteのフロントは、よりコントローラブルな大径16インチディスクとしています。



ドライビングを堪能できるコクピット
AT/CVTセレクトレバーはマニュアルシフト時にステアリングとのスポーティなコンビネーション操作を可能にするため取り付け位置や操作角度を最適化。また1列目シートには、座る人の腰を座面中央の奥まで自然に導く形状に加え、最適なスプリング角度を設定するなど、ホールド性と快適性を両立させています。さらにスライド/リクライニング/ハイトを電動で調節できる運転席8ウェイパワーシートをLに標準装備、Absoluteにメーカーオプションでご用意しています。
*CVTの7スピードモード/5速ATのSマチック操作時
AT/CVTセレクトレバー
Photo:Absolute
Lの運転席 シートカラーはビスタ
Photo:Lの運転席 シートカラーはビスタ


高い運動性能と良好な取り回し性を両立
最小回転半径わずか5.4m。走りのパフォーマンスを追求する一方で、オデッセイは3ナンバーミニバンとして画期的な小型セダンなみの小回りを全タイプで可能にしています。さらに、多くの立体駐車場に入る1,550mm(FF車)の低全高や運転席からの良好な視界なども、日常的な使用に欠かせない運転のしやすさに大きく貢献します。 最少回転半径5.4m、全高1550mm(FF車)
*すべての立体駐車場に入庫可能とは限りません。また車両の状態により、表示上では入庫可能な駐車場でも、車高検知センサーによる警告や車高制限バーへの干渉で入庫できない場合などがあります。入庫の際には必ずご確認ください。

■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「装備一覧」「主要諸元」をご覧ください。