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Rへの期待 サーキットベストへの挑戦 ギャラリー
 
またひとつ。夢が生まれた。

かつてその手は、日本車初のF1優勝達成車、RA272を生み出した。
この国がまだ、モータースポーツという文化に目覚めていなかった時代から、
世界の舞台で、幾多もの栄光や伝説をずっとずっとつくり続けてきた。
ビス一個、ネジの一本一本にいたるまで人間の手と魂が入った、
レーシングカーに極めて近いスポーツカー。NSX-R。
ベースモデルの劇的進化を出発点に。はじめての進化をここに達成。


レーシングカー領域へ。また一歩。

まず、最初に言っておこう。このマシンは、強大なパワーや
最高速だけを売りにするスポーツカーではない。
NSX-Rは、サーキットという特殊な環境下において
ロードカーとしての最速性能を追求したスポーツカーである。
サーキットでの速さ。それを決定づけるのは、
操る歓びに溢れる操縦性の資質の高さ(コントロールクォリティ)、
そしてクルマの運動能力を左右するダイナミックパフォーマンスの
資質の高さ。フォーミュラカーなど、レーシングカーの
開発においても重要なファクターとなる
このふたつの資質を徹底的に磨き上げ、しかも、高いレベルで
融合させることではじめて、NSX-Rの速さは誕生するのだ。

スポーツカーの新基準を世に提示し続けるのが
ノーマルNSXであるとするならば、
NSX-Rはスポーツカーの真髄を極めるマシンであると言い切れる。
その限界を引き出せるだけのドライビングスキルがあれば、
圧巻のコーナリングスピード、そして、すべてのコーナーを
意のままに征服するという、究極的な人車一体の歓びが手に入る。
“レーシングカーの速さと圧倒的ドライビングプレジャーの両立”
という開発指針を立ち上げた初代R('92年〜'95年生産)に
おいては、徹底的な軽量化を核にその速さと官能を
見事に解放できたと自負している。
そしていま第2世代NSXの誕生ともいうべき、
ノーマルNSXの劇的な空力進化が、
新たな走りの可能性を我々の前に導き出した。
エアロダイナミクスがそれである。
初代Rでは未着手だったその領域を開拓すべく、北海道・鷹栖の
テストコースや鈴鹿をはじめとした高速サーキットにマシンを
持ち込み、膨大な量の研究、開発、実走テストを敢行。
その結果ついに得られたのが、前後マイナスリフトという
極めて有益かつ貴重なるエアロパフォーマンス。
それに合わせて、走りにかかわるすべての性能を進化させ
そこに融合させることで、高速域でのスタビリティアップと同時に、
タイトコーナーにおける旋回性の向上をも達成。
全速度域を席巻する真新しい走りの性能が完成した。
前後ダウンフォース化によって実現されたコントロールクォリティの
向上が、Rの速さと官能を、また一歩、レーシングカー領域へと
接近させたのである。

決して機械まかせの走りではなく、人間が自らの意志でマシンを
操ることを主眼とし、幾多もの進化を集積してきたNSXパッケージ。
そして、Rの名のもとに投入されたレーシングスペックの数々。
スポーツドライビングをこよなく愛する人々にこそ、
その性能を捧げたい。
R。それは、メーカーたる我々だけに許される、
この上なく贅沢かつ実戦的な
チューンアップのアプローチ。各部門、各分野の
スペシャリスト達の手によって、
人間とマシンの距離は極限まで切りつめられていく。
最高の速さ、最高の走りを追求し続ける技術者達の夢と理想は、
Rとともに進化する。新生NSX-R、走りはついに第2世代へ。


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