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鈴鹿製作所に移管したNSXの生産終了を受け、リフレッシュプランが、2010年4月にNSXの生まれ故郷である栃木県・高根沢に戻りました。新たにリフレッシュセンターを設置し、積極的に推進するため、設備と人員をさらに充実してスタートを切っています。 ![]() ![]() |
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左奥に見えるのがNSX専用のアライメントテスター。
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完成車検査を行う設備。
テストコースの実地走行も行います。 リフレッシュセンターのスタッフのみなさん。
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純正アクセサリーとして、ホンダアクセスで開発中のNSX用走行パーツが、20周年を祝うNSX fiestaで紹介されました。開発は、初代NSXの走りをみがき上げた玉村誠が担当。初代NSXの走りを継承するダンパー&サスペンション、その走りの質をより高めるカーボン製トランクスポイラー、そしてより優れた効きを実現するブレーキを開発しました。
セッティングの方向性は、初代NSXの走りの進化版。弱アンダーステアのハンドリングです。セカンドユーザーやサードユーザーが増えているなかで、現実としてさまざまなタイヤが使われた場合にも対応できるよう、ダンパーは前後とも5段階の調整式としています。
トランクスポイラーは、リアにマイナスリフトを発生させ、ダンパー&サスペンションとの組み合わせにより優れた操縦性を実現します。ブレーキは、温度を上げなければ効かないレーシングパッドではなく、日常で使える上に、サーキットでは優れた制動力を実現。低速時に多少の鳴きがありますが、最小限に抑えています。
NSX fiestaにおいて、このダンパー&サスペンションを、トランクスポイラーとブレーキとセットで試乗を行った黒澤元治氏も清水和夫氏も、とてもいい乗り味を実現していると高く評価。「スタビリティを高めてくれるため、スポーツ走行をより安心して楽しむことができます。柔らかめに調整すると快適な乗り心地も得られる欲張りなダンパーです。これからNSXを長く乗り続けていくためのひとつの選択としてお薦めできる仕上がりです」と語っていました。
この走行パーツは、2011年の夏の発売を予定し開発が進められています。
Hondaが挑むレースカテゴリーのひとつであるSUPER GT。NSXでの参戦は、2009年で終わりましたが、2010年は新型車両での初のチャレンジの年。最終戦までチャンピオン決定がずれこむ白熱のシーズンとなりました。
その最終戦が行われたツインリンクもてぎで、2010年10月24日、NSX OWNERS CLUB TSUKUBAを中心としたNSXオーナーがパレードランに参加しました。
このパレードは、SUPER GTの決勝レース前、ダウンヒルストレートからロードコースに入り、グランドスタンド前を通過してロードコースを1周。さらに最終コーナーからオーバルコースに入ってぐるりと1周し、グランドスタンド前に駐車し、その後レースを観戦するという内容。
近年恒例行事として実施しているもので、昨年のNSX GTラストランのときにもたくさんのNSXが参加。今年も大観衆が見つめるなか、NSXオーナーはスタンドに向かって手を振りながら楽しく走りました。また、パレード中は、コースオフィシャルが、レース後のウイニングランのときのように旗を振って声援を送ってくれます。最終戦はHondaのHSVが2位となりチャンピオンを獲得。NSXオーナーも大興奮の1日でした。