NSX Owner's Meeting NSX fiesta 人を中心に捉えたスポーツカーだからこそミーティングやfiestaはこれからも続く。NSX Owner's Meeting NSX fiesta 人を中心に捉えたスポーツカーだからこそミーティングやfiestaはこれからも続く。

NSXがもたらした最も大きな財産とは、やはりNSXを中心にしたオーナーの交流であり、サーキットなどでスポーツカーを走らせるよろこびを多くの人が味わえたことではないだろうか。スーパースポーツに通じたエンスージャストだけでなく、NSXは、今までスポーツカーに乗ったことのないオーナーにも門戸を開いた。NSXがあったから…、そうして切り出されるオーナーのよろこびの言葉を、これまでどれほど聞いたことだろう。
NSXオーナーは語る。「今日はもう南コースを30ラップ目ですよ。こんなに走り込んでも、油温ひとつ上がらない」「サーキットを走ってもメンテナンスは最小限で済みます。ルーティンの点検もディーラーで通常のHonda車と同じ感覚で行えますからね。維持費が抑えられることもNSXの魅力です」と。
NSXは、飾って楽しむのではなく、走らせて楽しむスーパースポーツといわれる。それは、人を中心に考えた設計で誰もが操縦しやすいだけでなく、壊れにくく、メンテナンスの負担が少ないことも現実的で見逃せない理由。
そして何より、NSXにはオーナーズ・ミーティングやNSX fiestaなど、NSXをサーキットなどで走らせ、オーナー同士が交流するステージがある。
だからNSXオーナーは、よく走り、よく集う…ことができる。これは大いなる魅力である。NSXがデビューした翌1991年にはじまったオーナーズ・ミーティングは、1992年に全国のオーナーが集うスペシャルイベント(のちのNSX fiesta)を加え、2006年でもう開催16年目となる。これはもうNSXの伝統的行事と言えるほどではないか。

そしてNSXオーナーはこうも語る。「NSXがあったからこそ、スーパースポーツに乗ることができました。欧州スポーツカーだったら、おそらくオーナーになっていなかったでしょう」「NSXがあったからこそ、サーキットを走るよろこびを知りました。まさか自分がサーキットを走るなんて夢にも思っていませんでしたよ」「NSXがあったからこそ、いろいろな友人たちと知り合うことができました」「NSXという趣味で知り合った、仕事とまったくかかわりのない友人と過ごす時間はとても楽しい」と。
喜々としたオーナーの表情が無数に浮かんでくる。
「NSXに乗って、本当によかった…」
「NSXをつくってくれたHondaに、本当に感謝します」
NSXの集まりに出かけると、オーナーとHondaの技術者とのこころあたたまる交流の世界を堪能できる。一台のスポーツカーが、これほど人を幸せにできるものかと感動する。
NSXが生産を終えたあとも、オーナーズ・ミーティングやNSX fiestaは続くというのだから羨ましい。今NSXを所有しているオーナーは、これからも、これまでと変わりなくNSXの世界を堪能することができるのだ。まさに、「人を中心に置いて」開発されたNSXにふさわしいニュースである。

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