|
12月24日、岡山県のTIサーキット英田で、関西地域の4つのクラブによる合同走行会が行われた。
そのうちの1つのクラブは、この時点では結成に向けて準備を進めている段階だった。
それぞれの個性を持つクラブ同士が、互いにつながりを持つことは、いろいろな可能性を広げるだろう。
単独では実現しにくいイベントも合同企画なら、アイデアも内容も充実し、仲間も増える。
こうして地に根を張ったNSXオーナー・ネットワークが、
ゆくゆくは日本中に広がっていくことは大いに期待されるところだ。
|
■特別講師に清水和夫氏を迎えて
平成2年に完成し、全日本選手権などをはじめ、国際的なレースイベントが行われているTIサーキット英田。全長3,702mはグランプリコースとしては短いが、バラエティに富んだレイアウト。会員制というシステムは日本では希だ。今回の特別講師は清水和夫氏。「TIは短いけれどレイアウト的にシビアなコース。2速、3速を多用するコーナーが多い。1コーナーの後に続くウイリアムズ・コーナーは中央付近にうねりがあるので要注意。クルマのヨーイングと変にバランスがあってしまうと、グラグラっと振られるので、急激なブレーキングをすると巻き込んでしまう特性を持ってる。アウト側はサンドグラベルだけどイン側はコンクリートの壁だから気をつけたいところ。S字はF‐1のために緩やかに、ほぼ直線的になった。下りのブレーキングなので、オーバーランの危険性がある。自分が突っ込んでしまったら、後の人も続くかも知れないと考えた方がいい。今日は30分の2クール、短い時間ですが大いに楽しみましょう」。
|
WINS‐X(ウインズ)
NSX CLUB OF OSAKA
1991年8月結成と、各地のクラブの中でも活動歴の長いウインズ。初代会長紅葉谷氏と現会長の岸田氏との偶然の出会いから生まれ、現在会員数28名となった。
’93年にはJAF準加盟クラブとして登録されている。ベルノ近畿泉佐野店の協力のもと、会員ミーティングやサーキット走行会を開催、またNSXフィエスタや鈴鹿サーキットのイベントに揃って参加している。今後考えられるのは、一層のマネージメントの充実と近隣のクラブ同士の交流を築いていくということだ。お話は、今回の走行会に参加された監査役の池田氏にうかがった。
|
NSX KANSAI
ベルノ兵庫を拠点に、’92年2月結成。現在43名。オーナーズ・ミーティングで知り合った6名が発起人となり、中尾忠義氏を会長に、NSXを支えるソフトの充実を目指して集まった。TIはよく利用するコースで、今回の走行会の発案もこちらのクラブから。18名の会員がA・B級ライセンスを取得したのもここTIだ。サーキット走行会(年2回)はもちろん、ゴルフやツーリングなどのレジャーも頻繁に行っている。昨年は6月と12月に走行会を実施し、 8月の鈴鹿1,000kmレースでNSXの活躍を応援しに行った。お話は、今回参加された理事の森崎氏。
|
神戸NSX
オーナーズクラブ・スピリット
NSXが好きだから、もっともっと大勢の人たちに、このクルマの魅力を知ってもらいたい…。だから「神戸スピリット」は、NSXに興味のある人ならオーナーでなくとも大歓迎。ベルノ神戸を拠点に’95年10月に結成し、現在、準会員を含めると45名というクラブ。会長の道上氏は、スキーや旅行、オーナーズ・ミーティングへの団体参加などオールマイティーな活動を楽しみたいとのこと。クラブの誕生祭にはオーナー以外の方も招待してNSXというクルマの魅力を広く知ってもらえたら…という。「楽しくわきあいあい」をモットーとしている神戸スピリット。この地域でNSXに興味がある人は是非一緒に楽しみましょうとのことだ。 |
クラブNSX WEST
「クラブNSX WEST」は、ベルノ大阪・寝屋川営業所を事務局として今年結成されたばかり。会長となる清水昌夫氏はオーナーズ・ミーティング参加歴20数回というタイプRオーナー。ツーリングを含め、スポーツ・ドライビングを主体にしていく上で、専門のインストラクターによるレクチャーの経験が大切と考え、会員にも一回以上のオーナーズ・ミーティング経験を勧めている。「ミーティングは参加するたびに新しい目標ができ、自らがステップアップしていく楽しさや満足感があります。プロドライバーの 方に直接教えてもらうことは大変貴重な体験。サーキットでNSXを解放する楽しさを知りました」という清水さん。
(クラブマークは現在制作中)
|