カスタム・オーダー体験記 3年目の変身
3年目を迎え、愛車NSXのカスタム・オーダーを行なうべく販売店を訪れたY氏。 それと時を同じくして、ホンダでは走行を重ねたNSXの傷みを治し、内装・外装に輝きを取り戻すための新たなメンテナンスシステム、[リフレッシュプラン]をスタートさせた。そこで急きょY氏はリフレッシュプランを体験することとなった。 この企画の立ち上がり時には、タイトルにあるように“カスタムオーダー体験記”だったが、いまは“リフレッシュプラン体験記”の方が正しいかもしれない。 とにかくも、愛車NSXをリフレッシュする試みをドキュメントする。



前号で、販売店を訪れたY氏は、ほぼリフレッシュの項目を固めていた。その内容は(1)基本リフレッシュ:アライメントおよびエンジンバルブ・クリアランス調整とドア回りシールラバー類の交換を行なったあと、テストコースにてチェックを行なう。(2)内装リフレッシュ:タンとブラックのコンビネーションに替え、ウォールナットのウッドパネルを装着すること。(3)外装リフレッシュ:全塗装は行なわず、ポリッシュをしてもらう、ということだった。 Y氏のNSXの現在のボディカラーは、外装がシャーロットグリーンパールで内装はオールブラック。3年がたち、そろそろ気分を変えたいが、NSXは手放したくない…というのがY氏のリフレッシュの動機である。 販売店で、カタログを見ながら選んだ内装色の実際の色を確かめたいということと、プランがどのように行なわれるかを見学したいということで、Y氏はNSX誕生の地、栃木製作所・高根沢工場を訪れることにした。 以下は、その模様をドキュメントしたものである。もちろん実際の作業は、全工程が3ヵ月かかるため、取材班が単独で高根沢工場に出かけ、記録したものだ。 リフレッシュプランの全項目と価格一覧は、このドキュメントの最後に掲載してあるのでご参照していただきたい。



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NSX Press vol.12 1993年8月発行