2005年11月発表 2007年11月終了モデル
この情報は2007年11月現在のものです。

INSPIRE
メカニズム/アドバンスドコンフォート&セーフティ
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Advanced Comfort and Safety
その知性は、自らを律しながらドライビングをアシストする。
そして、万一の危険さえ予測して安全運転をサポートする。
コンフォート&セーフティ・イメージ


HiDS(Honda Intelligent Driver Support System)(アバンツァーレに標準装備)
運転中のドライバーの緊張を緩和し疲労を軽減することを目的に開発された先進の高速道路運転支援システム、HiDS(Hondaインテリジェント・ドライバーサポート・システム)。前走車との車間距離を適切に保つ「車速/車間制御機能(IHCC)」と、車線の維持をアシストする「車線維持支援機能(LKAS)」によって、高速道路におけるドライバーの負担を軽減し、快適性と安全性をともに高めます。近未来へ向けて研究・開発が進む自動運転技術にもつながるこのシステムが、インスパイアの高速クルーザーとしての資質にいっそう磨きをかけました。
IHCC=Intelligent Highway Cruise Control LKAS=Lane Keep Assist System


車速/車間制御機能(IHCC)(アバンツァーレに標準装備 30TL、30TEにアドバンスパッケージとしてメーカーオプション)
スイッチオンにより、レーザー光に比べて天候の影響を受けにくいミリ波をフロントグリル内のレーダーから前方に送信して前走車の状態を検出。適切なアクセル/ブレーキ操作により、設定車速内で走行速度に応じた車間距離を保持して、ドライバーの負担を効果的に軽減します。さらに、前走車の急接近などにより、制御限界をこえるとコンピュータが判断した場合にはすみやかに警報を発し、ドライバーにブレーキ操作を促す機能もプラス。もちろん前走車がいない場合は、通常のクルーズコントロールとして設定した速度を保つ走行となります。
●車速/車間制御機能〔IHCC〕の基本制御パターン(概念図) 
<●レーダー検知範囲:車両前方100m以内 角度16度 ●作動車速:45km/h〜100km/h ●車間は3段階に設定可能>
車速/車間制御機能〔IHCC〕の基本制御パターン(概念図) 
■定速制御 希望の車速に設定することにより、定速走行を開始。
■減速制御 自車線の前走車が設定車速より遅い場合、スロットルやブレーキの制御を行い減速。前走車の急ブレーキや割りこみなどで減速しきれない場合は、警告音と表示でドライバーの操作(ブレーキ等)を促します。
■追従制御 前走車の車速変化に合わせて、設定した車間になるよう追従。(車速の上限は設定車速まで)
■加速制御 自車線の前走車が車線変更した場合は、設定車速までゆるやかに加速し、定速走行に戻ります。


車線維持支援機能(LKAS)(アバンツァーレに標準装備)
スイッチオンにより、時速65km以上で走行中にフロントウインドウの上部内側に設けたC-MOSカメラが左右の車線を捕捉。ドライバーが車線を維持するよう意識し、軽くステアリングを操作するだけで、高速道路のレーンを逸脱しないようステアリングの動きをアシストします。半径230mまでのコーナーにも対応し、事実上ほとんどの高速道路での使用が可能。車線逸脱警報機能も採用しました。つねにドライバーの運転を尊重して支援を行うLKASは、ASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省から認可を取得しています。
●LKASは運転者のハンドル操作に代わるものではありません。●ハンドルから手を放したまま走行し、ハンドル操作を怠ると作動しません。●規制速度を超えると、半径230m以上のコーナーでも作動しないことがあります。●道路状況、天候状況に加え、荷物の積載量やタイヤの空気圧など、車両状況によっても作動しないことがあります。
●車線維持支援機能〔LKAS〕作動イメージ 
●車線維持範囲:直線および半径230m以上の曲線路 /作動車速:65km/h〜100km/hかつ制限速度内の走行
レーダー   C-MOSカメラ   HiDSセットスイッチ   車間距離設定/車線維持制御OFFスイッチ
1.レーダー 2.C-MOSカメラ

3.HiDSセットスイッチ

4.車間距離設定/車線維持制御OFFスイッチ
●HiDSは前方不注意の危険性を解消する装置ではありません。車間距離制御、車間接近警報、減速能力、車線維持支援、車線逸脱警報には限界があります。HiDSを過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。 ●道路状況、天候状況によっては、使用できない場合があります。 ●ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。



Honda プリクラッシュセーフティテクノロジー
Hondaは安全をクルマづくりの最重要課題のひとつと位置づけ、運転者の教育・啓発を主としたゼロ次安全から、衝突を未然に防ぐことを主とする一次安全(アクティブセーフティ)、衝突時の傷害軽減を主とする二次安全(パッシブセーフティ)まで積極的に取り組んできました。そして新たに研究開発をすすめてきたのが、アクティブ/パッシブセーフティという概念をこえ、IHCCのミリ波レーダーを用いて衝突を予測し被害を軽減する「Honda プリクラッシュセーフティテクノロジー」。インスパイアはその成果、追突軽減ブレーキ(CMS)とE-プリテンショナー(運転席/助手席)を採用しています。
CMS=Collision Mitigation brake System


追突軽減ブレーキ(CMS)(アバンツァーレに標準装備 30TL、30TEにアドバンスパッケージとしてメーカーオプション)
警報およびブレーキのアクティブな制御により、効果的に追突事故の回避支援と被害軽減をはかる先進のシステムです。ミリ波レーダーにより前走車を検知、追突のおそれがあると判断した場合に音と表示による警報でドライバーに注意を促し、さらに接近した場合には自動で軽いブレーキをかけることにより体感警報を実行。そして追突の回避が困難と判断した場合には自動で強いブレーキ制御を行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果によって、インスパイアの強力なブレーキシステムのポテンシャルを最大限に引き出し、追突速度の低減をはかります。追突軽減ブレーキ(CMS)と名づけたこの機能も、ASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省から認可を取得しています。


E-プリテンショナー(運転席/助手席)(アバンツァーレに標準装備 30TL、30TEにアドバンスパッケージとしてメーカーオプション)
追突軽減ブレーキ(CMS)の作動と並行して、追突の危険性が高い場合に運転席シートベルトを弱く数度引き込むことで、体感的な警報をドライバーに与えます。さらに追突の回避が困難と判断した場合には、シートベルトを強く引き込んで乗員の拘束効果を高めます。またE-プリテンショナーは、ドライバーが急ブレーキをかけてブレーキアシストが働いたときにも作動します。
●追突軽減ブレーキ(CMS)+E-プリテンショナー作動イメージ(イラスト:運転席)
追突軽減ブレーキ(CMS)+E-プリテンショナー作動イメージ
[前走車に接近]
走行中ミリ波レーダーにより前走車を検知。前走車へ接近し、追突のおそれがあるとシステムが判断した場合、音と表示で警報を発します。
  [さらに接近]
自動で弱いブレーキをかけ、シートベルトの弱い引き込みを行うことで体感警報を与えます。
※助手席には体感警報はありません。
  [追突の回避が困難]
自動で強いブレーキをかけ、シートベルトの強い引き込みを行うことで衝突による衝撃・被害を軽減します。


●追突軽減ブレーキ(CMS)は追突を自動で回避したり、自動で停車するシステムではありません。追突軽減ブレーキ(CMS)の機能には限界があります。追突軽減ブレーキ(CMS)を過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。 ●E-プリテンショナーは、シートベルトを正しく着用し、正しい運転姿勢をとらないと効果を十分に発揮しません。 ●ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。

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