Honda｜インスパイア（2005年10月終了モデル）

2003年6月発表　2005年10月終了モデル
この情報は2005年10月現在のものです。

メカニズム


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独創のサルーンは、世界をリードする高密度な基本メカニズムを礎として構築される。

V6 3.0L i-VTECエンジン
インスパイアのV6 3.0L i-VTECエンジンは、VTEC（可変バルブタイミング・リフト機構）に、画期的な可変シリンダーシステムをプラス。エンジンへの負荷が比較的少ない巡航時などを中心とした状況で、コンピュータが最適と判断した場合に片バンク3気筒のバルブ駆動を休止して走行します。低速域からトルクフルで伸びやかな回転の高まりとともに胸のすくパワーを発揮するV6エンジンならではの魅力を遺憾なく発揮。そのうえ高速クルージング時を中心とした実用域での画期的な低燃費とすぐれた環境性能までレギュラーガソリン仕様で達成するという、まさに新時代の高速クルージングサルーンにとって理想的な心臓に仕上げました。

5速AT＋Sマチック
インスパイアのオートマチック・トランスミッションは、なめらかでシャープな加速はもちろん、高速クルージング時の低燃費化にも貢献する5段変速。快適なATモードとマニュアル感覚でシフトできるシーケンシャルモードを瞬時に選べるSマチックも搭載しました。アップダウンのつづく状況でもドライバーの感性に近いシフト制御を行うプロスマテックに加え、コーナリング時の不要なシフトアップを抑制するシフトホールド制御も採用しています。

インスパイアのシフト装置には■ブレーキペダルを踏まないと、セレクトレバーの[Ｐ]（駐車）位置からのシフト操作が行えないシフトロック機構 ■[Ｐ]位置にあるときのみイグニションキーを抜くことができるキー・インターロック機構※ ■[R]（後退）位置にあることをチャイムでドライバーに知らせる後退位置警報装置が装備されています。

※Honda スマートカードキーシステム搭載車については取扱説明書をご覧ください。

■シフトホールド制御イメージ

Photo：アバンツァーレ　メーカーオプション（レザーインテリア）装着車

DBW（ドライブ・バイ・ワイヤ）
アクセルペダルの踏み込み量をセンサーが検知し、コンピュータが理想的なスロットル制御を実行。ナチュラルなアクセルフィールを実現し、環境性能の向上にも貢献するなど、i-VTECエンジンのポテンシャルをより大きく引き出す最新テクノロジーです。

ハイレベルなコンフォートチューニング

ロングクルージングを楽しむための絶対条件ともいえる静かで快適な乗り心地。インスパイアは、可変シリンダーシステムにともなう「アクティブコントロールエンジンマウント」や「アクティブノイズコントロール」等の先進技術はもちろん、吸音材や遮音材の効果的な配置などによってきめ細やかに快適性のチューニングを施し、ロードノイズとバイブレーションを可能なかぎり低減しました。遠くまで走るほど、その成果と魅力を実感していただけます。

■吸音材・遮音材配置図

先進のスタイリング＆空力性能
上下方向とともに左右方向にも円弧状の張りを持たせた3次元ラウンドキャビンが特徴づけるインスパイアのスタイリングは、クラッシー＆アグレッシブ。ゆとりあふれるパッケージングを実現しながら、より徹底したボディ全体のフラッシュサーフェス化、アンダーボディへの入念な空力処理などで、CD値（空気抗力係数）0.29^※という、セダンボディとしてトップレベルの空力性能を獲得しました。またドアミラーを風の流れを乱さない形状とするなど、こだわりのディテールもハイバランスな走りに寄与します。

※Honda測定値


	エアフローイメージ（ボディ上面）	ツインサイレンサー

	4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション
	上級セダンにふさわしい乗り味と操る歓びを生む操縦安定性を高い次元で両立するインスパイアの足まわりは、Hondaが熟成を重ねた4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション。前後のジオメトリーを最適化し、加減速時の姿勢変化を抑えて高速道路の段差を乗りこえる際のしなやかな動きに気を配るなど、走りのステージを幅広く想定しながら繊細なチューニングを施しました。またHonda独創の5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンションも、イニシャルキャンバーの最適化などでコーナリング時の安定性を強化。もちろん、乗り心地や燃費、ブレーキ性能にも寄与する専用開発205/60R16タイヤとのマッチングもハイレベルです。		5リンク・ダブルウイッシュボーン・リアサスペンション

EPS（電動パワーステアリング）
電動パワーステアリングを採用したインスパイアの操舵フィールは、スムーズな操作性と剛性感をハイレベルに両立。車速とトルクの信号により、油圧方式に比べてアシスト力の制御をより緻密に設定できるEPSならではの特性を生かし、市街地での扱いやすさと高速走行時の安心感をともに重視して、アシストトルクをきめ細やかにコントロールしています。

4輪ディスクブレーキ
高速クルージングの楽しさと安心感を高めるキーポイントのひとつであるブレーキには、フロントを放熱性にすぐれたベンチレーテッドタイプとした4輪ディスクブレーキを採用。強力な制動力はもちろん、耐フェード性も十分に高めました。

フロント/リアブレーキ

静と動の高剛性ボディ
市街地から高速道路まで、高い運動性能と安心感にとむ快適な乗り心地を両立するために、インスパイアは、まずボディの静剛性（ねじれ剛性/曲げ剛性）を徹底して高め、基本骨格のポテンシャルアップをはかりました。そのうえで、走りのテイストに大きく影響するフロント/リアの剛性バランスを最適化して動剛性を徹底追求。フロントとリアの動きが絶妙な一体感を保つ、懐の深い走りを実現しています。

■高剛性ボディ構造図

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