2005年9月発表 2006年11月終了モデル
この情報は2006年11月現在のものです。

ELYSION
安全性能(アクティブセーフティ)
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New Safety Performance
ミニバンを知りつくしたHondaが、
安全への守備範囲を大きく広げる。

Photo:VX・Aero Package(FF) ボディカラーはブルーイッシュシルバー・メタリック AFS作動イメージ
Photo:VX・Aero Package(FF) ボディカラーはブルーイッシュシルバー・メタリック AFS作動イメージ
事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティ
走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能が問われるアクティブセーフティ性能をあらゆる角度から追求したエリシオンは、ボディやサスペンション、運転席からの視界や取り回し性など、クルマとして、ミニバンとしての基本性能をまず徹底。そのうえでEBD(電子制御制動力配分システム)付ABSや急制動時に踏力を補助するブレーキアシスト、明るさとともに遠方視認性を高めたディスチャージヘッドライト〈HID〉(ロービーム/オートレベリング機構付)を全タイプに採用するなど、事故の未然回避能力を高めました。さらにヘッドライトの配光を左右にコントロールするAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)、ライトの点灯/消灯を自動化するオートライトコントロール、さまざまな路面で車両の挙動安定化をはかるVSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)など、かずかずのセーフティデバイスを設定しています。
EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)
ABSは滑りやすい状況での急制動時に車輪ロックを防止。EBDはブレーキング時の前輪と後輪の制動力配分をコンピューターがコントロールし、制動ポテンシャルをフルに引き出します。EBD付ABSは、あくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、EBD付ABSがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。

ヘッドライトの配光を左右にコントロール。
アダプティブ・フロントライティングシステム〈AFS〉
タイプ別設定
カーブや交差点での右左折時に、ステアリング操作に連動して操舵方向のヘッドライトのプロジェクターユニットが向きを変え、進行方向を照射。明るいディスチャージヘッドライトとあわせ、夜間走行の安心感を高めます。
※停車状態の操舵では照射方向は変わりません。
AFS概念図
AFS作動イメージ
Photo:VX・Aero Package 作動イメージ

白く明るい光を、より遠くへ照射。
ディスチャージヘッドライト〈HID〉
(ロービーム/オートレベリング機構付)
高効率・低消費電力のガス放電型バルブが、高輝度の光をより広く遠くへ照射。夜間や雨天時のドライブも明るくサポートします。乗車人数や荷物の量にかかわらず照射軸を一定に保つオートレベリング機構付き。

車輪のロックや空転、車両の横すべりをトータルに抑制。
車両挙動安定化制御システム〈VSA〉
タイプ別設定
さまざまな路面状況とその急激な変化に対し、つねに正確な走りを提供するためにエリシオンが採用したVSA。ブレーキ時の車輪ロックを防ぐABS、加速時などの車輪空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)に、旋回時の横すべり抑制を加え、3つの機能をトータルにコントロールする先進の車両挙動安定化制御システムです。さらに、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)との協調制御、ブレーキ操作の個人差を判断して最適なアシストを実行する学習機能を持つ電子制御ブレーキアシストも採用し、より効果的な制御を実現しています。
[VSAの機能]
●オーバーステア抑制 旋回時、車両の巻き込みが発生した場合の挙動安定化。
●アンダーステア抑制 旋回加速時、駆動輪の軌跡がはらんだ場合の路面トレース性向上。
●発進制御 左右輪の路面状況が異なる場合の発進性向上。
●制動制御 制動時の安定性向上。
■VSAはあくまでドライバーのブレーキ操作やアクセル操作等を補助するシステムです。したがって、VSAがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。
■VSA作動イメージ図
VSA作動イメージ図

Honda プリクラッシュセーフティテクノロジー
Hondaは安全をクルマづくりの最重要課題のひとつとして位置づけ、運転者の教育・啓発を主としたゼロ次安全から、衝突を未然に防ぐことを主とする一次安全(アクティブセーフティ)、そして衝突時の傷害軽減を主とする二次安全(パッシブセーフティ)など、それぞれの分野で積極的に取り組んできました。これに加え、新たに研究開発をすすめてきたのが、アクティブセーフティとパッシブセーフティという概念の垣根をこえ、衝突を予測しその被害を軽減する「Honda プリクラッシュセーフティテクノロジー」。エリシオンはその成果として、IHCCのミリ波レーダーを活用した追突軽減ブレーキ〈CMS〉とE-プリテンショナー(運転席/助手席)を採用しています。

警報とブレーキ制御で追突の回避を支援。
追突軽減ブレーキ〈CMS〉タイプ別設定
警報およびブレーキのアクティブな制御により、効果的に追突事故の回避を支援するとともに、万一の追突時には被害の軽減をはかる先進の安全支援システム、追突軽減ブレーキ〈CMS〉。レーザー光に比べて雨などによる伝搬損失の少ないミリ波をフロントグリル内から前方に送信して前走車を検知。追突のおそれがあるとシステムが判断した場合に音と表示による警報でドライバーに注意を促し、さらに接近した場合には自動で軽いブレーキをかけることにより体感警報を実行します。その後追突の回避が困難と判断した場合には自動で強いブレーキ制御を行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果によって、エリシオンの強力なブレーキシステムのポテンシャルを最大限に引き出し、追突速度の低減をはかります。この機能はASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省から認可を取得しています。
追突軽減ブレーキ〈CMS〉は追突を自動で回避したり、自動で停車するシステムではありません。追突軽減ブレーキ〈CMS〉の機能には限界があります。追突軽減ブレーキ〈CMS〉を過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。
ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。

危険を知らせ、万一の際には拘束効果をアップ。
E-プリテンショナー
(運転席/助手席)タイプ別設定
追突軽減ブレーキ〈CMS〉の作動と並行して、追突の危険性が高い場合に、まず運転席シートベルトを弱く数度引きこむことで体感的な警報をドライバーに与えます。さらに追突の回避が困難とシステムが判断した場合には、運転席/助手席シートベルトを強く引きこんで乗員の拘束効果を高めます。E-プリテンショナーはまた、ドライバーが急ブレーキをかけてブレーキアシストが働いたときにも作動します。
E-プリテンショナーは、シートベルトを正しく着用し、正しい運転姿勢をとらないと効果を十分に発揮しません。
ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。
追突軽減ブレーキ〈CMS〉+E-プリテンショナー作動イメージ(イラスト:運転席)
前走車に接近 [前走車に接近]
走行中ミリ波レーダーにより前走車を検知。前走車へ接近し、追突のおそれがあるとシステムが判断した場合、音と表示で警報を発します。
さらに接近 [さらに接近]
自動で軽いブレーキをかけ、運転席シートベルトの弱い引きこみを行うことで体感警報を与えます。
※助手席には体感警報はありません。
追突の回避が困難 [追突の回避が困難]
自動で強いブレーキをかけ、運転席/助手席シートベルトの強い引きこみを行うことで衝突による衝撃・被害を軽減します。

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