2015年10月発表 2016年3月終了モデル
この情報は2016年3月現在のものです。

  • パワートレイン
  • シャシー
  • ボディ

すべては、鍛え抜かれたダイナミクスを最大限に発揮するために。

軽量・高剛性、新世代TYPE Rボディ

228kW[310PS]、400N・m[40.8kgf・m]の強大なパワーをフルに発揮し得るシーンを想定し、速さに直結する「軽さ」と、路面からのハードな入力に応える「強さ」の両立を目指す。走りの基礎となるボディは、主要骨格の接合に従来のスポット溶接による点接合に加え、構造用接着剤を用いた面接合を広範囲に採用した。ロボットで塗布できない複雑な箇所には手塗りも施し、剛性効果を追求。広い面で応力を分散でき、より効果的に剛性確保を可能とするこの接合法を用いることで、補強材を最小限にとどめながら軽量・高剛性を実現した。

  • ■ フロントオーバーフェンダー

    フロントオーバーフェンダー

    フロントオーバーフェンダーは、フェンダーと一体成形のアルミ製を採用。従来の構造を採った場合と比較して42%の軽量化を達成し、パワーウエイトレシオ向上に寄与させている。

  • ■ フロントサブフレーム

    フロントサブフレーム

    235/35ZR19 91Yのハイグリップタイヤからボディへと伝わる入力を受け止め、サスペンションの性能を活かしきるために、フロントサブフレームを徹底強化。
    効率よく入力を分散するブレースバーを追加してコーナリング時のロアアーム取り付け点剛性を大幅に高めたほか、剛性左右差も極小化し、剛性感の高いハンドリングに貢献している。

研ぎ澄まされたエアロダイナミクス

超高速域でも安心感の高い走りを実現するべく、空力によって高速走行時の操縦性と安定性を高めるマイナスリフトを追求。CFD(流体解析)や風洞テストを繰り返しながら、ニュルブルクリンクにおける検証も重ね、ボディ各部の空力処理を徹底した。
翼断面形状の大型リアスポイラーや大きく張り出した形状のフロントオーバーフェンダーは、強力なダウンフォースを発生。さらにフロア下面のほとんどをアンダーカバーで覆うとともにフロントスポイラー、サイドシルガーニッシュ、リアディフューザーなど空力パーツを全周させ、CD(空気抵抗値)の悪化を最小限に抑制しつつ、CL(揚力)のマイナスリフト化を達成している。

  • ■ フロントオーバーフェンダー

    フロントオーバーフェンダー

    大径ワイドタイヤによるワイドトレッド化に対応するフロントオーバーフェンダーは、大きく張り出した形状によりダウンフォースを発生させ、コーナリング時のグリップ限界向上に寄与。レスポンスの良いハンドリングにも貢献している。

  • ■ 大型リアスポイラー

    大型リアスポイラー

    ボディ形状との相乗効果により効果的にダウンフォースが得られる翼断面形状としたうえで、空気抵抗と揚力のバランスが最適になるよう、ウイングの迎角を1°刻みでチューニング。空気抵抗を抑えながらウイングおよびボディ上面に強力なダウンフォースを発生させる。

  • ■ フロントフェンダーアウトレット構造

    フロントフェンダーアウトレット構造

    フロントフェンダーの上部と後部に採用したアウトレット構造は、エンジンルーム内の高効率な排熱をもたらし 、エンジン冷却水の水温低下に貢献。空力に不利に働くフロントグリル開口部の縮小化も可能とし、排熱効果とともに空気抵抗の低減を実現。さらに、アウトレットから排出される細かな空気の渦によって、ボディサイドの整流効果も得ている。

  • パワートレイン
  • シャシー

Specification & Size

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