2006年9月発表 2007年8月終了モデル
この情報は2007年8月現在のものです。

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Safety
エアバッグシステム作動イメージ 
■エアバッグシステム作動イメージ
写真は機能説明のため、運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム、サイドカーテンエアバッグシステムともに展開した状態を合成したものです。
  Active Safety
事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティ。
「走る」「曲がる」「止まる」という安全技術の基本性能を磨きあげた上で、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABSや急制動時にブレーキ踏力を補助するブレーキアシストを全タイプに採用しています。さらに後続車からの視認性を高めるハイマウント・ストップランプの標準装備に加え、より明るく遠方視認性の高いディスチャージヘッドライト〈HID〉(ロービーム/オートレベリング機構付)などもタイプ別設定、タイプ別メーカーオプションに設定しています。
 
EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(4輪アンチロックブレーキシステム) ABSは滑りやすい状況での急制動時に車輪ロックを防止。EBDはブレーキング時の前輪と後輪の制動力配分をコンピューターがコントロールし、制動ポテンシャルをフルに引き出します。EBD付ABSは、あくまでもドライバーのブレーキ操作を補助するシステムです。したがって、EBD付ABSがない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、ムリな運転までは制御できません。安全運転をお願いします。
ディスチャージヘッドライト
ディスチャージヘッドライト
  Pre Crash Safety
衝突を予測して被害を軽減するためのHondaプリクラッシュセーフティテクノロジー。
Hondaは安全をクルマづくりの最重要課題のひとつとして位置づけ、運転者の教育・啓発を主としたゼロ次安全から、衝突を未然に防ぐことを主とする一次安全(アクティブセーフティ)、そして衝突時の傷害軽減を主とする二次安全(パッシブセーフティ)など、それぞれの分野で積極的に取り組んできました。これに加え、新たに研究開発をすすめてきたのが、アクティブセーフティとパッシブセーフティという概念の垣根をこえ、衝突を予測してその被害を軽減する「Hondaプリクラッシュセーフティテクノロジー」です。シビック/シビックハイブリッドはその成果として、IHCCのミリ波レーダーを活用した追突軽減ブレーキ〈CMBS〉とE-プリテンショナー(運転席/助手席)を採用しています。
●追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー(運転席/助手席)[タイプ別メーカーオプション]
ASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省から認可も取得している追突軽減ブレーキ〈CMBS〉は、警報とブレーキのアクティブな制御で追突事故の回避支援と被害軽減を図る先進の安全支援システムです。レーザー光に比べて天候の影響を受けにくいミリ波をフロントグリル内のレーダーから前方に送信して前走車を検知し、追突のおそれがある場合には音と表示による警報でドライバーに注意を喚起。さらに接近すると自動で軽いブレーキをかけ、体感警報を実行します。 その後追突の回避が困難と判断した場合は自動で強いブレーキ制御を行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果によって追突速度の低減を図ります。並行作動するE-プリテンショナーは、追突の危険性が高い場合まず運転席シートベルトを弱く数度引き込み体感警報を実行します。 さらに追突の回避が困難と判断した場合、運転席/助手席シートベルトを強く引き込み拘束効果を向上。また、急ブレーキをかけてブレーキアシストが働いたときにも作動します。
■ 追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー作動イメージ(イラスト:運転席)
前走車に接近 [前走車に接近]
走行中ミリ波レーダーにより前走車を検知。前走車へ接近し、追突のおそれがあるとシステムが判断した場合、音と表示で警報を発します。
さらに接近 [さらに接近]
自動で軽いブレーキをかけ、運転席シートベルトの弱い引き込みを行うことで体感警報を与えます。※助手席には体感警報はありません。
追突の回避が困難 [追突の回避が困難]
自動で強いブレーキをかけ、運転席/助手席シートベルトの強い引き込みを行うことで衝突による衝撃・被害を軽減します。
[CMBS=Collision Mitigation Brake System]
●追突軽減ブレーキ〈CMBS〉は追突を自動で回避したり、自動で停車するシステムではありません。追突軽減ブレーキ〈CMBS〉の機能には限界があります。追突軽減ブレーキ〈CMBS〉を過信せず、つねに前走車や周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。
●E-プリテンショナーは、シートベルトを正しく着用し、正しい運転姿勢をとらないと効果を十分に発揮しません。
●ご使用の前に、必ず取扱説明書をお読みください。
  Passive Safety
万一の際に人を守るためのパッシブセーフティ。
衝突時の衝撃(G)をコントロールして人への傷害軽減を目指すHonda独自の衝突安全技術「Gコントロール」。この技術により、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hをクリア。さらに「コンパティビリティ対応ボディ」、歩行者の安全までを視野に入れた「歩行者傷害軽減ボディ」など、リアルワールドにおける安全性能をいっそう向上させています。
●進化したGコントロール技術が生んだ、コンパティビリティ対応ボディ
フレームなどの複合的な配置により、前面からの衝撃を広く分散・吸収。衝突時の自己保護性能を高めるだけでなく、相手車両への攻撃性を低減する画期的なボディです。
G-CON
コンパティビリティ対応ボディ説明図
コンパティビリティ
対応ボディ説明図
●サイドカーテンエアバッグをはじめ、充実のエアバッグシステム
運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステムを全タイプに標準装備。また前席用i-サイドエアバッグシステムとセットで全タイプにメーカーオプション設定した先進のサイドカーテンエアバッグシステムは、スピーディな展開速度で前後席を効果的にカバーし、側面衝突時の乗員頭部保護性能をいちだんと高めました。
◎運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム
衝撃(G)を受けた状況をより緻密に検知・判断する作動プログラムを設定。デュアルインフレーターを採用し、衝撃の大きさによってふたつのインフレーターを同時に点火するか時間差をもうけて点火するかを判断し、エアバッグの展開出力を2段階にコントロールします。
SRS=Supplemental Restraint System(シートベルトを補助する乗員保護装置)
■運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステムは、横方向や後方向からの衝撃には作動しません。前方向からの、設定値以上の衝撃を感知したときのみ作動します。
■SRSエアバッグシステムは、あくまでもシートベルトを着用することを前提として開発されたシステムです。くれぐれもシートベルトの正しい着用をお願いします。
◎前席用i-サイドエアバッグシステム/サイドカーテンエアバッグシステム[メーカーオプション]
車両の左右と中央部に側面衝突検知センサーを設置。より的確なタイミングで作動します。またi-サイドエアバッグシステムは乗員姿勢検知センサーを助手席に内蔵し、乗員の体格や姿勢を検知してエアバッグの展開を制御する画期的な機能を備えています。
■前席用i-サイドエアバッグシステムおよびサイドカーテンエアバッグシステムは、実際の衝突時には衝突側のみ展開します(i-サイドエアバッグシステムは、助手席側では助手席乗員の着座姿勢などを検知し、エアバッグによる重大な傷害の可能性があると判断した場合、展開を停止することがあります)。i-サイドエアバッグシステムおよびサイドカーテンエアバッグシステム装着車は、システムを正しく機能させるための注意事項があります。取扱説明書を必ずご覧ください。
●後面衝突時の頚部への負担を軽減する、アクティブヘッドレスト(運転席/助手席)
後方からの衝突時に、衝撃を緩和して頚部への負担を軽減するアクティブヘッドレストを採用。後方からの衝突時に乗員の体がシートバックを強く押すと内蔵のリンク機構が作動。 ヘッドレストを持ち上げながら前傾させ、適切な位置へ移動させることにより、頚部にかかる負担を大幅に軽減します。
●3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト+ラッププリテンショナー(運転席/助手席)
運転席/助手席に3点式ロードリミッター付プリテンショナーELR(緊急ロック式巻取装置)シートベルトを採用。前方向からの強い衝撃を感知すると瞬時にシートベルトを巻き取り、その後一定以上の荷重がかかるとシートベルトを少し送りだし胸などへの負担を軽減します。さらに、ショルダー側のプリテンショナーに加え腰ベルト側にもプリテンショナーを採用。乗員の拘束効果をいっそう高めることにより、傷害の軽減をめざしました。
3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト+ラッププリテンショナー概念図
●ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー+テザーアンカー(リア左右席)
チャイルドシートを確実・容易に取り付けることができるISO FIX対応の固定専用バーとともに、チャイルドシートを固定するためのテザーアンカーをリア左右席に装備。万一の衝突時、チャイルドシートの前方移動を効果的に抑制します。
■ISO FIXとは、誤使用防止、車両適合性の向上、取り付け方法の国際的な統一を目的とした、ISO(国際標準化機構)規格のチャイルドシート固定方式です。
■必ずHonda指定のチャイルドシートをお選びください。写真はISO FIX対応チャイルドシート(ディーラーオプション)を装着したものです。
チャイルドシート
チャイルドシートは、正しく装着。クルマとカラダに合ったものを。
チャイルドシートの着用は義務付けられています。お子様の体格に合わせてお選びのうえ、
正しい着用をお願いします。Hondaでは、後部座席でのご使用をおすすめしています。
Honda車にお乗りのお客様は、Honda車にぴったりフィットする、Honda純正チャイルドシートをお選びください。
全国の四輪販売会社には、お客様にチャイルドシートの正しい選び方や取り付け方をアドバイスできるセーフティコーディネーターを配置しています。どうぞお気軽にご相談ください。
■Honda純正チャイルドシートのご購入などに関して、詳しくは販売会社にお問い合わせください。
リアルワールドの安全研究をすすめています。
現実の中にこそ、真実がある。私たちは、実際の事故をより忠実に再現するために、世界初の屋内型全方位衝突実験施設で、クルマ同士はもちろん、歩行者も視野に入れたリアルワールドの安全研究を推進。より正確で広範なデータを蓄積し、クルマづくりに取り入れることが、さまざまな事故から人を守ることにつながると考えています。Hondaは、規制を基準とするだけでない独自の安全を追求し続けています。
テスト車両によるクルマ相互の衝突実験
テスト車両によるクルマ相互の衝突実験
■各装備・仕様の詳しい設定につきましては、「装備一覧」「主要諸元」をご覧ください。


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