2020年4月3日(金)

HondaドライバーがWTCRのeSportsシリーズに参戦

HondaドライバーがWTCRのeSportsシリーズに参戦

2020年のFIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)に参戦する4人のHondaドライバーが、同選手権のeSportsシリーズ開幕戦に参加します。

参加選手は、エステバン・グエリエリ、ネストール・ジロラミ、ティアゴ・モンテイロ、アッティラ・タッシの4名で、全4戦で行われるミニシリーズに出場。現役レーシングドライバーのほか、シミュレーターを使ったレーシングゲームのプロ選手も参加し、開幕が遅れている2020年のWTCRシーズンを盛り上げます。なお、4選手は、バーチャル空間で再現された2019年仕様のマシンをドライブします。

4名のHondaドライバーは、2019年のWTCRでHonda CIVIC TCRを駆って8勝を挙げていますが、eSportsでシミュレーターのトップ選手と競うのは容易なことではありません。それでも、ゲームの世界で戦う意欲は十分で、普段は実際のレースでライバルとなる他チームの現役WTCRドライバーともバトルを繰り広げます。

ゲーム環境は、シリーズ主催者のEurosports Eventと、そのeSportsパートナーであるRaceRoomによって提供され、新型コロナウイルスの影響が拡大し、レース開催の延期が相次ぐ中で、WTCRファンの皆様へ楽しみを提供できる手法として実施されます。

開幕戦はヨーロッパ中央時間の4月6日(月)午後7時30分(日本時間4月7日午前2時30分)にスタート。舞台は、第1戦の開催地となる予定だったハンガリーのハンガロリンクです。レースの模様はWTCRの公式FacebookとYouTubeチャンネルで視聴することができます。

コメント

エステバン・グエリエリ
「私は、だれが相手でも気にしません。とにかく全力を尽くすことが好きなのです。できる限り集中して自分自身を高めようと取り組むことが好きですし、いい手法だと思っています。現在、実際のレースができない中で、シミュレーターによるレースが行われるのはいいことだと思います。現実世界でマシンを速く走らせるためには多くの時間をかけてスキルを習得しなければなりませんが、シミュレーターは似て非なるもので、また違った速さのコツがあるはずですから、それを学ばなければなりません」

ネストール・ジロラミ
「RaceRoomとWTCRがこうした機会を作ったのは、ファンの皆さんにとってもいいことだと思います。僕らだけでなく、スポンサーやHondaにとっても、レースをする場はうれしいものです。現実のレースが開幕できない中で、こうしてシーズンを始めるのはいいことですし、ファンの皆さんの前でレースができてうれしいです。また、僕にとってはシーズンに向けたいい準備になります。少なくとも、あと数か月はドライビングができない期間が続くので、このような機会があれば、トレーニングを続けて感覚を鋭く保つことができます」

ティアゴ・モンテイロ
「現時点でファンの皆さんへ楽しみを提供できる素晴らしい機会だと思いますし、だからこそ参加したいと思いました。また、世の中全体や、さらにはスポンサーにとっても、大切なことです。私は多くの人を楽しませたいですし、それが自分の仕事だとも思っています。RaceRoomでレースをしたことはありませんし、ほかのプラットフォームとは全く異なるものだとも聞きました。波乱の展開を期待してはいませんが、うまくいくようにがんばりますし、参加して楽しめればと思います。最下位になるかもしれませんが、それは気にせず、まずは参加することに意義があると思います」

アッティラ・タッシ
「RaceRoomのシステムは、普段私が使っているシミュレーターとかなり違ってはいますが、こうしてレースができるのは素晴らしいアイデアだと思いますし、ファンにとっても楽しみが増える機会になるはずです。僕のホームであり、今年は開催中止になってしまったハンガリーから開幕するのもうれしいです。何が起きるか全く想像はつきませんが、結果ではなく、いかに楽しいレースができるか大切だと思います」

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