マカオラウンドのレース1が行われ、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのネストール・ジロラミと、KCMGのティアゴ・モンテイロがポイントを獲得しました。
ジロラミは、17番手から好スタートを決めてポジションアップ。さらには接触などのアクシデントをうまく回避し、14位でフィニッシュしました。これにより、ジロラミはドライバーズランキング6位をキープしています。
14番手スタートのモンテイロは、1周目のリスボアコーナーで順位を落とし、ジロラミの後方につけます。そこからジロラミを追走し、15位でチェッカーを受けました。
モンテイロのチームメートのアッティラ・タッシは、20番手からスタートして20位でフィニッシュ。1周目に激しく追突され、排気系にダメージを負ったものの、なんとか走りきりました。
ポイントリーダーのエステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)は、2ポイント差でポイントリーダーに立っていたものの、エンジン交換を実施したことで最後尾スタートとなり、レース1を26位で終えました。この日はダメージを負わずに走行することに努め、日曜の2レースで巻き返しを図ります。
この結果、首位から18ポイント差のランキング2位、チームもランキング3位となっています。
KC Motorgroupからワイルドカード参戦しているジム・カー・トーは、予選で負ったマシンへのダメージが大きく、レース1に出走しませんでした。
ネストール・ジロラミ(14位)
「16番手からスタートして14位と、順位を上げてポイントを獲得できました。わずかなポイントですが、チームチャンピオンシップの争いにとっては貴重です。1周目のリスボアで接触されましたが、前のマシンに追突しないように必死に動きました。今週末はペースが厳しいので、これが最大限の結果だと思います」
ティアゴ・モンテイロ(15位)
「今週末はポイント獲得のチャンスだと思っていましたが、今日はスタートでつまずきました。多くのマシンが並んで走行していたので、そこを避けたところ、スリップストリームが使えずに4~5ポジション落としてしまいました。前方でいくつか接触が起こっていたので、順位をばん回できましたが、追い抜きは難しかったです。トップ10に入れるペースはあったと思いますが、予選での不運によってそれを実現できませんでした。明日もサバイバルレースになると思います」
アッティラ・タッシ(18位)
「今日は明日に向けたセッションのように考えていました。予選後にいくつかセットアップ変更を行い、バランスがよくなったので、うまく機能していると思います。ただ、1周目のリスボアで後ろから追突され、その勢いで前のマシンにも接触してしまいました。マシンと排気系にダメージを負っており、加速に影響がありました。明日に向けてもう少しマシンに変更を加えて、日曜の2レースで両方ともポイント獲得ができればと思います」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 100 | Y.ミュラー | Lynk & Co | 8 | 20'30.047 |
2 | 5 | N.ミケリス | ヒュンダイ | 8 | +0.405 |
3 | 31 | K.チェッコン | アルファロメオ | 8 | +1.644 |
4 | 12 | R.ハフ | フォルクスワーゲン | 8 | +2.153 |
5 | 11 | T.ビョーク | Lynk & Co | 8 | +2.882 |
6 | 111 | A.プリオール | Lynk & Co | 8 | +3.169 |
14 | 29 | ネストール・ジロラミ | ![]() | 8 | +12.134 |
15 | 18 | ティアゴ・モンテイロ | ![]() | 8 | +12.946 |
18 | 9 | アッティラ・タッシ | ![]() | 8 | +20.708 |
24 | 86 | エステバン・グエリエリ | ![]() | 7 | +1Lap |