Round03スロバキアスロバキア

2019年5月12日(日)・決勝

Slovakia Ring

第3戦 スロバキア 決勝

レース2でHonda CIVIC TCRが1-2フィニッシュ

FIAワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)第3戦のスロバキアラウンドは、5月12日(日)に3レースが開催されました。

予選Q2の10番手までがリバースグリッドで行われるレース2では、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのネストール・ジロラミとエステバン・グエリエリが1-2フィニッシュ。チャンピオンシップにおけるリードを拡大しました。

レース2で2番手からスタートしたジロラミは、1周目からトップ争いを展開し、序盤3分の1が経過するころに首位に浮上。そのままリードを守り切り、今季3勝目、チームにとっての4勝目を挙げました。

レース1では1周目で複数台に接触されてリタイア、レース3ではコースアウトしてグラベルへ飛び出し、復帰するも24位。しかし、総合順位ではでは首位をキープしています。

グエリエリは、5番グリッドから抜群のスタートを決め、3番手にポジションアップ。さらに順位を上げて2位でフィニッシュし、今季3度目の表彰台登壇を果たしました。レース1では15位、レース3で6位に入り、ポイントランキングでは2位につけています。

この結果、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportは、チームランキングで2位に50ポイント差をつけてリードしています。

KCMGのティアゴ・モンテイロとアッティラ・タッシは、予選での苦戦が影響し、厳しい戦いとなりました。

モンテイロは、3レースともに17位でフィニッシュ。レース1ではポイント圏内へと迫りましたが、1周目のアクシデントで落ちたと思われるデブリの影響でスローパンクチャーを喫し、届きませんでした。
※レース2では他車にペナルティーが下されたため、16位へ繰り上がりました

タッシは3レース中2レースでコースオフを喫し、いずれもラジエーターグリルに入ったデブリを取り除くためにピットイン。レース1での18位が最高位となりました。

次回は2週連戦となり、5月17日・18日にオランダのザントフールトで第4戦が開催されます。

コメント

ネストール・ジロラミ(27位/優勝/24位)ネストール・ジロラミ(左)
「前回と今回で合わせて3勝できたことはすばらしいですし、このスロバキアリンクでチームは最高の仕事をしてくれたと思います。今大会からウエイトを課されて最重量となったので、今回は厳しい戦いになることは分かっていましたが、レース2では最大限の力を発揮することができましたし、幸いにもランキング争いのライバルたちは大量得点に至りませんでした。今週末の目標はマシンへのダメージを最小限に抑えることでしたし、それをしながらポイントリーダーとしてザントフールトへ向かえるのはいいことです。とても満足しています」

エステバン・グエリエリ(15位/2位/6位)エステバン・グエリエリ
「全体的にはいいレースウイークとなりました。ウエイトが増やされたこともあり、困難を予想していましたが、30~35ポイントという目標に対して、33ポイントを獲得できましたので、十分です。チームにとって1-2フィニッシュは最高の結果ですし、ライバル勢にも引けを取っていません。予選が好調で、今日のセットアップもよかったです。かなり激しい戦いで大変でしたが、目指していたことは達成できました。ザントフールトを楽しみにしていますし、次はより上位を目指します」

アッティラ・タッシ(18位/24位/25位)アッティラ・タッシ(#9)
「もっといい結果を望んでいましたが、このシリーズでは予選結果が思い通りにならないと、順位を上げていくのは困難です。レース1はポイント圏内の手前までポジションアップしましたが、タイヤが終わってしまい、それ以上プッシュできませんでした。レース2と3はともに同じ状況で、レース2では攻めすぎたか接触されてコースアウト、レース3はプッシュしすぎてしまいました。どちらも草や石がラジエーターに入ってしまい、ピットに入らざるを得ませんでした。ザントフールトでは、向上したいと思います」

ティアゴ・モンテイロ(17位/16位/17位)ティアゴ・モンテイロ
「今週末は厳しい戦いでした。レースは、ハンガリーのときのようにアクション満載で、接触もたくさんありました。レース中、何度もヒットされ、後退せざるを得ませんでした。モロッコのように予選で前の方にいければ、十分ポイント圏内で戦えると思います。ハンガリーよりも上位との差は縮まっているのに、各車のタイムが接近しているためにそれが順位に現れないのがもどかしいです。大きく後れを取っているわけではなく、予選で何か所か修正できれば、より上位へ進出できると思います」

リザルト

レース1

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
122F.バービッシュアウディ1126'12.434
255M.チンホワアルファロメオ11+2.834
35N.ミケリスヒュンダイ11+3.243
469J.カール・ベルネ アウディ11+7.503
58A.ファルフスヒュンダイ11+13.949
61G.タルクィーニヒュンダイ11+14.426
1586エステバン・グエリエリ Honda11+25.407
1718ティアゴ・モンテイロHonda11+26.870
189アッティラ・タッシHonda11+28.405
2729ネストール・ジロラミHonda0-

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
129ネストール・ジロラミHonda920'03.915
286エステバン・グエリエリ Honda9+0.651
331K.チェッコンアルファロメオ9+0.983
488N.キャッツバーグヒュンダイ9+2.626
512R.ハフフォルクスワーゲン9+4.208
65N.ミケリスヒュンダイ9+4.589
1618ティアゴ・モンテイロHonda9+22.367
249アッティラ・タッシHonda5+4 Laps

レース3

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
155M.チンホワアルファロメオ1124'27.427
25N.ミケリスヒュンダイ11+0.242
331K.チェッコンアルファロメオ11+0.694
410 N.ラングフェルド アウディ11+11.818
596M.アズコナクプラ11+12.413
686エステバン・グエリエリ Honda11+13.536
1718ティアゴ・モンテイロHonda11+26.041
2429ネストール・ジロラミHonda11+57.914
259アッティラ・タッシHonda11+1'14.131

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
129ネストール・ジロラミHonda125
286エステバン・グエリエリ Honda123
35N.ミケリスヒュンダイ102
41G.タルクィーニヒュンダイ96
511T.ビョークLynk & Co87
669J.カール・ベルネ アウディ85
2218ティアゴ・モンテイロHonda20
239アッティラ・タッシHonda16

チーム

順位 チーム マシン 総合ポイント
1 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Honda 248
2 BRC Hyundai N Squadra Corse ヒュンダイ 198
3 Cyan Racing Lynk & Co Lynk & Co 152
4 PWR Racing クプラ 113
5 Mulsanne Srl アルファロメオ 109
6 Leopard Racing Team Audi Sport アウディ 107
12 KCMG Honda 36

ランキング詳細

フォトギャラリー

ニュース