Round04オランダオランダ

1日目

2018年5月20日(日)

会場:Circuit Zandvoort

エアラッシがレース1で鮮やかな勝利を決める

オランダ・ザンドボールトで開催された第4戦レース1は、赤旗や2回のセーフティーカーが適用されるなど、波乱の展開となりました。そんな中、粘り強く戦い抜いたヤン・エアラッシ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が勝利を収めました。

2番グリッドからレース1に挑んだエアラッシは、好スタートを決めるといきなりグループの先頭に躍り出ます。残念ながらオープニングラップは赤旗により中断となりましたが、このフランス人ドライバーは再開後のレースでも、序盤から再びトップにつけました。

再開後のレースでエアラッシはライバル勢との間隔をどんどん広げていきましたが、ここで2回のセーフティーカーが適用され、その独走態勢は崩されるかに思われました。しかし、2回目のセーフティーカーがチェッカーまで残り2ラップで適用されたにもかかわらず、エアラッシはいずれのセーフティーカー明けでも完璧なスタートを決め、ポジションを守りきってチェッカーを受けました。

この結果により、エアラッシは今シーズン2勝目、ALL-INKL.COM Münnich Motorsportはシーズン3勝目を挙げています。

エアラッシの後方でベンジャミン・レッスン(Boutsen Ginion Racing)は5番手を走行していましたが、ジャンプスタートのペナルティーにより、最終的に20位でレースを終えました。リスタート後、ペナルティーによりはるか後方からの追い上げを強いられたレッスンは、ポジションを回復しようとアタックしましたが、叶いませんでした。エステバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が6位、トム・コロネル(Boutsen Ginion Racing)が7位、そしてジェームス・トンプソン(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が12位でフィニッシュしています。

明日は予選2が午前8時30分から行われ、レース2が12時15分、そしてレース3が16時35分から行われる予定です。

コメント

ヤン・エアラッシ(優勝)ヤン・エアラッシ
「今日の結果にはたいへん満足しています。ここではオーバーテイクが難しいので、スタートで前に出るしかないことは分かっていました。マシンにいいペースがあることは分かっていたので、まず前に出て、タイヤをセーブしながら戦えば勝てると思いました。今日のレースでは、赤旗や2回のセーフティーカーがありました。特に2回目のセーフティーカーはライバルとかなり間隔を空けている最中だったので、痛手でしたね。しかし、マシンはすばらしく速さもあったので、勝つことができました。マシンを準備するためにハードワークをこなしてくれたチームにお礼を言いたいです。チャンピオンシップでも、今日の勝利でかなり前進することができました」

エステバン・グエリエリ(6位)エステバン・グエリエリ
「10番グリッドからスタートして6位でフィニッシュできたのはポジティブでした。予選はかなり混乱した中で行われ、レースでも赤旗やセーフティーカーがあり、たいへんな一日でした。ターン12では認識していなかった路面の穴に引っかかってしまい、右側のタイヤに振動が起きてしまいました。それでも、最後までなんとか走りきれたのでよかったです。ここでは他車をパスすることが難しいので、明日の予選ではいいグリッドを獲得し、レースを有利に進めたいです」

トム・コロネル(7位)エステバン・グエリエリ、トム・コロネル
「昨日はいくつかのエリアで問題がありましたが、夜の間にそれらを解決することができました。予選では、マシンが期待していた通りにうまく機能してくれました。地元ファンの前でシーズンベストリザルトを獲得できるのはすばらしいことです。いい流れが来ていると思います。ここで、熱狂的なファンを見れるのは特別な気持ちになります。彼らは15年間にわたってこのカテゴリーを愛し続けてくれています。彼らの応援とサポートに感謝したいです」

ジェームス・トンプソン(12位)ジェームス・トンプソン
「今日は、得意なコーナーとそうでないコーナーがあったため、リスクを冒さなければいいリザルトを獲得できないと思っていました。マシンの性能はそこまで変わらないため、スタートで前に出なければ、ほかのマシンをオーバーテイクするのは難しいと思っていたからです。昨日はトップ10に入れるだけの速さがありましたが、今日は少し苦労しました。しかし、それは私たちだけではなかったようです。このサーキットはトリッキーでラップも短いため、タイヤをきちんと温めるのが難しくなっています。明日のレースでは、もっと前進できることを祈っています」

ベンジャミン・レッスン(19位)
「スタートランプが長時間赤いままだったため、少し勘繰りすぎてクラッチを持ち上げてしまったのが運の尽きで、ドライブスルーペナルティーを適用されてしまいました。今回のレースではポイントが獲得できませんでしたが、明日のレースでも同じミスを繰り返すわけにはいきません。今日はスタート直後は5番手だったのですが、リスタート後はペナルティーによりかなり後方からのスタートを強いられ、ポジションを回復できませんでした。気持ちを切り替えて明日のレース2、レース3に挑みます」

リザルト

予選1

順位 No. ドライバー マシン タイム
112R.ハフフォルクスワーゲン1'43.945
268 ヤン・エアラッシHonda 1'44.058
352G.シェデンアウディ 1'44.102
469J.カール・ベルネ アウディ 1'44.252
563ベンジャミン・レッスンHonda 1'44.340
623N.ベルトンアウディ 1'44.488
 
89トム・コロネル Honda 1'44.596
1086エステバン・グエリエリ Honda 1'44.599
1515ジェームス・トンプソン Honda 1'44.939

レース1

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
168ヤン・エアラッシHonda1454'46.280
27A.コンテプジョー14+1.217
312R.ハフフォルクスワーゲン14+1.566
452G.シェデンアウディ14+1.879
569J.カール・ベルネ アウディ14+2.440
686エステバン・グエリエリ Honda14+5.280
79トム・コロネル Honda14+5.816
1215ジェームス・トンプソン Honda14+8.896
1963ベンジャミン・レッスンHonda14+13.424

フォトギャラリー

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