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世界ツーリングカー選手権

round 05

SCHEDULE

May 24 2014, QUALIFYING Race of Austria 2014

オーストリアオーストリア

予選でモンテイロ選手が7番手、タルクィーニ選手10番手
レース2ではフロントローと2列目をHonda Civic WTCCが占め、シーズン初優勝を目指す

2014年5月24日(土)・予選  会場:ザルツブルグリンク(4.241km)  天候:晴れ  気温:21℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)第5戦の舞台は、オーストリアのザルツブルグリンクです。ザルツブルグ市街から約15kmに位置するザルツブルグリンクは、2本の長い直線が特徴の高速サーキットです。

  • ティアゴ・モンテイロ選手(#18)ティアゴ・モンテイロ選手(#18)
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • メディ・ベナーニ選手メディ・ベナーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手

午後2時45分から行われた20分間のQ1では、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手、それに「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手と4台のHonda Civic WTCCが真っ先にコースインし、アタックに入りました。1回目のアタックで、ミケリス選手は1分23秒207、ベナーニ選手は1分23秒450、モンテイロ選手は1分23秒556のタイムをマーク。タルクィーニ選手はアタックせず、ピットに戻りました。残り10分を切った時点で、タルクィーニ選手が1分23秒527のタイムを出し、Q2進出圏内に入りました。セッション終了間際、モンテイロ選手とベナーニ選手が2回目のアタックに向かいます。そしてベナーニ選手は1分23秒073、モンテイロ選手は1分23秒097と、ともにタイムアップを果たしました。ミケリス選手とタルクィーニ選手は1回のアタックのみでQ1を終え、その結果、ベナーニ選手が7番手、モンテイロ選手8番手、ミケリス選手9番手、タルクィーニ選手12番手となり、4台のHonda Civic WTCCはそろってQ2へ進みました。

上位12台による10分間のQ2では、まずモンテイロ選手がアタックに入り1分22秒790、続いてタルクィーニ選手が1分22秒929をマークしました。ミケリス選手は1分23秒079、ベナーニ選手1分23秒232と各車が1回目のアタックを終えた直後、他車のアクシデントによりセッションは赤旗中断となりました。約10分間の中断後、Q2は再開され、各車2回目のアタックに入ります。まずベナーニ選手が1分22秒866とタイムを更新。続いてミケリス選手も1分22秒871とタイムアップを果たします。タルクィーニ選手とモンテイロ選手の2回目のアタックは、セッション終了のタイミングとなり、タイムアップは果たせませんでした。結果、Q2はモンテイロ選手7番手、ベナーニ選手8番手、ミケリス選手9番手、タルクィーニ選手10番手で終わり、Honda Civic WTCCはQ3進出を果たすことはできませんでした。

5月25日(日)に行われる決勝レースにおいて、レース2ではリバースグリッドによりタルクィーニ選手がポールポジションから、ミケリス選手が2番手、ベナーニ選手が3番手、モンテイロ選手が4番手と、2列目までをHonda Civic WTCC勢が占め、今シーズン初優勝を狙います。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(7番手)
「ザルツブルグリンクはHonda Civic WTCCにとって難しいコースであることは承知していましたが、周回を重ねるごとに自信がついてきましたし、マシンのバランスもよくなっています。明日のレースについては、やってみなければ分からないことも多いですが、みんなでがんばり、レース2では好結果を出したいと思います」

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(10番手)
「明日はまず、レース1をきちんと完走しなければなりません。高速で、集団での走行となるでしょうから、スタートから十分に気をつけなければなりません。レース2では、3台のHonda勢が私をサポートしてくれます。それでも難しいレースになるでしょうが、少しでも多くのポイントを獲得することが目標です」

堀内大資 | Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「ザルツブルグリンクは高地の高速サーキットなので、エンジンサイドとしてはアクセル全開時のピックアップをよくするために、フューエルマッピングを高速仕様にしました。それを含め、マシンに大きな問題は出ていません。Q2において、4台のHonda Civic WTCCでうまくスリップを使い合う作戦でしたが、タイミングが合わず、タイムアップが果たせませんでした。結果、Q3に進めなかったことは残念です。明日のレースでは、レース2で4台そろって好ポジションからのスタートですので、いい結果が得られるよう、がんばります」

予選リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム
110G.モルビデッリシボレー1'22.137
21Y.ミュラーシトロエン1'22.186
39S.ローブシトロエン1'22.363
44T.コロネルシボレー1'22.432
537J.ロペスシトロエン1'22.507
63T.チルトンシボレー1'22.565
 
718ティアゴ・モンテイロHonda1'22.790
825メディ・ベナーニHonda1'22.866
95ノルベルト・ミケリスHonda1'22.871
102ガブリエーレ・タルクィーニHonda1'22.929