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世界ツーリングカー選手権

round 03

SCHEDULE

May 9 2014 Race of Slovakia 2014

スロバキアスロバキア

2日間のテストを行い、昨年初優勝を果たしたスロバキアでの戦いに臨む

世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦は、今週末、スロバキア共和国の首都ブラチスラバから40kmほど東に位置するスロバキアリンクで行われます。

「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」は、前戦スロバキアにおいて、ティアゴ・モンテイロ選手がレース1で3位、レース2で2位となり、優勝争いを演じる活躍をみせたことで、次の戦いに向けて意欲を燃やしています。

「スロバキアでの戦いは接戦でした。終盤は、もう少しでHondaのために、今季初優勝ができそうでした。チーム全員の懸命な努力により、予選でもレースでもトップ争いをすることができました。チームメンバーの一人ひとりが、できるだけいい結果を出すためにベストを尽くしています。そして、状況は少しずつよくなっています。今は多くのポイントを取ることができるようになり、目標に少しずつ近づいています」とモンテイロ選手は語ります。

Honda勢のほかのドライバーたちも同じ意見です。スロバキアで自身のWTCC出場100戦目を迎えたゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)のノルベルト・ミケリス選手は、「スロバキアでは、Civic WTCCがQ3でトップ5のポジションを争い、両レースで表彰台を獲得し、スロバキアリンクに向けての大きな自信になりました」とコメントしています。

1年前、Honda Civic WTCCは、ガブリエーレ・タルクィーニ選手によって、スロバキアリンクでWTCC初優勝を遂げました。さらに、モンテイロ選手とミケリス選手とともに、Honda勢が表彰台を独占しました。

「私にとってもHondaにとっても重要な優勝でした。あの勝利は、Civic WTCCのポテンシャルを確認するものとなりましたし、その後のノルベルト、ティアゴ、私の優勝を含む、2013年シーズンの基礎となりました。全長約5.9kmのスロバキアリンクは、高速コーナーや左右に連続するコーナーなど、さまざまな要素を含んだサーキットです。その点では(ベルギーの)スパ・フランコルシャンに似ています。2014年のCivic WTCCは、昨年とは全く違うマシンですが、今年も優勝争いができると確信しています」とタルクィーニ選手は語っています。

スロバキアリンクはハンガリーのブダペストから車でわずか2時間と近いため、チームは木曜日にサーキットへ到着する前に、ハンガロリンクで2日間のテストを実施。

「次から次へとレースがあったので、3月のバレンシアとパヴィアの近くのタツィオ・ヌヴァラーリ・サーキットで行った新車のシェイクダウン以来、テストをすることができませんでした。レースウイークエンドのフリープラクティスと予選は、セットアップを詰めるためにほとんどすべての時間を費やしてきました。このハンガロリンクにおける2日間のテストで、マシンをよくして、今後のレースに備えるためのトライや、確認ができると思います。このテストをフルに活用できるよう努力します」と、カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チームのアレッサンドロ・マリアーニ代表は語りました。

WTCCスロバキア戦は、5月10日(土)に予選、11日(日)に決勝レースが行われます。