round 11

November 2 2013, QUALIFYING Race of China 2013 中国

SCHEDULE

予選ではタルクィーニ選手が9番手、モンテイロ選手が10番手
リバースグリッドのレース2ではフロントローを独占する、絶好のポジションを獲得

2013年11月2日(土)・予選  会場:中国・上海国際サーキット(4.603km)
天候:曇りのち晴れ  気温23℃  コースコンディション:ドライ

WTCC(世界ツーリングカー選手権)は2013年シーズン残り2戦となりました。前戦鈴鹿で勝利を収めたHonda Civic WTCCは、今回の中国と最終戦のマカオでのレースで、さらなる勝利を目指します。中国ラウンドの舞台は、F1グランプリが行われることでも有名な上海国際サーキットです。「上」の字をモチーフに設計され、特徴的な長いストレートとテクニカルなセクションが組み合わされた一周4.603kmのフラットなコースです。また、Honda Civic WTCCは今回から、ウエイトハンディを40kgに引き上げられています。

  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)、 ティアゴ・モンテイロ選手(#18)ガブリエーレ・タルクィーニ選手(#3)、 ティアゴ・モンテイロ選手(#18)
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ガブリエーレ・タルクィーニ選手ガブリエーレ・タルクィーニ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手
  • ティアゴ・モンテイロ選手ティアゴ・モンテイロ選手

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午後2時10分に開始されたQ1では、ストレートの長いコースに対応し、3台のHonda Civic WTCCがストレートでスリップを使い合い、好タイムをマークしました。まず、Castrol Honda World Touring Car Teamのティアゴ・モンテイロ選手が1分55秒299をマークし、すぐさまZengő Motorsportのノルベルト・ミケリス選手が1分55秒115のタイムで上位に上がりました。その後、Castrol Honda World Touring Car Teamのガブリエーレ・タルクィーニ選手が1分54秒637の好タイムをマークし、その時点でトップに立ちます。セッションの残りが10分を切った時点でモンテイロ選手が2度目のアタックに入ります。モンテイロ選手は1分54秒505と大きくタイムを更新し3番手となりました。タルクィーニ選手は1回のアタックでQ1を終了し5番手でQ1を終えています。ミケリス選手は、2回目のアタックで1分55秒081とタイムを更新するものの、ポジションは11番手となっています。この結果、Honda Civic WTCCは、3台そろってQ2進出を決めました。

10分間のQ2では、セッション開始早々のアタックで、タルクィーニ選手が1分54秒666、モンテイロ選手が1分54秒959、ミケリス選手が1分54秒576をマークしました。全車1回のアタックで終わったQ2は、コース上の混雑により3台のHonda Civic WTCCにとってベストな状況とはいかず、タイムは伸び悩みました。この結果、予選順位はミケリス選手が7番手、タルクィーニ選手が9番手、モンテイロ選手が10番手となりました。

コメント

ガブリエーレ・タルクィーニ選手(9番手)「Q1の結果には満足していますが、Q2ではもう少しうまくいけばと思います。スリップストリームを使って走ると、エンジンがオーバードライブしがちになり、タイムロスをしてしまう場合もあるのです。しかし全体的には、今日のHonda Civic WTCCのバランスのよさにとても満足しています。結局、テストで行ったことすべてが功を奏し、マシンがとてもよくなりました。このサーキットは路面がとても粗いので、レースではタイヤの消耗に最大限の注意を払わなければならないと思っています」

ティアゴ・モンテイロ選手(10番手)「Q1では私とタルクィーニ選手が協力することができて、完ぺきな流れでした。Q2は、ウエイトハンディの影響で厳しくなるのは分かっていました。レース2ではポールポジションからのスタートとなるので、それはうれしいことだと思います。明日はすごくおもしろいレースになるでしょう」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「長いストレートがあり、単独走行ではタイムを出すのが難しいコースなので、Q1では3台のCivic同士、うまくスリップを使い合い、3台ともQ2へ進むことができました。すばらしいチームプレーだったと思います。Q2では、10分という短い時間の中でなかなかクリアなアタックにはならず、思ったタイムには届きませんでした。残念ながら予選上位とはいきませんでしたが、リバースグリッドとなるレース2では、大きなチャンスとなるポジションからのスタートですので、結果に期待したいと思います。マシンの仕上がりはいい状態です。鈴鹿を戦ったマシンとほぼ同じ仕様で、ここ上海は昨年のデータもあり、事前の準備もしっかりできました。昨年に比べ、マシンはかなり速くなっており、1年間の成長を実感しました。しかし、今回からウエイトが増えたので、やはり影響は大きく、厳しい戦いとなると思っています」

予選

順位 No. ドライバー マシン タイム
1 12 Y.ミュラー シボレー 1:53.486
2 23 T.チルトン シボレー 1:53.868
3 74 P.オリオラ シボレー 1:54.008
4 14 J.ナッシュ シボレー 1:54.034
5 9 A.マクドウォル シボレー 1:54.054
6 69 R.リデル シボレー 1:54.215
         
7 5 ノルベルト・ミケリス Honda 1:54.576
9 3 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 1:54.666
10 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 1:54.959