早朝に発生した霧の影響でレースのスタートは遅れたが、ポールポジションからスタートしたソフォーグルは、4周目に1分42秒740のラップレコードをマークした。CBR600RRに乗るソフォーグルは、序盤はブロック・パークス(ヤマハ)にリードを許すが、その後トップに立ち、最終的に22周のレースを終えた時点ではパークスに2.7秒差をつけて優勝した。
これでソフォーグルは13戦中8勝を挙げたことになる。WSSで1シーズンに8勝を挙げたライダーはソフォーグルが初めてだ。ちなみにチャンピオンとなったソフォーグルの獲得ポイントは276ポイントで、ランキング2位のパークス(133ポイント)の倍以上となっている。
藤原克昭(Althea Honda)は予選では12番手だったが、決勝レースでは8位に入り、年間101ポイントを獲得してランキング4位を維持した。
今回2位のパークスに続いて、3位はクレイグ・ジョーンズ(Reve Ekerold Honda Racing)となった。これによりジョーンズはランキングでも94ポイントを獲得して5位に入った。
セバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)は予選では3番手に入り、レース中も5位まで順位を上げたが、その後スローダウンしてリタイアした。2005年、2006年のWSSチャンピオン、シャルパンティアは51ポイントを獲得して、ランキング11位でシーズンを終えた。
ロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda)は予選中にクラッシュしたため、予選27番手からのスタートとなったが、決勝レースでは17位まで順位を上げた。今季3回リタイアしているアルフォンシは、ランキング15位で2007年シーズンを終えている。
マニュファクチャラーズ選手権でHondaは296ポイントを獲得し、タイトルを獲得している。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ポイントリーダーのジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)が7位と6位に入って、自身2度目のWSBタイトルを獲得した。最後はトーズランドが415ポイント、ランキング2位の芳賀紀行(ヤマハ)が413ポイントという僅差のタイトル争いとなった。 |