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ROUND
#12
SEPTEMBER 30, 2007
第12戦 イタリア
リザルト ポイント

チャンピオンのソフォーグルが今季7勝目

第12戦 イタリア
2007年9月30日(日)・決勝
会場:バレルンガ・サーキット
天候:晴れ
気温:22℃
観客:8万人(週末通算)

2007年スーパースポーツ世界選手権(WSS)第12戦が、9月30日にイタリアのバレルンガで開催され、すでにチャンピオンを決めているケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)が今季7勝目を挙げた。

第12戦 イタリア

ローマ近郊にあるバレルンガがスーパーバイク/スーパースポーツ世界選手権の開催地となったのは初めてのこと。全長4.110kmのこのコースは超高速コーナーと超低速コーナーが混在した非常に難しいコースで、マシンのセットアップをバランスの取れたものとすることがポイントとなっていた。

土曜日に行われた公式予選でポールポジションを獲得したのはクレイグ・ジョーンズ(Reve Ekerold Honda Racing)、2番手にセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)、3番手にソフォーグルと続いた。まだ負傷の癒えていない藤原克昭(Althea Honda)は14番手、藤原のチームメート、ロレンツォ・アルフォンシは11番手となった。

決勝レースではCBR600RRに乗るソフォーグルとジョーンズが、中盤からし烈なデッドヒートを繰り広げた。そんな中、ソフォーグルは6周目に1分40秒231というラップレコードをマークした。

終盤、コース上にオイルが散って数名のライダーが転倒したため、レースは中断された。このため、その前の周の順位で結果が決まり、優勝はソフォーグル、2位ジョーンズ、3位にはスペインのプライベーター、ファン・ラスコルツ(Glaner Motocard.com)となった。これにより、Honda勢が表彰台を独占した。

予選2番手のポジションからスタートしたシャルパンティアは、序盤は上位につけていたが、徐々に順位を落として9位でレースを終えた。足を負傷している藤原は、疲労と戦いながら10位に入り、執念でポイントを獲得した。

アルフォンシは不運なことに、オイルフラッグが掲示される直前にクルバ・チミニの入り口でオイルに乗って転倒。完走扱いにはならなかった。

12戦を終えて、すでにチャンピオンとなっているソフォーグルは251ポイントを獲得している。ランキング2位のファビアン・フォーレ(カワサキ)は128ポイント。同3位はブロック・パークス(ヤマハ)で113ポイント。藤原はランキング4位(93ポイント)、シャルパンティアは10位(51ポイント)、アルフォンシは14位(45ポイント)となっている。

マニュファクチャラーズ選手権ではHondaが271ポイントで首位、ヤマハが208ポイントの2位となっており、すでにHondaがタイトルを獲得している。

併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ポイントリーダーのジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で3位に入ったが、レース2では転倒後、再スタートを切って11位となった。

トーズランド(396ポイント)はランキング2位のマックス・ビアッジ(スズキ、367ポイント)に29ポイント差をつけて、最終戦(2レース、計50ポイント)に臨む。

13戦(最終戦)は10月7日にフランスのマニクールで開催される。

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COMMENT

コメント

Kenan Sofuoglu ケナン・ソフォーグル(優勝)

「クレイグ(ジョーンズ)のスタートがすごくよかったので、追いつくのに苦労した。僕は序盤にミスしてしまい、しばらく2番手だったけれど、その後、赤旗が出るまでクレイグとグッドファイトを楽しんだ。もう1周あとに赤旗が出ていたら、優勝したのは僕ではなくてクレイグになっていただろう。バレルンガはHonda勢に向いたコースだった。僕のチームもすごくがんばってくれた。タイトルを獲得したあと、スーパースポーツでもう1勝挙げたかったので、今回の優勝はとてもうれしい。来週のマニクールでも優勝できるようがんばる」

Sebastien Charpentier セバスチャン・シャルパンティア(9位)
「ここ数戦、いつも同じ状況だ。レースが始まってしばらくするとグリップがなくなってしまう。あと、マシンを最大限バンクさせているときにチャタリングが発生する。来週行われるマニクールでの最終戦ではいいレースをしたい」
Katsuaki Fujiwara 藤原克昭(10位)
「40周のレースを戦っているような感覚でした。高速コーナーではそんなに悪くなくて、プッシュすることができたのですが、インフィールドは超低速コーナーが連続しており、マシンを切り返さなくてはなりませんでした。足を負傷しているので、つらかった。身体中の筋肉が痛んでいます。今日はとても過酷なレースでしたが、少しでも多くポイントを獲得することが重要でした。僕は最後まで絶対にあきらめません」
Lorenzo Alfonsi ロレンツォ・アルフォンシ(リタイア)
「オイルがこぼれていたのにフラッグが出ていなかった。だから僕はクルバ・チミニの入り口で転倒してしまったんだ。転倒の際に負傷はしなかったけれど、すごくめげている。転倒するまで、順位を上げていたけれど、リアタイヤのエア圧に問題があったかもしれない。クラッシュする前に何度もスピンしていたんだ」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#12
SEPTEMBER 30, 2007
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 K.ソフォーグル Honda 17 28:42.956
2 C.ジョーンズ Honda 17 28:43.137
3 J.ラスコルツ Honda 17 28:48.778
4 B.パークス ヤマハ 17 28:50.019
5 G.ビジエロ ヤマハ 17 28:58.368
6 M.ラグリブ Honda 17 29:00.202
7 A.トード Honda 17 29:01.018
8 S.サンナ Honda 17 29:01.521
9 S.シャルパンティア Honda 17 29:03.632
10 藤原克昭 Honda 17 29:03.865
11 G.ゴウランド Honda 17 29:07.470
21 M.フィラ Honda 17 29:49.372
RT J.フォレース Honda 16 27:24.819
RT L.アルフォンシ Honda 16 27:25.611
RT G.ルブラン Honda 16 27:30.846
RT S.クルチアーニ Honda 15 25:54.659
RT J.ブルックス Honda 8 13:42.573
RT M.プライア Honda 7 12:08.988
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 K.ソフォーグル Honda 251
2 F.フォーレ カワサキ 128
3 B.パークス ヤマハ 113
4 藤原克昭 Honda 93
5 M.ロッコリ ヤマハ 84
6 R.ハームス Honda 83
7 C.ジョーンズ Honda 78
10 S.シャルパンティア Honda 51
13 M.ラグリブ Honda 46
14 L.アルフォンシ Honda 45
15 A.ピット Honda 40
16 S.サンナ Honda 40
18 J.ラスコルツ Honda 38
23 Y.ティベリオ Honda 29
25 J.フォレース Honda 23
28 J.ブルックス Honda 11
29 A.トード Honda 9
30 G.ルブラン Honda 8
33 G.ゴウランド Honda 5
34 M.プライア Honda 5
36 J.ギュンター Honda 3
38 M.サンチーニ Honda 1
40 A.ボス Honda 1
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マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 271
2 ヤマハ 208
3 カワサキ 140
4 スズキ 81
5 ドゥカティ 49
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