前日の予選は雨だったが、ソフォーグルは2番手のタイムをマーク。決勝レースでは6周目に1分41秒946というニューラップレコードをマークした。CBR600RRに乗るソフォーグルは、23周のレースの間、優勝したブロック・パークス(ヤマハ)とデッドヒートを繰り広げた。しかし、ソフォーグルは1.987秒差でパークスに及ばず2位となった。
前戦に引き続き、今回も予選でポールポジションを獲得したセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)は、序盤はトップグループにつけていたが、5周目からリアタイヤのトラクションが減少したためペースダウンを余儀なくされた。その結果、シャルパンティアは9位に終わった。
藤原克昭(Althea Honda Team)は雨の予選中に転倒し、左くるぶしの骨を2本骨折した。それでも予選で4番手だった藤原は、決勝レースに出場した。しかし、ポイント圏外に順位を落とした段階で、チームからピットに入るよう指示が出され、リタイアに終わった。その結果、藤原はランキングを3位から4位に落としている。
藤原のチームメート、ロレンツォ・アルフォンシは予選で22番手だったが、決勝レースでは12位まで順位を上げていた。しかし、20周目、ほかのライダーと接触しそうになった直後、リアから滑って転倒を喫した。
11戦を終えて、チャンピオンのソフォーグルは226ポイントを獲得。ランキング2位のファビアン・フォーレ(カワサキ、126ポイント)は今回ノーポイントに終った。ランキング3位には今回優勝したパークス(100ポイント)が浮上。藤原(87ポイント)はランキング4位で、アルフォンシ(45ポイント)は11位、シャルパンティア(44ポイント)は12位となっている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ポイントリーダーのジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で9位、レース2で4位に入った。
第12戦は9月30日にイタリアのヴァレルンガで開催される。 |