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ROUND
#10
AUGUST 05, 2007
第10戦 イギリス
リザルト ポイント

ソフォーグルが2007年シリーズチャンピオンを獲得

第10戦 イギリス
2007年8月5日(日)・決勝
会場:ブランズハッチ・サーキット
天候:晴れ
気温:28℃
観客:1万2600人(週末通算)

2007年スーパースポーツ世界選手権(WSS)第10戦が、8月5日にイギリスのプランズハッチで開催され、CBR600RRに乗るケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)が2位に入って、シリーズチャンピオンを獲得した。

第10戦 イギリス

Hondaにとっては6年連続のライダーズ・タイトル獲得となるが、これはすべてTen Kate Hondaによって達成されている。2002年はファビアン・フォーレ、2003年はクリス・バーミューレン、2004年のカール・マガリッジと続き、2005年と2006年にはセバスチャン・シャルパンティアが獲得している。

WSSのレースが終わった直後、地元トルコの総理大臣からソフォーグルに祝福の電話が入った。

予選で2番手だったソフォーグルは、23周の決勝レースでは序盤の混乱が落ち着いたあとは、トップを走行するブロック・パークス(ヤマハ)を先行させ、自分はチャンピオンを取るのに必要なポイントを獲得するという作戦を選び、2位でゴールした。

ソフォーグルにとっては、残り3戦でランキング2位につけるファビアン・フォーレ(カワサキ)に75ポイント以上の差をつければチャンピオンが決定するというレースだった。今回ソフォーグルが、優勝したパークスに続いて2位に入ったことにより、ソフォーグルが206ポイント、フォーレが126ポイントと、80ポイントの差がついた。

また、マニュファクチュラーズ・ランキングでも、Hondaは現在、2位に56ポイント差でトップに立っている。

今回の予選で通算21回目となるポールポジションを獲得したセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)は、決勝レース直前にマシンを変更したため、最後尾からのスタートとなった。シャルパンティアは15位まで追い上げたが、ピットレーンに戻ってきた際に、パルクフェルメに入らなかったため、失格となってしまった。

藤原克昭(Althea Honda)は予選で3位に入って、表彰台を狙っていたが、4人のライダーで接戦を繰り広げていた17周目にマシンが止まってしまい、リタイアに終わった。それでもまだ、ランキング3位のポジションをキープしている。

藤原のチームメートであるロレンツォ・アルフォンシは予選で10番手につけたことで調子を上げ、決勝レースでは7位に入った。ランキングでも10位にポジションを上げている。

10戦を終えて、ソフォーグル(206ポイント)のチャンピオンが決定。ランキング2位はフォーレ(126ポイント)。藤原はランキング3位(87ポイント)、アルフォンシ(45ポイント)が10位、シャルパンティア(37ポイント)は13位となっている。

併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ポイントリーダーのジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1とレース2で優勝し、2位に66ポイント差でランキングトップにつけている。

WSSとWSBは約1カ月間の休みを挟んで終盤戦に突入する。第11戦は9月9日にドイツのユーロ・スピードウェイで開催される。

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COMMENT

コメント

Kenan Sofuoglu ケナン・ソフォーグル(2位)
「今の気持ちを表現するのは難しい。8月の段階でチャンピオンを獲得できるなんてすばらしい。恐らく今まで誰も達成したことがないだろう。これもチームのおかげなので感謝したい。レース自体は難しかった。特に最後の数周は、いろいろなことを考えてしまい、集中するのが難しかった。最終ラップになってようやくチャンピオンの実感がわいてきた。本当にすばらしい。すごくハッピーだ」
Lorenzo Alfonsi ロレンツォ・アルフォンシ(7位)
「予選で10位以内に入れたから決勝でも10位以内に入れたんだ。タイヤチョイスは間違っていなかったと思うけど、終盤はフロントが滑り始めて、クリアーウエイ・コーナーで2回ほど転倒しそうになった。だから無理をしてまで6位のフォーレを抜かなかったんだ。でも、7位で満足だよ」
Katsuaki Fujiwara 藤原克昭(リタイア)
「トラブルの原因が何なのか分かりません。突然エンジンが止まってしまったのです。4人のグループの後ろにつけて、抜くチャンスをうかがっていたときのことでした。今回、ノーポイントに終わったにもかかわらず、まだランキング3位につけているのはうれしいです」
Sebastien Charpentier セバスチャン・シャルパンティア(失格)
「ケナン(ソフォーグル)のチャンピオン獲得を祝福したい。今シーズン、彼はとてもがんばったし、ラッキーでもあった。僕ももっといい成績を収めたかったけど、実現しなかった。ブランズハッチでは、テストやプラクティスの結果もよかったので、表彰台に上がりたかった」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#10
AUGUST 05, 2007
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 B.パークス ヤマハ 23 34:34.688
2 K.ソフォーグル Honda 23 34:38.346
3 M.ロッコリ ヤマハ 23 34:40.244
4 R.ハームス Honda 23 34:40.261
5 T.ヒル ヤマハ 23 34:41.194
6 F.フォーレ カワサキ 23 34:44.801
7 L.アルフォンシ Honda 23 34:45.102
10 M.ラグリブ Honda 23 34:53.112
12 J.ラスコルツ Honda 23 34:59.842
14 G.ルブラン Honda 23 35:03.645
15 M.サンチーニ Honda 23 35:11.245
16 J.フォレース Honda 23 35:12.035
19 G.ゴウランド Honda 23 35:13.641
21 M.プライア Honda 23 35:22.481
23 J.ギュンター Honda 23 35:30.875
RT 藤原克昭 Honda 16 24:08.255
RT J.ブルックス Honda 11 16:44.423
RT S.サンナ Honda 11 16:53.730
RT C.ジョーンズ Honda 4 6:03.635
DQ S.シャルパンティア Honda 23 35:06.829
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 K.ソフォーグル Honda 206
2 F.フォーレ カワサキ 126
3 藤原克昭 Honda 87
4 R.ハームス Honda 83
5 B.パークス ヤマハ 75
6 M.ロッコリ ヤマハ 75
9 C.ジョーンズ Honda 45
10 L.アルフォンシ Honda 45
12 A.ピット Honda 40
13 S.シャルパンティア Honda 37
17 S.サンナ Honda 30
19 Y.ティベリオ Honda 29
23 J.フォレース Honda 23
25 M.ラグリブ Honda 20
26 J.ラスコルツ Honda 14
28 J.ブルックス Honda 11
29 G.ルブラン Honda 8
32 M.プライア Honda 5
34 J.ギュンター Honda 3
35 M.サンチーニ Honda 1
37 A.ボス Honda 1
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マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 226
2 ヤマハ 170
3 カワサキ 137
4 スズキ 71
5 ドゥカティ 44
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