WSS
INFORMATION
チェコ CZECH REPUBLIC
チェコ
レース情報 フォトギャラリー
 
ROUND
#09
JULY 22, 2007
リザルト ポイント

ソフォーグルがブルノで今季6勝目

第9戦 チェコ
2007年7月22日(日)・決勝
天候:晴れ
気温:27℃
観客数:5万5000人

'07年スーパースポーツ世界選手権(WSS)第9戦が、7月22日にチェコのブルノで開催され、ケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)が今季6勝目を挙げた。

第9戦 チェコ

今回は予選で好タイムをマークし、レースタイヤを選ぶためには困難なコンディションとなった。なぜならば、プラクティスの行われた金曜日の気温は高く、予選が行われた土曜日はそれよりやや低く、さらに決勝レース当日は27℃と涼しく、しかも強風が吹くといった具合に気候が日々変化を見せたためだ。

このような状況の下で、CBR600RRを駆るソフォーグルは、土曜日に行われた公式予選で2分04秒871というスーパースポーツ・クラスのコースレコードをマークしてポールポジションを獲得した。さらにレース中にも2分06秒089というニューラップレコードをマークして、18周のレースでスタート・トゥ・フィニッシュを飾った。

今回の勝利によりポイントリーダーのソフォーグルは、ランキング2位につけるファビアン・フォーレ(カワサキ)に70ポイントという大差をつけた。2週間後にイギリス・ブランズハッチで行われる大会で優勝すれば、ソフォーグルのWSS初タイトルが確定する。それは同時にWSSにおけるHondaの6年連続ライダーズ・タイトル獲得ともなる。

また、マニュファクチャラー・ランキングでもHondaは2位に61ポイント差をつけてトップに立っている。

今回、2位にはルーキーのクレイグ・ジョーンズ(Reve Ekerold Honda Racing)が入り、Hondaの1-2フィニッシュとなった。

藤原克昭(Althea Honda)は予選では10番手だったが、決勝では6位に入っている。藤原は先日ブルノで行われたタイヤテストに参加できなかったため、その分ハンディを抱えていた。それでも藤原は依然としてランキング3位のポジションをキープしている。

ソフォーグルのチームメート、セバスチャン・シャルパンティアは予選では5位だったが、決勝のスタート直後はソフォーグルに続いて2位につけていた。しかし、その後徐々に順位を落とし、8位でフィニッシュした。

藤原のチームメート、ロレンツォ・アルフォンシはプラクティス中に3回転倒し、予選では19番手だった。それでも決勝レースでは14位まで順位を上げ、貴重なポイントを獲得している。

9戦を終えて、WSSのランキングトップはソフォーグル(186ポイント)。ランキング2位のフォーレ(116ポイント)との差は70ポイントとなった。藤原はランキング3位(87ポイント)、シャルパンティア(37ポイント)は同12位、アルフォンシ(36ポイント)は同13位につけている。

併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)ではジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で優勝し、レース2で2位に入った。

第10戦は8月5日にイギリスのブランズハッチ・サーキットで開催される。

ページトップへ
COMMENT

コメント

Kenan Sofuoglu ケナン・ソフォーグル(優勝)
「今回のレースは簡単ではなかった。でも今回、僕はキャリアの中でも初めてのことを達成した。すべてのフリープラクティスや予選で最速タイムをマークし、ポールポジションを獲得して優勝した上、サーキットのニューラップレコードをマークしたんだ。通常これを達成するのはとても難しいのだけど、今回達成できてとてもうれしい。事前に行われたタイヤテストでいいフィーリングが得られていたので、今回は週末を通じていい感じだった。セットアップも決まって、完ぺきなレースをすることができた。僕のことをサポートしてくれたチームやスポンサー、ファン、そして僕の家族に感謝したい。残りは4戦だけど、あと1回勝てばタイトルが取れる。今後も集中していき、次のブランズハッチでチャンピオンを決めたい」
Katsuaki Fujiwara 藤原克昭(6位)
「今日はとても厳しいレースでした。スロットルを閉じるとリアエンドが滑ってしまうので、6位を守るのが精いっぱいでした。僕はここでテストをしていないので、セッティングに時間をかけすぎないようにしました。でも、路面温度が毎日違っていたので、状況はとても複雑でした。レースではリアにミディアムを履きました。多分、全員同じタイヤだったと思うので、違ったのはマシンのセッティングだったと思います」
Sebastien Charpentier セバスチャン・シャルパンティア(8位)
「今日は厳しいレースだった。4〜5周目ぐらいから両タイヤのグリップがなくなった。セットアップに僕のライディングスタイルが合っていなかったようだ。現時点では方向性が見えていない。グリップがなくなってしまうと、ほかのライダーについていけなくなるんだ。このような状況は許容しがたいけど、前を向いて進んでいかなくてはいけない。次のブランズハッチは大好きなコースだし、皆もがんばってくれるだろうから、次のレースで解決策をみつけたい」
Lorenzo Alfonsi ロレンツォ・アルフォンシ(14位)
「予選中、3回も転んだんだ。原因は毎回フロントだった。転倒のせいで予選順位は19番手とよくなかったけど、そこからひとりずつ抜いて14位でフィニッシュできた。もし予選結果が8番手だったら、もっとずっといい順位でフィニッシュできただろう」
ページトップへ
RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#09
JULY 22, 2007
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 K.ソフォーグル Honda 18 38:09.132
2 C.ジョーンズ Honda 18 38:20.445
3 F.フォーレ カワサキ 18 38:26.659
4 M.ロッコリ ヤマハ 18 38:26.698
5 J.ブルックス Honda 18 38:27.241
6 藤原克昭 Honda 18 38:29.295
8 S.シャルパンティア Honda 18 38:32.580
14 L.アルフォンシ Honda 18 38:43.594
16 G.ルブラン Honda 18 38:46.774
17 J.ラスコルツ Honda 18 38:47.691
18 J.フォレース Honda 18 38:47.716
RT R.ハームス Honda 17 36:04.411
RT M.プライア Honda 11 24:19.095
RT N.ミロバノビッチ Honda 9 20:18.039
RT M.ラグリブ Honda 7 15:22.458
RT S.サンナ Honda 5 11:08.085
RT J.ギュンター Honda - -
 

ポイントランキング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 K.ソフォーグル Honda 186
2 F.フォーレ カワサキ 116
3 藤原克昭 Honda 87
4 R.ハームス Honda 70
5 A.ウェスト ヤマハ 66
6 M.ロッコリ ヤマハ 59
9 C.ジョーンズ Honda 45
11 A.ピット Honda 40
12 S.シャルパンティア Honda 37
13 L.アルフォンシ Honda 36
15 S.サンナ Honda 30
18 Y.ティベリオ Honda 29
22 J.フォレース Honda 23
25 M.ラグリブ Honda 14
26 J.ブルックス Honda 11
27 J.ラスコルツ Honda 10
30 G.ルブラン Honda 6
31 M.プライア Honda 5
33 J.ギュンター Honda 3
35 A.ボス Honda 1
MORE
マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 Honda 206
2 ヤマハ 145
3 カワサキ 127
4 スズキ 63
5 ドゥカティ 44
MORE
Page top
※このサイトをご覧になるには最新の Flash Player が必要です。