CBR600RRを駆り、今季ここまで5勝を挙げているケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)は、土曜日の予選でチームメートのセバスチャン・シャルパンティアとポールポジション争いを繰り広げて2番手になった。しかし、決勝レースでソフォーグルはオープニングラップの1コーナーで転倒。その後、リタイアを余儀なくされた。
フルウエットの決勝レースを制したのはアンソニー・ウェスト(ヤマハ)だったが、Honda勢も大健闘した。ロビン・ハームス(Stiggy Motorspors Honda)が2位に、藤原克昭(Althea Honda)が3位に入った。藤原は1周目を終えた時点では3位だったが、8周目には9位にまで後退していた。そこから再び3位にポジションを上げた。
ロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda)はラップ遅れになったが8位でフィニッシュ。予選で21番手と低迷していたアルフォンシにとって、8位は今季の自己ベストタイとなった。
シャルパンティアは、厳しいウエット・コンディションでグリップが得られずに苦戦を強いられ、9周目に自らリタイアを選んだ。
WSBのレース1では、ポイントリーダーのジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)が転倒。再スタートを切って8位に入った。トーズランドのチームメート、ロベルト・ロルフォが4位に入っている。トーズランドはランキング首位のポジションをキープしている。
7戦を終えて、WSSのランキングトップはソフォーグル(145ポイント)。ソフォーグルは今回ノーポイントに終わったが、ランキング2位のファビアン・フォーレ(カワサキ、100ポイント)との差は依然として45ポイントある。藤原はランキング3位(69ポイント)をキープしている。
第8戦は6月17日にイタリアのミサノ・サーキットで、サンマリノ大会として開催される。 |