今回もまたCBR600RRに乗るケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)の圧勝だった。予選で1分50秒459をマークしてポールポジションを獲得したソフォーグルは、決勝レース1周目の1コーナーで他車の転倒に巻き込まれそうになり4位に後退した。
しかし、猛然と追い上げるソフォーグルは、2周目には1分50秒550というベストラップをマークし、3周目にはトップへ浮上。レースの中盤までには後続に大差をつけ、最終的に2位のファビアン・フォーレ(カワサキ)に約4秒の差をつけて優勝した。
藤原克昭(Althea Honda)は、予選で3番手のタイムをマーク。決勝レースでは1周目の第1シケインでコースアウトしそうになった。1周目を終えた時点で11位だった藤原は、その後に猛然と追い上げ、6位でフィニッシュした。
第3戦ヨーロッパ大会で転倒し、鎖骨や骨盤を痛めて2戦欠場したセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)は、前戦オランダ大会から復帰している。シャルパンティアは今戦で表彰台を狙っていたが、徐々にトップグループから離され、14周目のアスカリ・コーナーで転倒。幸いケガはなかった。
ロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda)は、レース当日朝のウオームアップ時にいいセッティングを発見。22番グリッドからスタートした決勝レースで、8位と自己最高位でゴールした。
なお、併催されたスーパーバイク世界選手権(WSB)は、ジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で4位、レース2で2位に入り、ランキング首位のポジションをキープしている。
6戦を終えて、WSSのランキング首位はソフォーグル(145ポイント)。ランキング2位のフォーレ(87ポイント)との差は58ポイントとなっている。藤原はランキング3位(53ポイント)をキープしている。
第7戦は5月27日にイギリスのシルバーストーンで開催される。 |