CBR600RRに乗るソフォーグルは、予選でも1分41秒144というスーパースポーツでのコースレコードをマークしてポールポジションを獲得。21周のレースでは17周にわたってトップを走行し、1分42秒096というファステストラップもマークした。
2位には、予選では7位だったアンドリュー・ピット(Hannspree Ten Kate Honda)が入り、チームメートのソフォーグルをチャンピオンシップ・ポイントで援護した。前戦からWSSに参戦しているピットは、これで2戦連続2位に入っている。
第3戦ヨーロッパ大会(イギリス)で転倒し、鎖骨や骨盤を痛めてしまったセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)が今回から復帰した。予選では2番手のタイムを叩き出し、決勝レースでも序盤はいい位置につけていたシャルパンティアだったが、後半は疲れのために順位を落として6位となった。
藤原克昭(Althea Honda)は今回も不運だった。予選で8番手だった藤原は、1周目にほかのライダーに追突され、転倒リタイアに終わった。それでも依然としてランキング3位につけている。
藤原のチームメート、ロレンツォ・アルフォンシは予選結果が悪く、5列目18番手からのスタートとなったが、決勝では11位に入った。
これまで5戦中4勝を挙げているソフォーグルは、120ポイントを獲得してランキングトップにつけている。ランキング2位のファビアン・フォーレ(67ポイント、カワサキ)とは、53ポイント差をつけている。また、マニュファクチュラー選手権においても、トップのHondaは120ポイントを獲得しており、2位に43ポイント差をつけている。藤原は43ポイントでランキング3位、ピットは40ポイントで同4位だ。
併催されたスーパーバイク世界選手権(WSB)ではジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で優勝、レース2で2位に入った。トーズランドは196ポイントを獲得し、ランキング2位のマックス・ビアッジ(スズキ)に32ポイント差をつけている。
第6戦は5月13日にイタリアのモンツァで開催される。 |