今シーズン絶好調のケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)が今回も優勝。CBR600RRに乗るソフォーグルは、予選でもWSS初のポールポジションを獲得した。
2位には、前回ドニントンパークで転倒し、鎖骨や骨盤を痛めてしまったセバスチャン・シャルパンティア(Hannspree Ten Kate Honda)の代役として出場したアンドリュー・ピットが入った。
フリープラクティス、予選と悪天候に悩まされたバレンシアだったが、幸い決勝レースはドライとなった。そんな中で、藤原克昭(Althea Honda)が6周目に1分37秒570というニューラップレコードをマークした。
予選で2位に入った藤原はスタートで失敗し、後方から追い上げた。しかし、9周目に目の前で2人のライダーが転倒したのに巻き込まれて転倒。再スタートを切ったが18位に終わった。
ロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda Team)は予選で13位、決勝でも13位だった。スタート直後に渋滞に巻き込まれてしまったアルフォンシにとっては、必死で勝ち取った3ポイントだったのである。
併催されたスーパーバイク世界選手権(WSB)ではジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で5位、レース2で優勝。トーズランドはランキング・トップの座をキープしている。
4戦を終えて、WSSのランキング・トップはソフォーグル(95ポイント)。ランキング2位のファビアン・フォーレ(カワサキ)との差は44ポイントとなっている。藤原は今回ノーポイントに終わったが、それでもランキング3位(43ポイント)につけている。
第5戦は4月29日にオランダのアッセンで開催される。 |