レースは一時赤旗中断となったため2ヒート制で行われ、開幕戦カタール大会(2月24日)でWSS初優勝を遂げたケナン・ソフォーグル(Hannspree
Ten Kate Honda)が、今回も優勝。2位にロビン・ハームス(Stiggy
Motorsport Honda)、3位に藤原克昭(Althea
Honda)と続き、Honda勢が表彰台を独占した。
予選で8番手と苦戦した藤原は、決勝レースではすばらしい走りを見せ、17周目に1分33秒848という新ラップレコードをマークした。
ソフォーグルのチームメートのセバスチャン・シャルパンティアは、最初のプラクティスで転倒し、鎖骨と骨盤を負傷。さらに昨年の中盤戦に傷めた腰のじん帯を、再び伸ばしてしまった。ドニントンからフランスの病院に移送されたシャルパンティアは、4月15日のバレンシア大会での復帰を目指して治療中だ。
ルーキーのロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda
Team)は、ヒート2で転倒したためリタイアに終わった。
併催されたスーパーバイク世界選手権(WSB)ではジェームス・トーズランド(Hannspree
Ten Kate Honda)がレース1で優勝したが、レース2ではマシントラブルのためリタイア。それでもトーズランドはランキング首位のポジションをキープしている。
3戦を終えて、WSSのランキングトップはソフォーグル(70ポイント)。ランキング2位の藤原(43ポイント)に27ポイント差をつけている。3位はハームス(39ポイント)だ。
第4戦は4月15日にスペインのバレンシア・サーキットで開催される。 |