先週行われた開幕戦カタール大会(2月24日)でWSS初優勝を遂げたケナン・ソフォーグル(Hannspree Ten Kate Honda)は、今回予選4番手からスタートし、決勝レースでも始終トップグループにつけていた。最終的にソフォーグルは、優勝したファビアン・フォーレ(カワサキ)に0.7秒差の2位となり、ポイントリーダーの座を守った。
ソフォーグルのチームメイト、セバスチャン・シャルパンティアは惜しくも4位に終わった。彼自身、今回は絶対に表彰台に上がれると思っていただけに残念な結果となった。しかし、シャルパンティアは2周目に1分34秒976のラップレコードをマークしている。
カタールで3位に入った藤原克昭(Althea Honda)は、予選では8位だったが、決勝レースでは5位に入った。序盤なかなか前に出られず、その後、路面温度が高いためリアタイヤにトラクションがかからなくなり、トップグループに追いつくことはできなかった。
ルーキーのロレンツォ・アルフォンシ(Althea Honda)は予選では16位だったが、決勝レースでは9位となり、待望のトップテン入りを果たした。
併催されたスーパーバイク世界選手権(WSB)ではジェームス・トーズランド(Hannspree Ten Kate Honda)がレース1で2位、レース2で優勝した。現在トーズランドはランキング首位につけている。
2戦を終えて、WSSのランキングトップはソフォーグル(45ポイント)。2位は今回優勝したフォーレ(38ポイント)で、3位には藤原(27ポイント)がつけている。シャルパンティアは9位(13ポイント)、アルフォンシは10位(10ポイント)となった。
第3戦ヨーロッパ大会は4月1日にイギリスのドニントンパーク・サーキットで開催される。 |