'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)最終戦が10月8日にフランスのマニクールで行われ、地元のセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)とチームメートのケナン・ソフォーグル選手が1-2フィニッシュを決めた。その結果、シャルパンティア選手は2年連続でWSSタイトルを獲得した。
最終戦を迎えた段階でランキングトップにつけていたのはケビン・カーテン選手(ヤマハ、187ポイント)。ランキング2位のシャルパンティア選手(169ポイント)との差は18ポイントあった。カーテン選手は今回8位以上でフィニッシュすればチャンピオンを獲得できるというポジションにつけていた。
前日行われた予選ではシャルパンティア選手がポールポジションを獲得。ソフォーグル選手は2位で、カーテン選手は5番手スタートとなった。
決勝レースでは、楽な立場にいたカーテン選手が、22周のレースのうち8周目に12番ポストで転倒。この時点でシャルパンティア選手は2位以上に入ればチャンピオンを獲得できることになった。
結局、シャルパンティア選手は2位のソフォーグル選手に3秒779差をつけて優勝。獲得ポイントも194ポイントとなり、2年連続チャンピオンに輝いた。
最終ランキング2位はカーテン選手(187ポイント)、同3位がソフォーグル選手(157ポイント)となっている。
シャルパンティア選手は、今シーズン好調なスタートを切ったが、6月にブルノで行われたテスト中に転倒し、骨盤を骨折。負傷中にカーテン選手にポイントトップの座を奪われたが、今回逆転でタイトルを獲得した。
今シーズン6勝を含む8回の表彰台に上がったシャルパンティア選手は、WSS史上初の2年連続チャンピオンとなった。Ten Kateチームにとっては5年連続のライダーズタイトル獲得となる。ちなみに、マニュファクチャラーズタイトルに関しては、Hondaが先週のイタリア大会で獲得している。
今回2位に入ったソフォーグル選手は、今年がWSS挑戦1年目にもかかわらず、2勝を含む7回の表彰台に上がり、ランキングでも3位に入った。
今回、藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は予選で6位となり、決勝レースでは7位となった。今シーズン負傷に泣いた藤原選手は、ランキングでは39ポイントを獲得して13位となっている。
藤原選手のチームメートのヨアン・ティベリオ選手は、今回、予選では20位と散々だったが、10位でレースを終えた。その結果、ティベリオ選手は獲得ポイントは80となりランキング7位でシーズンを終えている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)最終戦では、ジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)がレース1で優勝。レース2でも3位に入った。その結果、トーズランド選手はチャンピオンのトロイ・ベイリス選手(ドゥカティ)に続いて、ランキング2位でシーズンを終えている。
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