World Supersports Honda Racing
モータースポーツ > スーパースポーツ世界選手権 > 第12戦 フランス 決勝
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2006.10.08 Rd.12 フランス
スケジュール
Rd. Date
01 2/25
カタール
02 3/5
オーストラリア
03 4/23
スペイン
04 5/7
イタリア
05 5/28
ヨーロッパ
06 6/25
サンマリノ
07 7/23
チェコ
08 8/6
イギリス
09 9/3
オランダ
10 9/10
ドイツ
11 10/1
イタリア
12 10/8
フランス
第12戦 フランス
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シャルパンティアが連覇を達成
決勝日:2006年10月8日(日)
会場:マニクール・サーキット 天候:晴れ 気温:17℃ 観客:6万1000人(週末通算)
リザルト&ポイント

 '06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)最終戦が10月8日にフランスのマニクールで行われ、地元のセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)とチームメートのケナン・ソフォーグル選手が1-2フィニッシュを決めた。その結果、シャルパンティア選手は2年連続でWSSタイトルを獲得した。

第12戦 フランス
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 最終戦を迎えた段階でランキングトップにつけていたのはケビン・カーテン選手(ヤマハ、187ポイント)。ランキング2位のシャルパンティア選手(169ポイント)との差は18ポイントあった。カーテン選手は今回8位以上でフィニッシュすればチャンピオンを獲得できるというポジションにつけていた。

 前日行われた予選ではシャルパンティア選手がポールポジションを獲得。ソフォーグル選手は2位で、カーテン選手は5番手スタートとなった。

 決勝レースでは、楽な立場にいたカーテン選手が、22周のレースのうち8周目に12番ポストで転倒。この時点でシャルパンティア選手は2位以上に入ればチャンピオンを獲得できることになった。

 結局、シャルパンティア選手は2位のソフォーグル選手に3秒779差をつけて優勝。獲得ポイントも194ポイントとなり、2年連続チャンピオンに輝いた。

 最終ランキング2位はカーテン選手(187ポイント)、同3位がソフォーグル選手(157ポイント)となっている。

 シャルパンティア選手は、今シーズン好調なスタートを切ったが、6月にブルノで行われたテスト中に転倒し、骨盤を骨折。負傷中にカーテン選手にポイントトップの座を奪われたが、今回逆転でタイトルを獲得した。

 今シーズン6勝を含む8回の表彰台に上がったシャルパンティア選手は、WSS史上初の2年連続チャンピオンとなった。Ten Kateチームにとっては5年連続のライダーズタイトル獲得となる。ちなみに、マニュファクチャラーズタイトルに関しては、Hondaが先週のイタリア大会で獲得している。

 今回2位に入ったソフォーグル選手は、今年がWSS挑戦1年目にもかかわらず、2勝を含む7回の表彰台に上がり、ランキングでも3位に入った。

 今回、藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は予選で6位となり、決勝レースでは7位となった。今シーズン負傷に泣いた藤原選手は、ランキングでは39ポイントを獲得して13位となっている。

 藤原選手のチームメートのヨアン・ティベリオ選手は、今回、予選では20位と散々だったが、10位でレースを終えた。その結果、ティベリオ選手は獲得ポイントは80となりランキング7位でシーズンを終えている。

 併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)最終戦では、ジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)がレース1で優勝。レース2でも3位に入った。その結果、トーズランド選手はチャンピオンのトロイ・ベイリス選手(ドゥカティ)に続いて、ランキング2位でシーズンを終えている。

第12戦 フランス
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コメント

セバスチャン・シャルパンティア選手(優勝)
「ゼッケン11番(カーテン選手)がリタイアしたというのをサインボードで知ったとき、信じられない気分だった。なぜかというと、ケビンはいいライダーだし、今年ヤマハはとてもがんばっていたからね。ブルノでクラッシュして以来、僕は身体の調子を100%に保つのが難しかった。それでもチームはいつも強力で、完ぺきな仕事をしてくれた。チームメイトのケナン(ソフォーグル選手)が後半がんばってくれたのも、僕のタイトル獲得に大きく貢献している。今年は辛いことが何度もあったから、チャンピオンを獲得できて本当に嬉しい。Hondaには本当に感謝したい。チャンピオンを取れたのはCBR600RRがすばらしいマシンだったからだ」

ケナン・ソフォーグル選手(2位)
「今日のレースではチームワークが大切だと分かっていた。だからセバスチャン(シャルパンティア選手)に抜かれたあと、抜き返すのはやめておいた。カーテンがリタイアしたと知ったあと、僕が優勝してもセバスチャンはチャンピオンになれるから、もう1回プッシュしてみようかと思ったけど、リスクは冒したくなかったし、後方からパークス(ブロック・パークス選手、ヤマハ)が追いかけてきたので、やめておいた。来年はもっと強くなりたい。絶対にチャンピオンを取りたい」

藤原克昭選手(7位)
「ラストラップのときに、ハームス(ロビン・ハームス選手、Honda)と接触してクラッチレバーが折れてしまったので、ハームスを抜くことができませんでした。スタートはあまりよくなくて、1コーナーでさらに数人に抜かれました。1周目はニュータイヤだったので無理できなかったけど、その後はペースも上がり、順位をいくつかばん回しました。このコースは追い越しが楽なので、さらに何人か抜くことができました。痛めた手首は、今回ちょっと痛んだだけだったので、これからはもっとよくなると思います」

ヨアン・ティベリオ選手(10位)
「今日の結果は重要だった。少しでも多くポイントを獲得してシーズンを終えたかったからね。土曜日が雨だったのでセッティングに関して自信がなかった。でも、1周目に、調子は悪くないと分かったので、ハードにプッシュして順位をいくつか上げた。最後の方はタイヤが終わってしまったのでプッシュできなかったけど、本当は8位に入りたかった。今年は僕にとってポジティブなシーズンだった。1回優勝できたし、ランキング7位に入れた。貴重な経験を積むことができたのでチームには本当に感謝している」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 S.シャルパンティア Honda 22 38:14.775
2 K.ソフォーグル Honda 22 38:18.554
3 B.パークス ヤマハ 22 38:25.654
4 G.ナネッリ ドゥカティ 22 38:34.331
5 D.チェカ ヤマハ 22 38:37.565
6 R.ハームス Honda 22 38:40.520
7 藤原克昭 Honda 22 38:44.212
8 J.スティグフェルト Honda 22 38:46.384
10 Y.ティベリオ Honda 22 38:52.327
11 S.サンナ Honda 22 39:07.771
13 G.ルブラン Honda 22 39:10.237
16 M.プライア Honda 22 39:19.210
18 T.タンストール Honda 22 39:33.890
19 A.ボス Honda 22 39:40.231
RT W.デ・アンジェリス Honda 16 28:26.382
RT T.ラウスレート Honda 14 25:27.847
RT J.ギュンター Honda 2 3:45.639
【ライダー】 【マニュファクチャラー】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 194
2 K.カーテン ヤマハ 187
3 K.ソフォーグル Honda 157
4 B.パークス ヤマハ 145
5 R.ハームス Honda 117
6 M.ロッコリ ヤマハ 96
7 Y.ティベリオ Honda 80
8 J.スティグフェルト Honda 70
13 藤原克昭 Honda 39
14 S.サンナ Honda 32
20 W.デ・アンジェリス Honda 22
23 M.ラグリブ Honda 18
26 S.ル・ガーレ Honda 16
28 A.ボス Honda 13
29 C.クラッチロー Honda 11
30 T.ラウスレート Honda 11
32 L.キャミア Honda 6
34 S.クルチアーニ Honda 4
36 G.ルブラン Honda 3
39 T.タンストール Honda 3
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 277
2 ヤマハ 240
3 ドゥカティ 87
4 カワサキ 62
5 スズキ 39
ポイント一覧
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