'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第11戦が、10月1日にイタリアのイモラ・サーキットで行われた。
現在ランキング2位につけるセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston
Ten Kate Honda)が優勝し、チームメイトのケナン・ソフォーグル選手が2位に入った。
予選でポールポジションを獲得したのはシャルパンティア選手。2番手にソフォーグル選手がつけ、3番手には藤原克昭選手(Megabike
Honda Team)が入った。
決勝レースではシャルパンティア選手に続いて0.406秒差でソフォーグル選手がゴール。ランキングトップのケビン・カーテン選手(ヤマハ)は3位に終わった。これによって、今週末前には27ポイントあったカーテン選手とシャルパンティア選手の差は18ポイントに縮まっている。
予選3位に入り、復調の兆しが見えた藤原選手は、決勝レースの序盤には3番手につけていた。しかし、その後徐々に順位を落として8位でフィニッシュ。負傷していた手首がまだ完治していなかったようである。
藤原選手のチームメイト、ヨアン・ティベリオ選手(Megabike
Honda Team)は、今回もセッティングに悩み、トラクション不足に泣いて9位に終わった。
全12戦で競われるスーパースポーツ世界選手権も残りは1戦。今回のHonda勢の活躍で、Hondaは最終戦を待たずして4年連続のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
最終戦は10月8日にシャルパンティア選手の地元、フランスのマニクールで開催される。現在のポイントは、トップのカーテン選手が187ポイント、2位シャルパンティア選手(169ポイント)、3位ソフォーグル選手(137ポイント)、7位ティベリオ選手(74ポイント)、12位藤原選手(30ポイント)となっている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、アレックス・バロス選手(Klaffi
Honda)がヒート1で初優勝を遂げ、ヒート2でも2位に入った。WSBのチャンピオンは今回トロイ・ベイリス選手(ドゥカティ)に決定したが、マニュファクチャラーズタイトルの方はまだ決まっていない。
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