'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第9戦が9月3日にオランダのアッセン・サーキットで行われた。
大雨の中で行われたレースでは転倒者が続出し、中盤で赤旗中断となった。結局、2部制となり、合算タイムで順位が競われた。
今回優勝したのはWSSルーキーのトルコ人ライダー、ケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)。予選で9番手だったソフォーグル選手は前半戦で圧勝し、合算タイムでも、2位のケビン・カーテン選手(ヤマハ)に約4秒差をつけて、初優勝を達成した。
ポールポジションからスタートしたセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)は、前半戦では不調だったが、後半戦ではトップでゴールした。しかし、合算タイムで4位に終わっている。
予選を4番手で通過したヨアン・ティベリオ選手(Megabike Honda Team)は、前半戦の10周目、トップグループにつけていた際に転倒して戦列を去った。しかし来週、ドイツのユーロ・スピードウェイ(ラウシッツ)で行われるレースには出場できる。
今年は負傷に泣き、合計で4戦欠場している藤原克昭選手(Megabike Honda Team)が久しぶりにカムバックを果たした。しかし、藤原選手は雨の中で苦戦し、17位に終わっている。
ちなみに大荒れとなった今回のレースでは、17名のライダーがリタイアした。
9戦を終えて、今回カーテン選手が2位に入ったため、ランキングトップはカーテン選手(151ポイント)となり、シャルパンティア選手Honda、(144ポイント)は2位に後退した。ランキング4位にはロビン・ハームス選手(Honda、94ポイント)がつけており、ソフォーグル選手(92ポイント)はランキング5位に浮上。残りは3戦である。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ミッシェル・ファブリツィオ選手(DFX Treme)がヒート1で3位に入っている。
次戦は9月10日にドイツのユーロ・スピードウェイ(ラウシッツ)で開催される。
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