'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第8戦が8月6日にイギリスのブランズハッチ・サーキットで行われた。
'05年のWSSチャンピオン、セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)は、23周のレースのうち、終盤はスタミナ不足のためペースを落とさざるを得なくなったものの、6位に入り、ランキングトップのポジションをキープした。
6月12日にチェコのブルノでタイヤテスト中に転倒し、鎖骨と骨盤を骨折したシャルパンティア選手は、7月後半からレースに復帰している。今回の6位で、ポイント上はケビン・カーテン選手(ヤマハ)と同点となったが、優勝回数はシャルパンティア選手の方が多いため、ランキングトップをキープしている。
今回優勝したのはブロック・パークス選手(ヤマハ)。2位にカーテン選手が入り、3位にはケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)がトップと約2秒差で入った。今年からWSSに参戦しているソフォーグル選手が表彰台に上がるのは、これですでに3回目だ。ちなみに土曜日に行われた予選では、シャルパンティア選手が2位、ソフォーグル選手が4位とフロントローを獲得した。
残りは4戦だが、次のアッセンのレース(9月3日)まで約1カ月休みが入るため、その間にシャルパンティア選手の身体もさらによくなるだろう。
アグレッシブなライディングにより、3位に入賞したソフォーグル選手はランキングでも順位をひとつ上げて、今回12位に終わったヨアン・ティベリオ選手(Megabike Honda Team)と同点(67点)の7位となっている。ティベリオ選手は3列目から好スタートを切ったが、終盤タイヤが磨耗したため順位を落とした。
藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は左手首の骨折が完治していないため、今回も欠場となった。藤原選手の代替として出場しているシモーネ・サンナ選手は、今回は予選で16位と苦戦し、決勝レースではマシン・トラブルのためリタイアした。
第8戦を終えてランキングトップはシャルパンティア選手(131ポイント)、2位カーテン選手(131ポイント)、3位パークス選手(119ポイント)と続き、4位にはロビン・ハ―ムス選手(Stiggy Motorsports Honda)が87ポイントでつけている。6位はティベリオ選手(67ポイント)、7位はソフォーグル選手(67ポイント)だ。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)がレース1で2位、レース2で5位に入った。
第9戦は9月3日にオランダのアッセン・サーキットで開催される。
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