'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第7戦が7月23日にチェコのブルノ・サーキットで行われた。
ケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)が安定した、力強い走りで3位に入賞した。一方、ソフォーグル選手のチームメイトでランキングトップにつけるセバスチャン・シャルパンティア選手は、リアのトラクションの問題に悩まされ、11位に終わった。
それでも、今回シャルパンティア選手が獲得した5ポイントは非常に貴重なポイントである。なぜなら、シャルパンティア選手の最大のライバルであるケビン・カーテン選手(ヤマハ)が今回優勝して、ポイント差を詰めてきたからだ。
ソフォーグル選手はレース中ずっとトップ3につけ、表彰台を獲得した。これは開幕戦カタール大会で3位に入って以来の表彰台だ。
予選で2番手のタイムを出していたソフォーグル選手は、今回の3位入賞により、ランキングでも一つ順位を上げて8位になった。
予選で4番手だったヨアン・ティベリオ選手(Megabike Honda Team)は決勝レースでも4位だった。路面温度47℃という猛暑の中、トラクションの問題に直面していたティベリオ選手だが、2周目には2分06秒602というニューラップレコードをマークしている。
ティベリオ選手のチームメイト、藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は左手首の骨折が完治していないため、今回も欠場となった。藤原選手の代役に抜てきされ、前回のサンマリノ大会(ミサノ・サーキット)で2位に入ったシモーネ・サンナ選手(Megabike Honda Team)は、今回は予選で6位、決勝レースで9位となった。
7戦を終えて、ランキングトップは依然としてシャルパンティア選手(121ポイント)で2位がカーテン選手(111ポイント)。ほかのHonda勢では4位ロビン・ハームス選手(74ポイント)、6位ティベリオ選手(63ポイント)、8位ソフォーグル選手(51ポイント)、12位サンナ選手(27ポイント)、13位藤原選手(22ポイント)となっている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、レース1でジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)が2位、ミッシェル・ファブリッツォ選手(DFX Treme)が3位に入り、レース2ではファブリッツォ選手が2位に入った。
次戦は8月6日にイギリスのブランズハッチで開催される。
|