'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第6戦サンマリノ大会が、6月25日にイタリアのミサノで行われた。
昨年のWSSチャンピオンで、今シーズンもランキングトップにつけているセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)が、チェコのブルノで行われたタイヤテストの際に転倒し、鎖骨と骨盤を骨折したため、今回は代役でアリー・ボス選手が出場した。シャルパンティア選手はすでに鎖骨にプレートを入れる手術を受けており、7月23日にブルノで行われる大会には復帰できる予定だ。
藤原克昭選手(Megabike Honda Team)も前回のシルバーストーンで転倒し、以前傷めた左手首を再び傷めてしまったため欠場。代役として、以前はWSSにもレギュラー参戦していたシモーネ・サンナ選手が出場することになった。サンナ選手が2003年にミサノでマークしたラップレコードは、依然として破られていない。
予選で2番手のタイムを叩き出したサンナ選手は、23周で競われた決勝レースでもスタートから飛び出した。その後、マッシモ・ロッコリ選手(ヤマハ)に抜かれたサンナ選手は、最後までロッコリ選手を射程距離にとらえていたが、結局抜くことができず、0.242秒差で2位となった。
予選で9位だったケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)は、一時4位まで上がったが、目の前で転倒したライダーを避けようとして順位を落とし、最終的に8位でゴールした。
ボス選手は予選で23位だったが、決勝レースでは14位に入り、2ポイントを獲得した。ロビン・ハ―ムス選手(Stiggy Motorsports Honda)は5位に入り、チームメイトのヨハン・スティグフェルト選手は9位になった。
5月7日にモンツァで行われたイタリア大会で優勝したヨアン・ティべリオ選手選手(Megabike Honda Team)は、一時は5番手を走行していたが、トラモント・コーナーでソフォーグル選手をインから抜こうとして転倒。リタイアに終わった。
第6戦を終えて、ポイントリーダーは依然としてシャルパンティア選手(116ポイント)。2位のケビン・カーテン選手(ヤマハ、86ポイント)との差は30ポイントとなっている。ハームス選手(74ポイント)は4位、ティベリオ選手(50ポイント)は6位、スティグフェルト選手(42ポイント)は8位、ソフォーグル選手(35ポイント)は9位、藤原選手(22ポイント)は11位となっている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、ヒート1でジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)が2位に入り、ヒート2ではアレックス・バロス選手(Klaffi Honda)が2位に入った。
次戦は7月23日にチェコのブルノで開催される。
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