'06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第4戦が5月7日にイタリアのモンツァ・サーキットで行われた。
ここまでの3戦では'05年のWSSチャンピオン、セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)が3戦連続でポール・トゥ・ウインを達成してきたが、今回優勝したのは19歳のWSSルーキー、ヨアン・ティベリオ選手(Megabike Honda Team)だった。
今回もポールポジションを獲得したのはシャルパンティア選手だったが、決勝レースでジャンプスタートのペナルティでストップアンドゴーを課されてしまう。シャルパンティア選手は、11位でコースに復帰した直後にラップレコードをマーク。その後、一時コースアウトしたが、猛然と追い上げて3位でフィニッシュした。
ティベリオ選手は、ケビン・カーテン選手(ヤマハ)とトップ争いを繰り広げたが、中盤カーテン選手がリタイアしたあとは、2位につけるロビン・ハ―ムス選手(Stiggy
Motorsports Honda)との間に安全マージンを取った。ティベリオ選手は、最終的にハームス選手に1.924秒差をつけて初優勝を決めた。
2位ハームス選手、3位シャルパンティア選手となり、Honda勢は今季初めて表彰台を独占。マニュファクチャラー・ランキングでもヤマハに27ポイント差をつけてトップに立っている。
予選で7位だったケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)は1周目が終わった時点では20位だったが、その後追い上げて5位に入った。
藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は予選で3位に入り、上位を狙っていたが、3周目、5番手を走行中に他のライダーと接触し、リタイアに終わった。
今回はカーテン選手がノーポイントに終わったため、シャルパンティア選手(91ポイント)はさらにアドバンテージを広げ、カーテン選手(60ポイント)との差は31ポイントとなった。ランキング3位はハームス選手(52ポイント)、同4位はティベリオ選手(48ポイント)となっている。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、アレックス・バロス選手(Klaffi Honda)がヒート1で2位、ヒート2で4位に入った。
次戦は5月28日にイギリスのシルバーストーンで開催される。
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