World Supersports Honda Racing
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2006.05.07 Rd.04 イタリア
スケジュール
Rd. Date
01 2/25
カタール
02 3/5
オーストラリア
03 4/23
スペイン
04 5/7
イタリア
05 5/28
ヨーロッパ
06 6/25
サンマリノ
07 7/23
チェコ
08 8/6
イギリス
09 9/3
オランダ
10 9/10
ドイツ
11 10/1
イタリア
12 10/8
フランス
第4戦 イタリア
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ルーキーのティベリオが初優勝
決勝日:2006年5月7日(日)
会場:モンツァ・サーキット
リザルト&ポイント

 '06年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)第4戦が5月7日にイタリアのモンツァ・サーキットで行われた。

第4戦 イタリア
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第4戦 イタリア
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 ここまでの3戦では'05年のWSSチャンピオン、セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)が3戦連続でポール・トゥ・ウインを達成してきたが、今回優勝したのは19歳のWSSルーキー、ヨアン・ティベリオ選手(Megabike Honda Team)だった。

 今回もポールポジションを獲得したのはシャルパンティア選手だったが、決勝レースでジャンプスタートのペナルティでストップアンドゴーを課されてしまう。シャルパンティア選手は、11位でコースに復帰した直後にラップレコードをマーク。その後、一時コースアウトしたが、猛然と追い上げて3位でフィニッシュした。

 ティベリオ選手は、ケビン・カーテン選手(ヤマハ)とトップ争いを繰り広げたが、中盤カーテン選手がリタイアしたあとは、2位につけるロビン・ハ―ムス選手(Stiggy Motorsports Honda)との間に安全マージンを取った。ティベリオ選手は、最終的にハームス選手に1.924秒差をつけて初優勝を決めた。

 2位ハームス選手、3位シャルパンティア選手となり、Honda勢は今季初めて表彰台を独占。マニュファクチャラー・ランキングでもヤマハに27ポイント差をつけてトップに立っている。

 予選で7位だったケナン・ソフォーグル選手(Winston Ten Kate Honda)は1周目が終わった時点では20位だったが、その後追い上げて5位に入った。

 藤原克昭選手(Megabike Honda Team)は予選で3位に入り、上位を狙っていたが、3周目、5番手を走行中に他のライダーと接触し、リタイアに終わった。

 今回はカーテン選手がノーポイントに終わったため、シャルパンティア選手(91ポイント)はさらにアドバンテージを広げ、カーテン選手(60ポイント)との差は31ポイントとなった。ランキング3位はハームス選手(52ポイント)、同4位はティベリオ選手(48ポイント)となっている。

 併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)では、アレックス・バロス選手(Klaffi Honda)がヒート1で2位、ヒート2で4位に入った。

 次戦は5月28日にイギリスのシルバーストーンで開催される。

第4戦 イタリア
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コメント

ヨアン・ティべリオ選手(優勝)
「今日のレースは奇妙な感じがした。スタートはそんなに良くなかったけど、ラップタイムは良くて何人かのライダーを抜くことができた。藤原とビッジエッロ(ヤマハ)が接触したあとはハードに攻めた。その後、ハームスやカーテンと素晴らしいバトルをすることができた。最終的にハームスに約2秒の差がついたと知った時点で、そのギャップを保つことに集中した。フィリップアイランド以降頑張ってくれているチームに感謝したい」

セバスチャン・シャルパンティア選手(3位)
「今日は本当に長いレースだった。信じられないような16周だったよ。ジャンプスタートのペナルティを取られたあとは、トップグループに追いつくために必死の走りをしなくてはらなかった。何回かハードにブレーキングしすぎて、一回シケインでコースアウトしてしまった。それでも3位に入れて本当に嬉しい。僕のCBR600RRは素晴らしかったし、ピレリ・タイヤも良かった。シーズン序盤で苦労したティベリオが、今日優勝できて、良かったと思っている」

ケナン・ソフォーグル選手(5位)
「1周目のシケインでひとりのライダーが転倒した時、他のライダーもそれに巻き込まれた。僕も逃げ場がなくなって止まり、再び走り始めた時には24位だった。1周目を終えた時には20位になり、このままでいけばポイントは獲得できるかもしれないと考えた。他のライダーをどんどん抜いて5位に上がった時点で、4位に上がれると思ったのだけど、最終コーナーで別のライダーが僕にぶつかってきた。5位は悪くないけど、もっと良い結果が出せたはずだ」

藤原克昭選手(リタイア)
「ここまでの努力を考えると、今回のような結果は容認しがたいです。とてもがっかりしています。でも、チームメイトのヨアンが優勝できたことは、彼とチームにとって良かったと思います」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 Y.ティベリオ Honda 16 30:14.618
2 R.ハームス Honda 16 30:16.542
3 S.シャルパンティア Honda 16 30:18.873
4 M.ロッコリ ヤマハ 16 30:21.842
5 K.ソフォーグル Honda 16 30:22.117
6 S.イーストン ドゥカティ 16 30:23.633
8 J.スティグフェルト Honda 16 30:25.484
11 T.ラウスレート Honda 16 30:39.950
12 S. クルチアーニ Honda 16 30:40.096
18 T.ミクソブスキー Honda 16 31:03.940
19 M.プライア Honda 16 31:03.963
23 G.ルブラン Honda 16 31:45.872
RT S.ル・ガーレ Honda 12 23:42.426
RT T.タンストール Honda 11 21:20.589
RT 藤原克昭 Honda 2 3:48.679
【ライダー】 【マニュファクチャラー】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 91
2 K.カーテン ヤマハ 60
3 R.ハームス Honda 52
4 Y.ティベリオ Honda 48
5 B.パークス ヤマハ 38
6 M.ロッコリ ヤマハ 36
8 J.スティグフェルト Honda 28
9 K.ソフォーグル Honda 27
12 藤原克昭 Honda 16
14 S.ル・ガーレ Honda 12
17 T.ラウスレート Honda 8
18 W.デ・アンジェリス Honda 7
21 S. クルチアーニ Honda 4
25 T.タンストール Honda 3
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 100
2 ヤマハ 73
3 ドゥカティ 33
4 カワサキ 14
5 スズキ 7
ポイント一覧
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