2006年度WSS(スーパースポーツ世界選手権)開幕戦が2月25日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。
開幕戦を制したのは‘05年のWSSチャンピオン、セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)。CBR600RRに乗るシャルパンティア選手は、公式予選で2分03秒093を叩き出してポールポジションを獲得。さらにレース中に2分03秒921というラップレコードをマークし、2位のケビン・カーテン選手(ヤマハ)に約5秒の差をつけて優勝した。18周のレースのうち、シャルパンティア選手はすべての周でトップをキープした。
3位にはシャルパンティア選手のチームメイトでルーキーのケナン・ソフォーグル選手が入った。2005年スーパーストック世界選手権 Stock1000でランキング2位に入ったソフォーグル選手は、将来有望なトルコ人ライダーだ。
スタート直後にトップに立ったのは、予選で4位に入った藤原克昭選手(Megabike Honda Team)。しかし、藤原選手はすぐにシャルパンティア選手に抜かれて順位を落とした。その後、藤原選手は5周目に高速コーナーで転倒し、手首の舟状骨を骨折した。このため藤原選手は3月5日に開催される次戦オーストラリア大会を欠場することになった。
Megabike Honda Teamで藤原選手のチームメイトとなるヨアン・ティベリオ選手は、シーズンオフにサイクリングをしていて負傷し、開幕戦は欠場した。しかし、次のオーストラリア大会には出場する予定だ。
併催されたWSB(スーパーバイク世界選手権)開幕戦では、ヒート1でジェームス・トーズランド選手(Winston Ten Kate Honda)が優勝した。トーズランド選手はヒート2では4位となった。
昨年までMotoGPに参戦し、今年からWSBにスイッチしてきたアレックス・バロス選手(Klaffi Honda)は6位と7位に入っている。
第2戦は3月5日にオーストラリアのフィリップアイランドで開催される。
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