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レース
イタリア 第11戦 10月2日
イタリア
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レース情報
Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第11戦 イタリア
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ファブリッツォが4位に入る
決勝日:10月2日(日)
サーキット:イモラ・サーキット

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)第11戦が、10月2日にイタリアのイモラにあるオートドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)で行われた。

第11戦 イタリア
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 途中で雨が降ってきたため、2ヒート制(合算タイム)で行われたレースにおいて、Honda勢でトップに入ったのは、地元のミッシェル・ファブリッツォ選手(Team Italia Megabike)で、4位だった。13周で競われたドライコンディションのヒート1では、トップグループに迫っていたファブリッツォ選手だったが、ウエットコンディションのヒート2(8周)では、フロントのフィーリングがなくなり、ペースを落とすことになった。

 すでに世界チャンピオンとなっているセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)と、チームメイトの藤原克昭選手(Winston Ten Kate Honda)は、スタートラインにつくことができなかった。

 シャルパンティア選手は土曜日の予選でポールタイムをマークした直後に転倒し、肩の腱を痛めた。また、藤原選手は予選で1周も走ることができなかった。前を走行していた遅いライダーが、突然藤原選手のラインを横切ったため、藤原選手はこのライダーに追突。薬指を骨折し、顔面を強く強打してしまった。

 ファビアン・フォーレ選手(Team Italia Megabike)は、ヒート1で雨が激しくなるまでトップを走行していた。その後、フォーレ選手が転倒したためレースは中断。ヒート1の順位は中断前の周の順位となり、フォーレ選手もヒート2には出場することができた。しかし、ヒート1の時に大きなハイサイドを起こして転倒したフォーレ選手は、足の古傷をさらに痛めてしまい、2ヒートの合算タイムでは11位に終わった。

 今年からWSSに参戦しているタツ・ラウスレート選手(Honda)は、当初トップ10につけていたが、濡れた路面でハイサイドを起こし、もう少しで転倒するところだった。その後も雨で電気系統にトラブルが発生し、ミスファイヤーを起こしたため、上位15位までに入ることはできなかった。

 優勝したのは地元のドゥカティ・ライダー、ジャンルカ・ナンネッリ選手。2位にケビン・カーテン選手(ヤマハ)、3位アレッジオ・コラディ選手(ドゥカティ)と続いた。今回、藤原選手がノーポイントに終わったため、これでカーテン選手(167ポイント)のランキング2位が確定した。ランキング3位は、藤原選手(140ポイント)、フォーレ選手(131ポイント)、ファブリッツォ選手(122ポイント)の3人のHonda勢の戦いとなっている。

 スーパーバイク世界選手権(SBK)では、ランキング2位につけているクリス・バーミューレン選手(Winston Ten Kate Honda)がヒート1で優勝したが、雨が激しくなり、コースコンディションが危険になったため、ヒート2はキャンセルされた。この時点でトロイ・コルサー選手(スズキ)の世界チャンピオンが確定した。

 WSSとSBKの最終戦は、10月9日にフランスのマニクールで行われる。

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コメント

ミッシェル・ファブリッツォ選手(4位)
「ヒート1では、トップを走行していたライダーについていくことができたけど、ヒート2ではどうすることもできなかった。ウエットではマシンのフィーリング、特にフロントのフィーリングがなくなってしまったんだ。クラッシュしたくなかったので、ペースを落としたんだ」

ファビアン・フォーレ選手(11位)
「トップ争いから11位まで落ちてしまい、とても残念だ。以前転倒した際に骨折し、プレートを入れたギヤチェンジ側の足を強打した。だから、ヒート2ではギヤチェンジが満足に行えなかったし、コースコンディションも悪かったので、ペースを上げることができなかった」

セバスチャン・シャルパンティア選手(DNS)
「昨日の予選でポールタイム(1分52秒557)をマークした直後に転倒してしまい、決勝レースに出場することができず、とても残念だ。アクアミネラーリ・コーナーでワイドにはらみ、グリーンの上で軽く転倒しただけだったのに、肩の腱を痛めてしまった。来週の最終戦は、僕の母国フランスで行われるので非常に重要な大会だ。それまでに良くならないと困る」

藤原克昭選手(DNS)
「かなり速いペースで走行していた時に、目の前を遅いライダーが横切ったので、大きなクラッシュになってしまいました。今後はできるだけ身体を休めてから、マニクールのメディカルセンターでチェックを受けます」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 G.ナンネッリ ドゥカティ 21 42:55.695
2 K.カーテン ヤマハ 21 42:58.147
3 A.コラディ ドゥカティ 21 42:59.896
4 M.ファブリッツォ Honda 21 43:03.660
5 B.パークス ヤマハ 21 43:06.201
6 A.アントネロ カワサキ 21 43:25.520
7 A.ボス Honda 21 43:37.459
8 J.スティグフェルト Honda 21 43:42.969
9 C.マリオッティーニ Honda 21 43:44.191
11 F.フォーレ Honda 21 44:10.662
13 T.ミクソブスキー Honda 21 44:11.599
14 S.ペンナ Honda 21 44:17.373
16 T.ラウスレート Honda 21 44:28.424
19 J.ラスコーズ Honda 21 44:51.048
20 S.チャンサップ Honda 21 44:57.844
RT S.サンナ Honda 13 25:15.120
RT R.ハームス Honda 12 22:49.794
RT S.シャンボン Honda 11 21:02.197
RT T.ハーララ Honda 6 11:51.844
RT RJ.ウルタード Honda 1 2:02.604
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 210
2 K.カーテン ヤマハ 167
3 藤原克昭 Honda 140
4 F.フォーレ Honda 131
5 M.ファブリッツォ Honda 122
6 B.パークス ヤマハ 100
7 S.シャンボン Honda 86
10 T.ラウスレート Honda 56
12 J.スティグフェルト Honda 48
13 R.ハームス Honda 34
17 C.ジョーンズ Honda 18
18 W.ディーメン Honda 17
19 S.ル・ガーレ Honda 15
20 A.ボス Honda 12
21 T.ミクソブスキー Honda 12
23 S.サンナ Honda 10
25 C.マリオッティーニ Honda 9
27 C.クラッチロー Honda 6
29 T.タンストール Honda 6
30 A.トード Honda 5
32 P.ツコペック Honda 5
39 S.ペンナ Honda 2
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マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 254
2 ヤマハ 167
3 ドゥカティ 110
4 スズキ 79
5 カワサキ 35
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