スーパースポーツ世界選手権(WSS)第10戦が、9月11日にドイツのユーロ・スピードウェイで行われた。レースは10周目に雨のため一時中断され、2ヒート制となり、合計タイムで順位が決定された。
実際にはコースの大半が乾いていたのにもかかわらず、“ウエット・レース”と宣言されたヒート2で勝ったファビアン・フォーレ選手(Team
Italia Megabike)は、合計タイムで3位となった。
前回のオランダ大会でチャンピオンを決めたセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston
Ten Kate Honda)は、前日の予選で今季9回目のポールポジションを獲得したが、ヒート1でケビン・カーテン選手(ヤマハ)とブロック・パークス選手(ヤマハ)を追い上げている最中に転倒し、リタイアとなった。
結局、優勝したのはカーテン選手で、2位がパークス選手となった。Honda勢以外のライダーがWSSで優勝したのは、2004年のシルバーストーン以来のことである。
藤原克昭選手(Winston Ten Kate Honda)は両ヒートで奮闘し、4位となった。5位にはミッシェル・ファブリッツォ選手(Team
Italia Megabike)が入り、タツ・ラウスレート選手(Honda)が9位に入った。
今回は転倒してしまったが、シャルパンティア選手はすでにチャンピオンを決めている。しかし、ランキング2位には今回優勝したカーテン選手が浮上し、藤原選手は7ポイント差の3位に後退した。フォ−レ選手はランキング4位、ファブリツィオ選手5位、ラウスレート選手9位となっている。
スーパーバイク世界選手権(SBK)では、ランキング2位につけているクリス・バーミューレン選手(Winston
Ten Kate Honda)がヒート1で優勝。ヒート2でも2位に入り、ランキングトップのトロイ・コルサー選手(スズキ)とのポイント差をさらにつめた。
次戦は10月2日にイタリアのイモラで行われる。
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