スーパースポーツ世界選手権(WSS)の第9戦が9月4日にオランダのアッセンで行われた。セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston
Ten Kate Honda)が2位に入って20ポイントを獲得し、3戦を残してチャンピオンに決まった。
5人のライダーがトップ争いを展開した16周のレースで優勝したのは、ファビアン・フォーレ選手(Team
Italia Megabike)。フォーレ選手にとっては、今季初優勝となった。
2位のシャルパンティア選手に続いて、3位にはミッシェル・ファブリッツォ選手(Team
Italia Megabike)が入り、Honda勢が表彰台を独占した。ファブリッツォ選手は予選中に2度転倒し、ギアチェンジをする左側の足を痛めていたが、決勝レースでは善戦した。
ランキング2位につけている藤原克昭選手(Winston
Ten Kate Honda)は2度コースアウトしたため、4位のケビン・カーテン選手(ヤマハ)に続いて5位に終わった。
8位争いは6人のライダーによって繰り広げられ、今年からWSSに参戦しているタツ・ラウスレート選手(Honda)が9位に入った。
3戦を残してシャルパンティア選手(210ポイント)はランキング2位の藤原選手(127ポイント)に83ポイント差をつけて、チャンピオンに決定した。
今季ここまで9戦を消化して、シャルパンティア選手は6勝を挙げている。9戦で獲得できる最高ポイントは225ポイントだが(25ポイント×9戦)、シャルパンティア選手は、実に210ポイントを獲得している。さらにポールポジションを獲得した回数は、今回を含んで8回。9戦の合計周回数は186周だが、そのうち154周でシャルパンティア選手はトップを走行した。
Winston Ten Kate Hondaにとっては、4年連続のWSSタイトル獲得となる。2002年には今回のウイナー、フォーレ選手がチャンピオンになっており、2003年にはクリス・バーミューレン選手、2004年にはカール・マガリッジ選手がタイトルを獲得している。
スーパーバイク世界選手権(SBK)では、ランキング2位につけているクリス・バーミューレン選手(Winston
Ten Kate Honda)が両ヒートで優勝。ランキング首位につけているトロイ・コルサー選手(スズキ)とのポイント差をつめた。
次戦は9月11日にドイツのユーロ・スピードウェイで行われる。
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