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レース
オランダ 第9戦 9月4日
オランダ
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レース情報
Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第9戦 オランダ
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シャルパンティアがタイトルを獲得。Honda勢は表彰台独占
決勝日:9月4日(日)
サーキット:アッセン・サーキット

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)の第9戦が9月4日にオランダのアッセンで行われた。セバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)が2位に入って20ポイントを獲得し、3戦を残してチャンピオンに決まった。

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 5人のライダーがトップ争いを展開した16周のレースで優勝したのは、ファビアン・フォーレ選手(Team Italia Megabike)。フォーレ選手にとっては、今季初優勝となった。

 2位のシャルパンティア選手に続いて、3位にはミッシェル・ファブリッツォ選手(Team Italia Megabike)が入り、Honda勢が表彰台を独占した。ファブリッツォ選手は予選中に2度転倒し、ギアチェンジをする左側の足を痛めていたが、決勝レースでは善戦した。

 ランキング2位につけている藤原克昭選手(Winston Ten Kate Honda)は2度コースアウトしたため、4位のケビン・カーテン選手(ヤマハ)に続いて5位に終わった。

 8位争いは6人のライダーによって繰り広げられ、今年からWSSに参戦しているタツ・ラウスレート選手(Honda)が9位に入った。

 3戦を残してシャルパンティア選手(210ポイント)はランキング2位の藤原選手(127ポイント)に83ポイント差をつけて、チャンピオンに決定した。

 今季ここまで9戦を消化して、シャルパンティア選手は6勝を挙げている。9戦で獲得できる最高ポイントは225ポイントだが(25ポイント×9戦)、シャルパンティア選手は、実に210ポイントを獲得している。さらにポールポジションを獲得した回数は、今回を含んで8回。9戦の合計周回数は186周だが、そのうち154周でシャルパンティア選手はトップを走行した。

 Winston Ten Kate Hondaにとっては、4年連続のWSSタイトル獲得となる。2002年には今回のウイナー、フォーレ選手がチャンピオンになっており、2003年にはクリス・バーミューレン選手、2004年にはカール・マガリッジ選手がタイトルを獲得している。

 スーパーバイク世界選手権(SBK)では、ランキング2位につけているクリス・バーミューレン選手(Winston Ten Kate Honda)が両ヒートで優勝。ランキング首位につけているトロイ・コルサー選手(スズキ)とのポイント差をつめた。

 次戦は9月11日にドイツのユーロ・スピードウェイで行われる。

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コメント

セバスチャン・シャルパンティア選手(2位-今季チャンピオン決定)
「チャンピオンを取ったという実感がまだわかない。レースはとてもハードだった。予想していたとおり、カツアキ(藤原選手)が僕を抜いていった。でも、彼はギアチェンジの問題を抱えていたようで、何度もリアタイヤをスライドさせていた。ファビアン(フォーレ選手)とのバトルも楽しめた。僕も何度かギアチェンジにてこずった。でも、2位に入れて良かった。すばらしいレースだった。カツアキが僕の後ろだと分かっていたので、最後は無理して優勝を狙わなかった」

ファビアン・フォーレ選手(優勝)
「僕とセバスチャン(シャルパンティア選手)は親友だから、セバスチャンがチャンピオンを取ったことが本当に嬉しい。今年のセバスチャンは本当に素晴らしい走りをしている。僕の方はここまで苦戦していたので、今季初優勝を達成できて嬉しい。残りの3戦でも頑張りたい。僕のマシンもTen Kateのマシンと遜色がないほど良くなってきている」

ミッシェル・ファブリッツォ選手(3位)
「僕らのチームはまだできたばかりなので、今年初めの段階ではトップチームとのギャップは大きかった。でも、ここにきて、差はほとんどなくなってきている。僕らのチームの状況は今、とても良くて、今回はフォーレが優勝した。僕自身3位に入れて嬉しいし、土曜日の予選で2度も転倒したのに、マシンを修理してくれたチームスタッフに感謝したい」

藤原克昭選手(5位)
「今日は2度ほどきわどい瞬間がありました。1度はギアチェンジに失敗して、ギアがニュートラルに入ってしまい、もう少しでクラッシュしそうになった時です。もう1度はブレーキングに失敗して、コースアウトしてしまいました。この2度のミスがあったために表彰台を逃してしまいました。セバスチャン(シャルパンティア選手)と一緒に表彰台に上がりたかったです。セバスチャンのチャンピオン獲得を祝福します。今シーズンのセバスチャンは素晴らしい走りをしています」

タツ・ラウスレート選手(9位)
「今回はトップ10に入ろうと頑張った。次から次へといろいろなライダーと戦わなくてはいけなかったのでハードだった。このコースは僕が好きなコースなので、有利だったかもしれない。それにしても疲れ果てた」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 F.フォーレ Honda 16 34:37.800
2 S.シャルパンティア Honda 16 34:38.058
3 M.ファブリッツォ Honda 16 34:38.909
4 K.カーテン ヤマハ 16 34:39.180
5 藤原克昭 Honda 16 34:43.290
6 R.ハームス Honda 16 34:48.230
8 S.シャンボン Honda 16 35:03.392
9 T.ラウスレート Honda 16 35:03.448
12 J.スティグフェルト Honda 16 35:03.815
13 A.ボス Honda 16 35:03.817
17 T.タンストール Honda 16 35:28.178
18 N.ソーレンセン Honda 16 35:34.073
19 J.ベイジャー Honda 16 35:44.991
21 P.ツコペック Honda 16 35:48.095
RT S.ペンナ Honda 15 33:03.497
RT T.ミクソブスキー Honda 10 22:05.239
RT T.ハーララ Honda 8 17:41.746
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 210
2 藤原克昭 Honda 127
3 K.カーテン ヤマハ 122
4 F.フォーレ Honda 110
5 M.ファブリッツォ Honda 98
6 S.シャンボン Honda 76
10 T.ラウスレート Honda 49
12 J.スティグフェルト Honda 32
13 R.ハームス Honda 31
15 C.ジョーンズ Honda 18
16 S.ル・ガーレ Honda 15
19 W.ディーメン Honda 11
20 S.サンナ Honda 10
22 T.ミクソブスキー Honda 9
25 C.クラッチロー Honda 6
27 T.タンストール Honda 6
29 P.ツコペック Honda 5
31 A.ボス Honda 3
35 C.マリオッティーニ Honda 2
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マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 225
2 ヤマハ 122
3 ドゥカティ 76
4 スズキ 71
5 カワサキ 21
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