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レース
チェコ 第7戦 7月17日
チェコ
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レース情報
Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第7戦 チェコ
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シャルパンティアが今季5勝目を達成
決勝日:7月17日(日)
サーキット:ブルノ・サーキット

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)第7戦が、7月17日にチェコのブルノ(全長5.403km)で行われ、ポールポジションからスタートしたセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston Ten Kate Honda)が優勝した。シャルパンティア選手は、今季5勝目となる。

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 シャルパンティア選手にとって、今回のレースはいつものように先行逃げ切り型のレースではなかった。次から次へとライバルが猛攻をしかけてくるというハードなレースだった。

 最終的に、シャルパンティア選手はケビン・カーテン選手(ヤマハ)とトップ争いを繰り広げ、カーテン選手が転倒。2位に入ったミッシェル・ファブリッツォ選手(Team Italia Megabike)に4.429秒差をつけて優勝した。シャルパンティア選手は、レース中に2分07秒316というラップレコードも樹立した。

 2位に入ったファブリッツォ選手は、18周のレースのうち最初の1周だけはトップを走行したが、シャルパンティア選手のペースについていけずに後退した。ファブリッツォ選手と3位のジャンルカ・ナンネッリ選手(ドゥカティ)との差は1秒弱。4位に入ったのは、Hondaのプライベーター、ロビン・ハームス選手(Stiggy Motorsports)だった。

 シャルパンティア選手のチームメイト、藤原克昭選手は日本で行われた8耐用のテスト中に負傷し、今回は欠場した。藤原選手の代役として、イギリススーパースポーツ選手権で活躍しているクレイグ・ジョーンズ選手が出場。ジョーンズ選手は終盤まで3位を走行していたが、フロントタイヤのパフォーマンスが落ちてしまったため後退し、6位でフィニッシュした。

 フィンランド人のタツ・ラウスレート選手(Honda)は、リアタイヤが予想していたより早く摩耗してしまったために12位に終った。ファビアン・フォーレ選手(Team Italia Megabike)はリタイヤした。

 ライバルの藤原選手が今回欠場したため、シャルパンティア選手はさらにポイントリードを広げている。シャルパンティア選手が165ポイント、藤原選手が106ポイントと、その差は59ポイントとなった。フォーレ選手はランキング4位(74ポイント)、ファブリッツォ選手は5位(62ポイント)に浮上した。

 スーパーバイク世界選手権(SBK)では、クリス・バーミューレン選手(Winston Ten Kate Honda)が1ヒート目で8位、2ヒート目で3位に入った。

 第8戦は8月7日にイギリスのブランズハッチで行われる。

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コメント

セバスチャン・シャルパンティア選手(優勝)
「今回は厳しいレースだった。ケビン(カーテン選手)と最初から良いバトルをすることができた。でも、彼が途中で転倒してしまったのは残念だった。今回の優勝でポイントテーブルでも有利に立てたことは嬉しい。今回は予選でもポールポジションを獲得できたし、レースではラップレコードをマークして優勝するという完璧なウイークエンドだった。レースの終盤は、タイヤのグリップがなくなっていた。他のチームはすでにテストでこのコースを走っていたけど、僕たちは初めてだった。それでも勝てたので気分がいい」

ミッシェル・ファブリッツォ選手(2位)
「今回は2位に入れて嬉しいし、ランキングでも7位から5位に上がることができた。これでトップ3に入るという目標を達成したことになる。トップ争いをしていたシャルパンティアとカーテンについていこうとしたが、ラスト5周でフロントタイヤの摩耗が激しくなったので、最後の数周はナンネッリとの差を考えて走った」

クレイグ・ジョーンズ選手(6位)
「最後の数周までは問題なかったが、その後フロントエンドのグリップがなくなった。それまではハードに攻めていたし、コーナリングスピードも速かった。ナンネッリと3位争いをすることもできたけれど、無理をしないことにした。通常のイギリススーパースポーツ選手権のレースより距離が長かったけれど、フロントタイヤのグリップがなくなってしまったこと以外には、問題はなかった」

タツ・ラウスレート選手(12位)
「いつものように大変なレースだった。他のライダーよりリアタイヤのグリップがなかったように思う。コーナーの脱出で離されていた。今回はもう少し上位でフィニッシュしたかったが、タイヤのグリップが不足していたからできなかった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 S.シャルパンティア Honda 18 38:44.765
2 M.ファブリッツォ Honda 18 38:49.194
3 G.ナンネッリ ドゥカティ 18 38:50.131
4 R.ハームス Honda 18 38:52.738
5 J.フォレース スズキ 18 38:54.354
6 C.ジョーンズ Honda 18 38:54.547
7 S.シャンボン Honda 18 39:03.579
9 W.ディーメン Honda 18 39:07.174
11 J.スティグフェルト Honda 18 39:10.211
12 T.ラウスレート Honda 18 39:10.527
15 S.ル・ガーレ Honda 18 39:26.674
16 S.ペンナ Honda 18 39:26.777
19 S.サンナ Honda 18 39:30.762
20 T.ミクソブスキー Honda 18 39:33.812
22 T.ハーララ Honda 18 39:34.117
24 P.ツコペック Honda 18 39:51.122
25 P.オウダ Honda 18 39:51.270
27 L.ネドク Honda 18 40:24.097
RT F.フォーレ Honda 8 22:53.398
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 165
2 藤原克昭 Honda 106
3 K.カーテン ヤマハ 93
4 F.フォーレ Honda 74
5 M.ファブリッツォ Honda 62
6 B.パークス ヤマハ 60
8 S.シャンボン Honda 55
10 T.ラウスレート Honda 40
12 J.スティグフェルト Honda 27
13 R.ハームス Honda 18
15 S.ル・ガーレ Honda 15
17 W.ディーメン Honda 11
18 C.ジョーンズ Honda 10
19 S.サンナ Honda 10
21 T.ミクソブスキー Honda 9
26 P.ツコペック Honda 5
31 C.マリオッティーニ Honda 2
32 T.タンストール Honda 2
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 175
2 ヤマハ 93
3 ドゥカティ 67
4 スズキ 58
5 カワサキ 21
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