スーパースポーツ世界選手権(WSS)第6戦が、6月26日にイタリアのミサノ・サーキットで行われ、Honda勢が表彰台を独占した。
気温32℃という猛暑の中、優勝したのはセバスチャン・シャルパンティア選手(Winston
Ten Kate Honda)。2位にはポールポジションからスタートしたファビアン・フォーレ選手(Team
Italia Megabike)が入り、シャルパンティア選手のチームメイト、藤原克昭選手が3位となった。
レースは28周で競われ、最初の10周に関してはフォーレ選手がトップを走行した。その後、シャルパンティア選手がフォーレ選手に追いつき、2人は激しい競り合いを見せたが、シャルパンティア選手が0.496秒差のトップでチェッカーフラッグを受けた。シャルパンティア選手にとって、今回の勝利は今季4勝目となる。
藤原克昭選手は、序盤シャルパンティア選手とフォーレ選手の背後につけていたが、後半はタイヤが磨耗してしまったため2人に引き離されて3位でゴールした。4位に入ったケビン・カーテン選手(ヤマハ)との差は、約8秒開いていた。
ルーキーのタツ・ラウスレート選手(Honda)は、ほとんど最初から最後まで4人のライダーと接戦を繰り広げたが、最終的にトップと27秒差で10位となった。
イタリア人ライダーのミッシェル・ファブリッツォ選手(Team
Italia Megabike)は、今回も不運に見舞われ、1周走行したのちにチェーンがスプロケットから外れたためリタイアした。
今季4勝目を挙げたシャルパンティア選手は、ランキングでも140ポイントとなってリードを広げている。ランキング2位の藤原選手との差は34ポイントだ。フォーレ選手は同4位(74ポイント)、ファブリッツォ選手は7位(42ポイント)、ラウスレート選手9位(36ポイント)となっている。
スーパーバイク世界選手権(SBK)では、クリス・バーミューレン選手(Winston
Ten Kate Honda)が両ヒートで2位に入った。
第7戦は7月17日にチェコのブルノ・サーキットで行われる。ブルノでスーパーバイク世界選手権が行われるのは、1996年シーズン以来のことだ。
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