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レース
イギリス 第5戦 5月29日
イギリス
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Rd. 開催日
01 2/26 カタール
02 4/3 オーストラリア
03 4/24 スペイン
04 5/8 イタリア
05 5/29 イギリス
06 6/26 サンマリノ
07 7/17 チェコ
08 8/7 イギリス
09 9/4 オランダ
10 9/11 ドイツ
11 10/2 イタリア
12 10/9 フランス
第5戦 イギリス
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シャルパンティア優勝、藤原は9位
決勝日:5月29日(日)
サーキット:シルバーストーン・サーキット

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)第5戦が5月29日にイギリスのシルバーストーンで行われた。前戦で優勝した藤原克昭選手(Winston Ten Kate Honda)は、今回は9位に終わったが、チームメイトのセバスチャン・シャルパンティア選手が優勝した。

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 今回使用されたのは新たに設立された全長3.561kmのショートコース。土曜日に行われた予選では、シャルパンティア選手が1分28秒750をマークしてポールポジションを獲得した。藤原選手は予選中に転倒し、肩を痛めたため予選6位に終わった。

 決勝レースでシャルパンティア選手は終盤までケビン・カーテン選手(ヤマハ)の迫撃を受けたが、最終的にカーテン選手に2秒843の差をつけて今季3勝目を飾った。また、レース中、シャルパンティア選手は1分29秒027というファステストラップをマークし、これがニューラップレコードとなった。

 3位にはファビアン・フォーレ選手(Team Italia Megabike)がトップから20.4秒遅れで入った。4位は元世界チャンピオンのステファン・シャンボン選手(Honda)となった。

 終盤、藤原選手にとって手ごわいライバルとなったのはルーキーのタツ・ラウスレート選手(Honda)だった。ラウスレート選手は一旦シケインで藤原選手の前に出たが、スロットルを早く開けすぎてハイサイドしそうになり、再び藤原選手に抜かれた。その結果、藤原選手9位、ラウスレート選手10位でレースを終えた。

 イタリア人ライダーのミッシェル・ファブリッツォ選手(Team Italia Megabike)は、クラッチトラブルのため23周目にリタイヤした。

 5戦を終えた段階で、Winston Ten Kate Hondaはシャルパンティア選手が3勝、藤原選手が2勝と全勝している。ランキング・トップはシャルパンティア選手で115ポイント。ランキング2位の藤原選手(90ポイント)との差は25ポイントに開いた。4位はフォーレ選手で54ポイント。ファブリッツォ選手(42ポイント)は今回ノーポイントだったので、ランキング7位に順位を落とした。ラウスレート選手は30ポイントでランキング9位となっている。

 スーパーバイク世界選手権では、クリス・バーミューレン選手(Winston Ten Kate Honda)が両ヒートで4位に入った。

 第6戦は6月26日にイタリアのミサノ・アドリアティコで行われる。

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コメント

セバスチャン・シャルパンティア選手(優勝)
「ポールポジションを取って、ファステストラップをマークして、優勝できたのだから最高の週末だったといえるだろう。ケビン(カーテン選手)も良い走りをしていたけど、僕はずっとレースをコントロールできた。長くて厳しいレースだったけど、僕の体調はすごく良かったし、マシンの調子も最高だった。チームもリラックスしていてとても良い雰囲気だった。チームマネージャーのロナルド・テンケイトもプレッシャーをかけてこないので、とてもやりやすい。何よりもCBR600RRの調子がパーフェクトだったのが嬉しい」

ファビアン・フォーレ選手(3位)
「今シーズン2回目の表彰台に上がれて嬉しい。トップ争いをする2人についていきたかったが、2人ともとても速かったので確実に表彰台を狙った。ラスト数周では、ファブリッツォとシャンボンを抑えるのに必死だった。Winston Ten Kate Honda勢との差がほとんどなくなってきたので、次のミサノまで努力を続け、ミサノではさらに良い展開にしたい」

藤原克昭選手(9位)
「もちろん今回の結果にはがっかりしています。昨日の転倒で肩を痛めてしまいましたが、今朝マッサージを受けたのでレース中はそんなに痛みませんでした。グリッドは6番手とさほど悪くなかったのですが、ギアシフトに問題があったので、ギアをセレクトするのに苦戦してしまいました」

タツ・ラウスレート選手(10位)
「コーナーの脱出でずっと問題があった。最終ラップでは、藤原を抑えようとしたけど駄目だった。今回もハードなレースだったけど、ポイントを獲得できて嬉しい」

ミッシェル・ファブリッツォ選手(リタイア)
「前回のモンツァのレースに引き続き、今回もアンラッキーだった。ラスト4周の時にクラッチが壊れてしまったんだ。レースの途中から不調で、なんとかしてアジャストしようとしていたんだけど駄目だった。次のミサノは良く知っているコースで大好きなところなので、良い結果を残したい」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 ライダー マシン 周回数 タイム
1 S.シャルパンティア Honda 28 41:53.540
2 K.カーテン ヤマハ 28 41:56.383
3 F.フォーレ Honda 28 42:13.945
4 S.シャンボン Honda 28 42:15.903
5 B.パークス ヤマハ 28 42:18.363
6 B.ビネマン スズキ 28 42:25.550
9 藤原克昭 Honda 28 42:31.329
10 T.ラウスレート Honda 28 42:31.368
11 S.ル・ガーレ Honda 28 42:40.558
14 T.タンストール Honda 28 42:44.320
17 R.ハームス Honda 28 42:48.386
19 T.ミクソブスキー Honda 28 43:17.277
20 S.ペンナ Honda 28 43:17.320
RT P.ツコペック Honda 22 34:00.185
RT T.ハーララ Honda 22 34:00.232
RT M.ファブリッツォ Honda 21 31:43.129
RT C.ジョーンズ Honda 4 7:47.137
RT J.スティグフェルト Honda 2 3:09.188
RT C.クラッチロー Honda 2 3:29.690
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 S.シャルパンティア Honda 115
2 藤原克昭 Honda 90
3 K.カーテン ヤマハ 80
4 F.フォーレ Honda 54
5 B.パークス ヤマハ 49
6 S.シャンボン Honda 45
7 M.ファブリッツォ Honda 42
9 T.ラウスレート Honda 30
12 J.スティグフェルト Honda 19
13 S.ル・ガーレ Honda 14
15 T.ミクソブスキー Honda 9
20 P.ツコペック Honda 5
21 W.ディーメン Honda 4
25 T.タンストール Honda 2
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 125
2 ヤマハ 80
3 ドゥカティ 51
4 スズキ 38
5 カワサキ 10
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